ザルツブルグへ | George's Blog

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旅行に行った時の思い出を書いていこうと思っています。更新はあまりできませんが・・・

12日目

 

 霧は立ち込めていなかったが、まだ天気は悪い。こんなに晴天に恵まれなかったのは初めてだ。何かやったかな・・・?

 今日はザルツブルグに移動するだけ。ホテルにチェックインできるのは午後3時過ぎ。早くても街には昼過ぎに着けば良い。オーナーに相談すると、だったら近くの山の頂上までケーブルカーで行けばと言う。何でもそこからの眺めは最高らしい。

 チェックアウトをして、ゴッドマザーに挨拶をし、ペンションを後にした。そこから15分ほどのところにケーブルカーの駅がある。行ってみると結構な人がいた。しかし皆さんしっかりと登山靴を履き、それ相応の支度をしてきている。こっちは短パンに普通の靴。ケーブルカーで上に行くのみでも、チト舐めた格好だ。最近外国人の富士山への軽装登山が問題になっている。それが頭を過り、こんな格好で行ったら、他の人から奇異の目で見られるのは必至。しかも山の上は曇っていてコンディションはよくない。ということで乗るのを止めてさっさとザルツに行くことにした。来年は快晴を願う。

 さてザルツブルグまではここから1時間ちょいで行ける。しかし途中高速に入った途端大渋滞となっていた。来るときに反対車線でトンネル事故があり通行禁止となって、残された車が数キロも立往生になっていたのを思い出した。コンサートは夜だからまだまだ十分に時間はあると自分に言い聞かせながら運転を続けた。しかし思ったよりもノロノロながら進んでいる。なんてことはない3車線を1車線に規制している工事渋滞だった。渋滞は30分ほどで抜けることができ、結局1時間半ほどでザルツに到着した。

 車をミラベルプラッツの地下駐車場に停める。その後ミラベルプラッツ公園に行くことにした。実は登山の昼飯のために日本からレトルトごはんと同じくカレーを持ってきていた。登山は中止し残っていたし、重量もあって消費をしたかった。今朝ペンションを出るときに電子レンジで温めてもらって、準備万端。

 さすれば食わないわけにはいかない。公園のなるべく人通りがないベンチに座り、レトルトカレーをご飯にかけて美味しくいただいたのでした。こんなことをやっている日本人ならず、某国の方にもいないかもしれない。で 幸い注目はされなかった。カレーを食べながらのミラベルプラッツもなかなかオツではあった。


カレーベンチ


ミラベル公園








 その後は今日泊まるホテルの下見に行くことにした。ホントは昨年のホテルを利用するはずだったが、駐車場の件で色々とあってそこはキャンセル。旧市街のはずれにある自称?4つ星のホテルに変更した。ただそこへの車の乗り入れ場少々面倒なので、一度見ておくことにした。

 観光客は以前に戻り、旧市街は混み合っていた。それでも某国の方々が少ない分落ち着いてはいた。今回思ったのは韓国人の旅行者が目立っていたことだ。20年くらい前の日本人の団体さんやファミリー旅行ってところ。オバサンが声がやたらデカく目立っていた。



大聖堂


ザルツブルグ祝祭大劇場入り口


ザルツァッハ川


ホテル ザッハー 


大劇場横のカラヤンプラッツ


カラヤン氏健在


 ホテルに駐車場を予約すると、その返信に「ホテルに来るまでにゲートがあって、そこでインターフォンを押す。そこで案内をするので、注意して欲しい」と。レセプションで車で来る方法を聞くと、なるほどそこから200mほど離れたところにゲートがあり、可動式のポールがたっている。インターフォンでホテルのベルを鳴らすとフロントに繋がり、そこで指示があるということが分かった。そんなに難しいことではなかった・・・と思ったが。

 チェックインは午後3時過ぎは変わらないので、そのまま旧市街を散策することにした。何度も来ているので、みるところはないのだが。

 午後3時前に最初の駐車場に行き、そこからホテルに向けて移動した。先ほどのゲートに着くと、既に前に1台いてインターフォンを押している。しかし何かトラブっている。女性が何度もベルをおしたり、車を前後に移動したりとにかくあたふたしているのだ。うん?これは何かある。しばらくしてゲートのポールが下り、その車は前に進み僕の番になった。

 早速ホテルのボタンを押してみる。すると何やら音楽が流れ、ドイツ語でアナウンスあり。とにかく行き先のボタンを押せと言っている。ホテル名のボタンを押すと女性の声がする。姓を言うと、番号を言い出した。最初が聞き取れずもう一度聞き直してとにかくその番号を押してみる。しかしポールは下りない。既に僕の後ろには次の車が待っていて、焦るのだがどうしようもない。もう一度インターフォンを押して開かない旨を言うと、車の前輪がその場所にかいてあった白線を踏んまないといけない。そういうことは大事なことなのだから、看板でも立ててオケ!って思ったけど、白線に前輪を移動し言われた番号を押すと、ようやくポールが下りてくれた。大した時間でなかったけど、胸を撫でおろしたのは言うまでもない。ホテルの前で荷物を下ろし、指定された駐車場に車を移動した。

 4つ星というホテルだったが、部屋が狭く、眺めも悪く、エアコンなし。ザルツブルグの旧市街のホテルだから仕方ないものの、これで1泊2万円以上って気分はへこむ。

 今宵のコンサートまでは時間があったので、狭い部屋でゆっくりすることにした。


外観は立派な四つ星ホテル


 オペラについては次回に書きます。