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閉塞

ちいさな

すいそうのなかで

みんな

くちをぱくぱく

している

さんけつじょうたい

くるしい

げんいんをしってる

それは

みんな

おなじすいそうのなかに

いるんだと

かんちがいしているから



はじめから

べつべつなんだよ

おもいきり

こきゅうして

おもいきり

およぎまわれ

かけがえのないもの

おまえのせかいには

おまえしかいない

おまえがきえたら

おまえのせかいもなくなる

おまえがじぶんでけそうとしないかぎり

だれもおまえをけすことはできない

げんじつ とよばれているものは

おまえがまどからみている

ふうけいにすぎない

そのふうけいにおしつぶされるな

ただみつめ

みみをすまし

おまえのなかからうまれてくるものを

おまえのやりかたでそとになげろ

おまえのせかいでしかつくれないものを

おまえではないものたちにむかって

そうすることによって

おまえはむげんに

ひろがるだろう


風化

あの時代を

美しく良きものと

思っている者が多いようだが

そうは思えない

その時代の痛みは

味わった者にしか

わからない

通り過ぎたと思っていても

まだ終りではない

まだ

終ってはいないのだ

芋虫

叫ぶ声も持たず

救済の言葉も知らず

逃げる脚も

顔を覆う手も無く

光を捜す眼も

柔らかな旋律を

聴き取る耳も無い


そうなのか

本当にそうか

上と下を決めたのは誰か

右と左を決めたのは誰か

お前か


本当にお前か


この世界で

お前より

価値のあるものがあるか

この枷を

断ち切る力は

無いと思うか


この世界で

お前より

重いものが

あると思うか

螺旋

気の遠くなるような

回り道と思うか

ここは以前にも

通った道だと思うか

其の事に

意味があるのではないか

そうは思わないか

はじめから

解っていた

他の方法は

どのみち

無かったのだ

少しずつ

近づいていけばいい

其の

渦の

中心に

その混沌の前で

その混沌の前で

立ちすくむもの

美しさに打たれてか

余りの汚らしさに

慄いているのか

ただ

動けずに

固まっている

それが

苦しいのか

それが

愉しいのか

苦しいのが

愉しいのか

それすらも

解らない

確かなのは

其処に在ること

お前には見えて

お前には聴こえていて

お前だけが知っている事が

其処に在ること

お前が歌うべき歌が

語るべき言葉が

つくるべきもののかたちが

其処に在ること

好きなうた

お前のうたは

猥雑で汚く

粗野で下品

幼稚であざとく

扇情的

何処と無くひよわで

偽者臭く

俗っぽい

其処が

気に入っていたのだが


やっと

気づいたよ


お前が

泣いていた事に

蠢動

眼の前の風景

水の流れ

幾多の木々が

入り込んで来る

この感覚は

初めてだ

面白いな

唯 其処に在ると

微動だにせず

沈黙したまま

其処に配置されていると

そう思っていたが

絶えず

蠢いていたのか

もう少しで

声が聴けるかもしれない

もしかしたら

言葉が聴けるかもしれない

彼らの


嬉しい

立体迷路

広いフロア

四方から伸びている階段

人影は無く

気配だけの

密やかなざわめき

そのフロアを見下ろし

階段の途中に立っている

どの階段が

何処に通じているのかは

不明

いや

通じているかどうかも

疑わしい

なのに

不思議なほどの

平穏

多分其れは

何故ここに居るのか

解っているから

今になって

私は

貴方をずっと

どこかで軽んじ

嫌いもし

自分とは無縁のものだと

あっさりと切り捨て

忘れ去っていたが

実は

違っていた

それに気づくのに

これほど時間を要するとは

いや

必要だったのは

時間ではない

この

不意の訪れ

時間の経過に

意味はないのかもしれない

気づく事に

遅いも早いも

ないのかもしれない


貴方に

感謝と敬意を
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