宗教二世は 「AC of 宗教」だと思うのです。
ACoR (アダルトチルドレン・オブ・レリジョン(religion =宗教)
と呼ぼうと思います。
アダルトチルドレンは「ACoD」という言い方もあって
それは AC of dysfunctional family つまり「機能不全家族」で育ったという事です。
昨日書いたブログに詳しく載せました。
まだ読んでいない人は 是非読んでみてください。
この捉え方に気づいたのは、
斎藤学先生と西尾和美先生の本を読んだからです。
お二人とも、日本に「アダルトチルドレン」という概念を紹介した先駆者。
彼らの本を読んで 私は自分がアダルトチルドレンであると自覚しました。
それはもう、泣きながら読みました。
今までの生きづらさが、やはり 家族にあった。
それも、宗教という特殊な世界に生きる家族・親子関係の中にあった。
そうはっきり知りました。
宗教二世の心の内面と葛藤は
以前ブログに書いたようにこんな図式になっているのです。
この記事です
↓
そして わかったのは
「私は悪くない」
そう思うことがやっとできました。
私は罪悪感という鎖に縛られて何十年も生きていたのです。
ええ、分かっていました。
罪悪感を持って生きていることは。
でも、それは自業自得でしかたないこと、それだけの事をしたのだからと思っていました。
でも、どうやら、そうばかりではないようだ。
そうなるにはそれだけのことがあったのだ。
そう思えるようになったのです。
もちろん、簡単にはそんな風に思えませんでしたよ。
さんざん抵抗した挙句。
腑に落とせたのだと思っています。
だって、JWの宗教の教義は「自責的」だから。
全ての悪行は 己の心の悪 が招く。みたいな教えだったから。
悪いのは私。
苦しむのは自分の悪行が招いた自業自得。
そんな思いが心の中にデンと据え付けられてしまっていて
すぐに「お前が悪い」という声を発するのです。。。
機能不全の家庭で育つことの影響は その人の一生に付きまとうのです。
子どもの頃のことが やはり 間違いなく その人の生き方、考え方を左右するのです。
じゃあ、どうしたらいいのか。
まずは、気づくことだと思います。
自分がアダルトチルドレンであることを。
育った家庭は機能不全家族であったことを。
自分の生きづらさはそこから来ていることを。
気づいて初めて、自分を再生することができるのだと思います。
新しい私になる。
リスタートを切る。
宗教をやめてもまだなお 辛い人は「癒し」が必要です。
どこか具合が悪くて手当てが必要な時、まず必要なのはどこが痛いのかを知ることですよね。
だから、最初に必要なのは どこがどう辛いのかを知ること。
どこが悪いのか分からなければ、医者も治療ができないのと同じです。
調子が悪い自分のままで過ごすのはもったいない。
もったいなかった というのが還暦過ぎの私の実感です。
私たち宗教二世は 「ACoR」 です。
宗教により「機能不全」に陥った家庭で子ども時代を過ごし、大人になったACoRです。
アダルトチルドレン なのです。
自分のアンテナに引っかかった事だけでいいので読んでみてください。
≪宗教二世のための相談会≫
お休みしていましたが再開します。
スケジュール詳細は
ここからご覧ください。
☆某公的機関教育相談員10年間
(電話相談)
☆精神対話士 20年間
(対面相談)
☆私立幼稚園連盟相談員
今まで傾聴カウンセラーとして
およそ800件の相談を受けてきました。
これからのカウンセリングは
傾聴からもう一歩踏み込んで
≪自分の問題の根っこを見つけにいく≫
というスタンスでお聴きします。
自分の ”生きづらさ” が
どこから来ているのかを
様々な手法で見つけていきます。
本気で人生を楽にしたい方が
少しでもラクに生きていけるよう
心を込めて聴かせていただきます