無與倫比的美麗 Incomparable Beauty 全40話

 

無與倫比的美麗は、日本語では比類なき美しさですね。誰のことかな、勿論彼女のことでしょう。
それとも、ドラマの中で前に向かって進む全ての人達を比喩しているのかな?

 

目標に向かって進む人たちの物語に復縁の愛情物語を織り交ぜた現代劇です。

 

 

 

古力娜扎と陳曉の主演と言うこともあって期待してみました。

内容は、ありきたりと言えばありきたりなのですが、毎回次回を期待して見ました。いつも並行して数種類のドラマを見ています、その中で真っ先に見るのがこのドラマでした。

中国では視聴率が不振だそうです。でも私的には、かなり行けてましたよ。

 

 

 

主人公たち

 

余佳恩(古力娜扎)

 

 

19歳から7年間青春を捧げた許耀に逃げられ、それから北京で3年仕事に打ち込んできました。

彼女は上司である銭総と良い関係にある張清の光譜營銷(マーケティング会社)との会議で営業提案に対してダメ出しをして首になってしまいました。

また、住んでいる家の大家から立ち退きを迫れ、家も仕事もなくした悲惨のな状況になります。

 

 

許耀(陳曉)

 

 

いつもかっこいい陳曉ですが、今回は結婚式の1週間前に逃げ出した”ゴミ男”を演じます。

ゴミはゴミでも意地と向上心を持って、前に進む男です。

今は北京で起業するために800万元の投資を受けて繁星科技を立ち上げます。

繁星は、有料会員制の衣服のレンタル会社です。

衣服のレンタル会社を立ち上げた理由は、成都時代に余佳恩との婚約披露宴会に着て行くのに体面を保てる服がなかったため、以後彼女に毎日綺麗な服を着せてあげると約束したことでした。

彼は、回収されるゴミなのかそれとも捨てられたままのゴミなのか何方になるのでしょうか。

 

 

張清(柳岩)

 

 

光譜營銷で顧客の意向に沿ったマーケティングの提案を行う部門を引きています。余佳恩とは顧客と委託元となりますが、光譜營銷の提案を切って捨てられます。

その後縁あって、余佳恩を自分の家に室友として住まわせ、また自分の部下として雇用することになります。

 

 

郝辰時(趙達)

 

 

許耀の友達、マーケティングの統括として起業された繁星に参加する。自由人みたいな発想と行動力で許耀をサポートします。

 

 

蘇藝(葉青)

 

 

許耀と共に繁星を起業した、最初の投資者は彼女の父親で、許耀は当初から彼女の自分に対する気持ちを分かっており、彼女を一つの金蔓として利用しました。

これが後々、騒動の元となって返ってきます。

 

 

 

二人の故事

許耀と余佳恩は、7年間付き合っていたのに結婚式の1週間前に結婚生活から逃げ出しました。

”何このクズ男、そんな時に逃げ出すか”。

それから3年北京で頑張ってきましたが、失業した余佳恩は故郷の成都に一時帰ります。

また、投資を受けた許耀も気分よく成都に帰るのです。

 

許耀は、成都に帰って友達の集まりに行くとそこで余佳恩と出会ってしまった。


周りの友達は、みんな二人のことを知っているのでびくびくしてる中で、余佳恩はウイスキーを飲み始める、許耀も一緒に飲み始める。

この夜から、彼らの再会の物語が始まります。


 

北京に帰り、許耀は繁星科技を立ち上げる、800万投資したのはパートナー蘇藝の父親でした、彼は彼女に何もないビルのフロアのどこに何の部門を作ってと夢を語るのです。
 

余佳恩は、面接を受けるがどこも採用には至らない。住んでいるところも大家の事情で追い出される。”悲惨すぎる”

彼女はなんと繁星科技から連絡を受けて面接を受けることになる。

 

 

 

まさかの面接

最初は担当との面接だったが、許耀、郝辰時、蘇藝の3人による面接となった。

許耀と余佳恩は真正面に座ると許耀は余佳恩にその場で「繁星科技」には合わないというSNSでメッセージを送ります。

 

彼女は面接の履歴書の婚姻関係の欄に「喪偶」(未亡人)と書いていました。

二十数歳で固く信じた人がいて、素晴らしい未来を約束してくれた。だけど。。。若かったのでゴミに出会った。私も、彼が回収できるゴミか、捨てられたままのゴミか分からない。

 

笑いながら言う余佳恩。”ツンデレかツンデレなのか?”

でも古力娜扎は、ツンツンは得意だけどデレを見たことないデレが欲しい。

一人笑う郝辰時を睨む許耀、それを見てほほ笑む余佳恩、”ざまぁー見ろ許耀”

 

後悔しているかと聞く許耀、後で起業と付け加えるが聞きたいのは自分たちの過去について。

彼女は「後悔してる」、更に当初は、素晴らしい生活を期待していたが結果は自分の生活をひどいものにしてしまった。

 

余佳恩は、繁星は私には合わないと言って去っていく。

 

 

 

不倶戴天の敵

許耀の従妹で余佳恩の親友の李念歡が、夫の浮気で別れると言って成都から北京にやってくる。

連絡を受けた許耀と余佳恩は飛行場の駐車場で鉢合わせになる。

3人は揉めながらも食事に行くが、李念歡が席を外した間にまた揉める二人。

許耀は最後に、昔も今も将来も君は大変重要な人だ、でも会えば不倶戴天の敵のように感じてしまう。

”じゃ、会わなければいいじゃない”。と強烈な一言で気の抜けた様になる許耀。

 

二人が帰った後で、許耀が、昔の携帯を取り出して結婚が迫っているところで逃げ出して時に余佳恩からのメッセージに自分で答えるシーンは、さすが陳曉だなかっこいいぞ。
結婚式の1週間前に逃げ出した”ゴミ男”にも言い分はあるということか。。。”回収されるかどうかは別だぞ。”

 

 

 

新会社に出社
張清の下に入った余佳恩であるが、その部門の人たちは、前の会社にいるときに自分がダメ出しした人達であった。誰も彼女を相手にしない。
林荔総監は、経理の余佳恩よりも職位は上、報告書類の内容ではなくてフォーマットに文句を言って怒鳴る、”こんなことでは上司として失格ではないか?”


繁星担当の余佳恩は、馬総(ブランドメーカー社長)にデータによる分析が重要だと力説するが、許耀に綺麗だが役立たずだと言われる。
実は、データによる分析こそが繁星としての一番の強みと言えるものだった。


会議の後で余佳恩は、張清に顧客(繁星)対して余計なことを言うなと怒鳴られる。
張清たちの会社は、委託元(甲方)からの要望に基づいて提案を行う委託先(乙方)であり、乙方が自分の考えで発言するな、あくまでも甲方の考えた方向に沿って発言しろと言うことを言いたかった張清。
余佳恩は、繁星の顧客(馬総)は、繁星が言うよりも第三者が言ったほうが信じ易いと考えて、会議で発言したことを説明する。

 

社内では浮いた存在であるがやはり出来ると張清の信頼は厚くなる。

 

 

 

許耀が3年前に去っていった理由
余佳恩に徐文松(李念歡の夫)から電話があり、李念歡を北京から帰らせろと、彼女の自由でしょと答える彼女。

お前たちが起業した時に金を貸した徐家の面子において要求すると彼は言う。
おかしく思った余佳恩は、徐家に電話を入れて直接当時のことを聞く。
許耀は、余佳恩に徐家から借りた金額は、30万と言っていたが、実際は120万であった。

当時余佳恩に負担をかけたくない為、許耀は敢えて結婚式の一週間前に逃げ出す”ゴミ男”となった。このことは彼女以外、みんな知っていたが誰も彼女には真実を伝えなかった。

この3年間で彼は全ての借金を返済した。
 

 

 

揉めてツンデレ
余佳恩が提案したCMに出演するはずの女優が当日来ない、家に行って見ると、彼女は失恋して気持ちがよくないと言って行かないと言う。


余佳恩は、彼女に対して説得するがそれでも行かない、彼女は怒り出すこのCMのために深夜まで働いた私達や貴方のマネージャーの気持ちを考えたことがあるか。 "カッコいいです!"

この女優とまた後で揉める事になります。


彼女は自分が女優の代わりをすることを決意して張清、蘇藝に連絡、彼女たちは大賛成、渋る許耀であったが結局同意。
余佳恩は、1日中食事もとらず、水も飲まずに撮影に没頭、撮影が終了して倒れる。居合わせた許耀は、彼女を抱き上げ郝辰時に車を用意させ病院に向かう。


このことを知った、蘇藝は郝辰時を引掛けて許耀と余佳恩が前に恋人関係であったことを喋らせます。


余佳恩のことを嫌っている林荔は、余佳恩と陸総(光譜營銷社長)がハグしている写真を撮り、陸総の夫人に送ると夫人は、会社のビルにやって来て余佳恩が来たのを見て彼女が夫を取ったと騒ぎ立てる。

会社の中ではこのうわさで持ち切り。林荔が社内では社長と、社外では顧客の社長とよろしくやって出世してると。。。

 


彼女は、許耀と会いもっと距離を置いて欲しいと頼むが、いつの間にか昔どちらが相手を愛していたかという話題に代わる。”お~ツンデレのデレが来た~~~~”


調子に乗って許耀が昔の携帯の余佳恩からのメッセージを表示すると彼女の態度が一変、私が自尊心もかなぐり捨てて送ったメッセージ、これを読めば帰って来てくれると思った。
読んでいたのに帰ってこなかったのね。。。去っていく彼女。
 

 

 

許耀と蘇藝のパートナーとしての対立関係

二人の会社の今後の方向性に就いての見解の相違、二人にとっての繁星設立の意義の違いから対立が表面化しだす。

二人の経営者としての相違点

許耀 一度起業に失敗して、潰れた時の借金返済の苦しみを味わっているから、潰れることへの恐れ、強迫観念から抗神経薬をたまに飲んでいる。
   顧客の実体験を重んじて、顧客に合わせたマーケティングの展開を考える
   最悪を考え悲観的
 

蘇藝 裕福な家庭の育ち、金で苦労したことは一度もない。だからパートナーの許耀の精神的プレッシャーが分からない。
   会社が潰れたらまた次があると考えており、許耀もそうだと思っている。けど彼には次は無い可能性が大きいと言うことが分からない。
   自分の論理的思考に基づき、顧客はこう思うからこう行動するに違いないと演繹してマーケティングの展開を考える
   楽天的というか、考えなくてもお父さんがどうにかしてくれた。

 

根本的相違点は、蘇藝は許耀が好きだが、許耀は余佳恩以外ありえないと言う男女関係に帰結する問題になってしまっている。

 

 

 

あれ、アレがアレしたの

余佳恩は、抗神経薬を飲んでいる許耀のことを心配している、ストレス発散の方法としてピエロのような見にくい顔になって許耀と共に踊りあかす。

 

Captured Image: If there is problem, please contact me.

 

屋上で踊って気分はHighになり、アレがアレしたが、心はそんな簡単には戻らない。。。

 

朝になって、余佳恩は何も言わずに出て行ったけど、少し冷静に考えさせというメッセージが入ったので望みはあるなと言う許耀の顔。。。
 

 

 

繁星の資金調達

蘇藝の父から15%の投資案が来ているが、許耀は拒否。将来蘇藝と袂を分かつことがあると時に無条件で従わなければならない。

 

そのため、繁星は、北京市融資路演(路演:株式発行前に発行体によって行われる機関投資家向けの説明会)で資金調達を目指して、許耀が発表する。


許耀は、本当はこの発表会で余佳恩に求婚するつもりでした、しかし関係者は皆反対でこの場での球根はあきらめたのです。

 

この発表により繁星は、万佳資本の投資を受けることが決まる。

しかしながら実際の投資は進んでいません、許耀は万佳資本の趙総に直接話をしに行きます。

繁星は株の構成比率の問題があって非常にリスクが高い。

投資とは、人への投資であり繁星をリードしているのは許耀であり、その許耀はが絶対的決定権を持っていないのはリスクが高い。蘇藝と結婚すれば別だがと。。。

趙総の忠告が重い「仲のいいころの人柄と人情を信じるな、ただ紙の上に書かれた字だけを信じろ。」
 

 

 

 

父親の死と会社の行方

許耀は、趙総に一時的に彼に全権を任すと言う協定書を締結してもらうことに成功して、郝辰時の株式と合わせて、蘇親子の持ち分を超えたことで会社の安定化のために蘇藝を辞めさせようとしたときに、成都の余佳恩から、許耀のお父さんが肺がんでもう危ないと連絡が入り、成都に帰り父に付き添います。

 

許耀が、今まで父は自分のことを面倒見てくれたが、俺は父に何をした、ここで起業の話は止めて父に付き添うことを決めます。

 

蘇藝は、CEOが業務遂行不可能となった時に自分に決定権があると言う会社の規則を根拠に、上海の会社から投資を受け入れ、株式の絶対数で許耀+趙総+郝辰時を上回り、繁星を自分のものとします。

 

許耀の父は亡くなり葬儀を済ませ、余佳恩と共に北京に帰ります。

 

そのころ繁星では、会社の崩壊の危機にありました、競争相手の唯衣派はデポジット無しで服をレンタルできるようにしました。

 

繁星の状況は悪くなる一方、蘇藝はやる気をなくしてこのままでは反撃もできない。経営者としての責任が、重くのしかかって来て、許耀も重圧に耐えていたのだろうかと呟くのでした。

 

会議では、郝辰時は辞めると言い、許耀が育てた技術の責任者も辞めると言いまた彼は技術人員の半分は止める言います。外圧と内部分裂でこのままでは繁星は確実に崩壊します。

 

その時、許耀が会議室に入ってきます。。。

 

彼は、株主会議を開催してある提案を行います。

 

この後、彼は繁星を危機から救えたのでしょうか?

 

彼と繁星の関係はどうなり、彼はどんな道を歩むのでしょうか?

 

 

 

 

私的にはこのドラマは好きです。

陳曉は、起業家としては熱く語りますが、恋愛では言うのは言うけどな。。。

また、もっとデレとした古力娜扎が見たかった。

 

陳曉は、クラブで踊るシーン、ピエロの鼻を付けて屋上で踊るシーン共に横に古力娜扎がいますが、彼女とのギャップが激しくて、全然様になっていません。

踊るのは彼女だけで十分です。

 

 

誰か実力あるプロデューサー殿:

今迄の古力娜扎は、その美貌と線の細さから添え物的な役ばかり、尖った役を彼女に与えて主演で起用してください、お願いします。(小小粉絲的願望)