#51 1人の人間がもがき苦しむ姿 | サラリーマン弁護士がたまに書くブログ

サラリーマン弁護士がたまに書くブログ

2019年7月にうつ病を発症したことをきっかけにブログを始めたサラリーマン弁護士が、書きたいことをたまに書いています。

今日は,僕が治療中のうつ病について,少し書きます。(今日から題名に番号つけました。)

 

僕は,精神疾患なんて初めてです。

(このブログでは繰り返しお伝えしていますが,僕の持論としては,うつ病は,その症状としては精神疾患ではあるけれども,その原因は性格や考え方などの「心」ではなく,筋肉の緊張や骨盤・頭蓋骨の歪みという「身体」にあると考えています。詳しくはこちら。)

 

「精神疾患」とひとくくりにするべきではないほど,人それぞれ,いろんな症状が現れると思います。

 

うつ病になる前は,精神疾患なんて,どんな症状が出るか想像したこともないし,むしろ,精神疾患になるなんて,「根性が足りない」とか「メンタルが弱いせいだ」とか,そんなことを思ってしまう方でした。

 

でも,なってわかった。

 

根性論でどうにかなるもんじゃないし,根性論すら心から消えてなくなるほどつらい。

 

うつ病(精神疾患)は,めちゃくちゃつらい。きつい。

本当に,どうかしてるくらいきつい。

 

こんなブログなんて書いてられない(というか,書く気力なんて起きないほどつらい。)。

 

とはいえ,「つらい」,「きつい」だけじゃよくわかりませよね(笑)

 

中には,「うつ病になった人の気持ちは,本人しかわからない!」と思って,他の人に伝えることを躊躇する人もいると思います。

 

僕だって,そう思いますよ。

「僕の気持ちなんて,誰にもわからない!」

「同情なんてするな!」

「惨めな目で見るな!」  

 

こんなこと思いますよ。

 

でも,それはそれで思考停止じゃありませんか?

 

もうそんな思考停止やめましょうよ。

思考停止で,「普通(と思われている何かしら)」に従った結果,うつ病を発症したのだから

 

(少なくとも,僕はそう思っています。)。

 

自分の心を解きほぐして,つらい気持ちを言葉にしてみようと思います。

「自分の気持ちなんて誰にもわからない!」なんて思うのはやめようと思います。

そんなこと思っちゃうと,自分で気持ちを言葉にすることを拒否してしまって,自分でも,どんな気持ちなのかわからなくなっちゃいますからね。

 

もし,このブログを読んでいるあなたが,現在進行形で精神疾患にとても苦しんでいるのであれば,気持ちを言葉にするのは,くれぐれも調子がよくなってからにしてくださいね。

僕は,だいぶ調子がよくなってきているから,こんな形でブログを書くことができているわけで,調子が悪かったら,僕だって自分の気持ちを考える余裕なんてありませんよ。

 

さて,

 

僕の場合,うつ病の症状は,不安と恐怖です。

 

とにかく,不安でした。不安なんです。

 

不安・不安・不安

 

からの恐怖・恐怖・恐怖

 

不安→恐怖→不安→エンドレス

 

暗い夜が怖い。外から聞こえる電車の音が怖い。(我が家はすぐ横が線路で,夜中も貨物列車が頻繁に通ります。)

とても過敏になっています。脳が自分を守ろうと必死なんです。

とにかく,交感神経を高ぶらせて,いつでも自分を守れるように身構えています。

 

本来,自分の家は,ゆっくり過ごしていいはずです。安心していい。

誰も襲ってこないし,電車の音がどれだけうるさくても,脱線して自分の家に突っ込んでくることなんてありません。

 

でも,そんな判断ができない。

全部全部怖い。不安。

怖い→不安→怖い→不安

 

怖くて怖くて,母親や彼女に電話するわけです。話していないと怖い。

 

話していても怖い。

 

ずっと,何時間も付き合わせます。

自分が自分じゃないようで怖い。

 

そして,この不安は,中途覚醒がきっかけでした。

7月10日から休職しているのですが,その日の夜,いつもの通り,僕は寝付きました。

仕事のことでかなり焦ってはいたのですが,それはいつものことなので,そんな焦った気持ちを抑える方法なんて,とっくの昔に習得していましたからね。

いつもの通り,布団に入り,眠りにつきました。

 

でも,午前1時半に目が覚めて,それから全然眠くない。

身体はクタクタで,首のコリはひどいし,肩もパンパン。(まあ,これはずっとなんですけど。)

 

僕は,睡眠に不安を抱えたことなんてありませんでしたから,眠れないなんて恐怖・恐怖

 

それから,さっき書いたような,エンドレス不安→恐怖。

 

(よくよく思い出してみると,この数か月から,目覚ましの前に起きたりとか,眠ったのに夜中に目が覚めてしまうとか,そんなこともありました。

でも,まあ,目覚ましの前に起きても,それが何時間も前ではありませんでしたし,夜中に目が覚めても,すぐ寝付けていましたから,そんなに気にすることはありませんでした。)

 

僕は,仕事を休んで,9月末まで実家で過ごしました。

(正確には,7月15日に実家へ戻り,一旦は7月20日に一人暮らしの自宅へ戻ったのですが,再び↑の症状が出たので,7月21日,実家へとんぼ返りしました。)

 

実家へ戻ると,戻った当初は,怒りの感情と悲しみの感情がころころ入れ替わって出てきました。

 

たくさん怒って,その直後に悲しくなってたくさん泣きました。

 

両親に対して怒る理由は,「お前らがちゃんと子育てしてなかったんだ!」みたいなもので,反抗期かよというツッコミを入れざるを得ないようなものがほとんどです。

 

悲しい理由は「ああ,なんで両親はとても立派なのに,僕はこんなにダメなんだろ」という思いですね。悲しくて悲しくて涙が止まりませんでした。

 

(こういった両親への思いは,やっと親離れできたので,解消済みと思っています。

親だって1人の人間なんだから,親だからといってそれだけで当然に立派な人間というわけじゃない。そして,当たり前だけど,両親がどう思うかなんて関係なく,自分の判断で,自分の好きなように生きていい。今は,そういったことが分かるようになりました。)

 

 

怒ったり,そして,悲しくて泣いたりを繰り返してました。

 

それも波があるんですよ。

泣いたら安定し,安定したと思いきや,また怒ったり,

そして泣いたり。

 

ただ,実家に帰った当初は,環境が変わったことが大きかったのか,ゆっくり眠れていました。

 

泣きつかれて眠った日もたくさんありました。

 

でも,実家で過ごす期間が長くなってくると,なんか眠れない日があるんですよね。

 

これがつらい。

 

僕の場合,寝付きが悪いとか,中途覚醒という症状がトリガーとなって,不安や恐怖がぶわーっと襲いかかってきます。

 

また眠れない

治ってきたと思ったのに,なんで眠れないんや?

全然治ってないのか。

どうすりゃいいんや

眠りたいよ。

今日,特別に何かしたわけじゃないのに。

どうして。どうして。どうして。

怖いよ。怖いよ。怖いよ。

夜眠くなるようにウォーキングもしたよ。

この前は,これで眠れていたのに,どうして今日は眠れないの?

何が悪いの?僕の何がいけないの?

 

どうして僕ばっかり?

僕はただ一生懸命だっただけなのに。

 

この「一生懸命だっただけなのに」という感情は,当初よく思いましたね。

この気持ちを抱いて,何回も泣きました。悲しくて悲しくて。

 

でも,今はこんな気持ちありませんね。

そもそも「一生懸命だったのに」なんてとても恩着せがましい(笑)

自分の好きなことだけやってりゃいいのに,「自分はやりたくないことに耐えて一生懸命やってきたのにぃ」なんて,何様のつもりだよと思います。

 

自分の人生,好きなことだけやってりゃいい。

好きなことだけやるにも短すぎるのが人生。

 

今日も時間が足りない足りない

(なんか,休職してると「暇でしょ?」という質問を受けるけれど,そんな質問する方は,うつ病気をつけたほうがいいと思います。だって,その質問の前提には,「毎日やりたくもない仕事をしていて,休みの日も,やりたくもない仕事をやるために寝て過ごすばかりで,仕事以外に人生使っていない」という考えがあるからです。↑の質問は,「やりたくもない仕事もしていないし,ということは,仕事のために休む必要もないから,どんなことしてるか想像できないんだけど?」という質問なんです。仕事=「やりたくもないもの」じゃないし,仕事の時間以外も人生だし,そもそも,仕事の時間こそ,人生そのものだということを,教えてあげたいです。)

 

今日も,楽しい楽しい簿記の勉強をして,このブログを書いて,とても充実した人生です。

 

もちろん,挑戦したい気持ちもあるので,この日々の積み重ねは,挑戦につながっています。

 

 

「今の時代は,ストーリーに価値がある。」

 

これは,西野亮廣さんの言葉ですが,もしそうだとしたら,僕のストーリーにも価値がある。

 

このストーリーの中で,うつ病エピソードは,かなりの比重を占めると思います。

 

だからこそ,さらけ出していきます。

 

リスク(と思われるもの)をとって,突き進んでいきます。

 

これからも,僕の暴露話にお付き合いくださると,大変嬉しいです。

 

それではまた明日。

 

 

 

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