永遠の謎
ひとが
生れ落ちた瞬間
世界は
永遠の謎になる
これを解けと
これを賛美し
これを敬い
これを畏れよと
呼ぶ声を聴く
なんと
周到な準備
なんと
儚く美しく
苛酷で無情な
エネルギーの流れ
様々な
数式で
言葉で
色で
音階で
世界の翻訳を試みる
成し得ても
成らずとも
その行為が答のひとつ
惜しむことも
悔いることも
大いなる計画の一部
時が満ちるまで
繰り返し続く
謎解きの旅
生れ落ちた瞬間
世界は
永遠の謎になる
これを解けと
これを賛美し
これを敬い
これを畏れよと
呼ぶ声を聴く
なんと
周到な準備
なんと
儚く美しく
苛酷で無情な
エネルギーの流れ
様々な
数式で
言葉で
色で
音階で
世界の翻訳を試みる
成し得ても
成らずとも
その行為が答のひとつ
惜しむことも
悔いることも
大いなる計画の一部
時が満ちるまで
繰り返し続く
謎解きの旅
去り行くひとびと
やはり
私は無力だ
小心で姑息
去り行くひとの
後姿を見送りながら
あらためて思う
今はただ
去ったひとを想い
私は私の
できることをしよう
私のなかに
去り行くひとびとの
面影を刻もう
私は無力だ
小心で姑息
去り行くひとの
後姿を見送りながら
あらためて思う
今はただ
去ったひとを想い
私は私の
できることをしよう
私のなかに
去り行くひとびとの
面影を刻もう
メメント
自分で幕を引きたいと
願う者は多いようだが
なかなかどうして
そう都合よくいくものじゃない
それは
一番望まぬ時に
一番望まぬかたちで
訪れるものだ
始まりと同様に
見えないものが
見えるようになり
必要でなかったものを
欲するようになり
手に入れたものを眺め
足りないものに気づく
そして
成すすべは無い
とても
シンプルだ
不服は言わないが
坐り込む気もない
とにかく
ここにヒトとして
居ることを
自分としては
気に入っている
ああ
そこにいるのか
もう少し待ってくれないか
私にもささやかながら
しておきたい事が
あるのでね
ヒトであるうちに
ヒトである事を
維持できるうちに
願う者は多いようだが
なかなかどうして
そう都合よくいくものじゃない
それは
一番望まぬ時に
一番望まぬかたちで
訪れるものだ
始まりと同様に
見えないものが
見えるようになり
必要でなかったものを
欲するようになり
手に入れたものを眺め
足りないものに気づく
そして
成すすべは無い
とても
シンプルだ
不服は言わないが
坐り込む気もない
とにかく
ここにヒトとして
居ることを
自分としては
気に入っている
ああ
そこにいるのか
もう少し待ってくれないか
私にもささやかながら
しておきたい事が
あるのでね
ヒトであるうちに
ヒトである事を
維持できるうちに
言葉
けして
口にしてはいけない
言葉が在る
余りに便利で
余りに広い意味を持ち
余りに美しい
それを口にすれば
総てが許される
目の前に
楽園が現出する
かのような
誰もが知っている言葉
使う度に
力を無くし
使う度に
毒に変わる
思い出せ
言葉のまえに
何が在ったかを
考えろ
その言葉の隙間から
零れ落ちたものを
口にしてはいけない
言葉が在る
余りに便利で
余りに広い意味を持ち
余りに美しい
それを口にすれば
総てが許される
目の前に
楽園が現出する
かのような
誰もが知っている言葉
使う度に
力を無くし
使う度に
毒に変わる
思い出せ
言葉のまえに
何が在ったかを
考えろ
その言葉の隙間から
零れ落ちたものを
断崖
お前は
最も危険な
綱渡りをしていると言うが
お前の背中には
命綱がしっかりと
結び付けられているように
私には見える
崖は 気づくとそこに在る
何処にでも
足を踏み外す危険は
何時も在る
ああ だから
美しいのか
ここからの眺めは
私の崖に
綱が張られた時
私はその眺めの美しさを
味わうことができるだろうか
美しいと
感じることができるだろうか
最も危険な
綱渡りをしていると言うが
お前の背中には
命綱がしっかりと
結び付けられているように
私には見える
崖は 気づくとそこに在る
何処にでも
足を踏み外す危険は
何時も在る
ああ だから
美しいのか
ここからの眺めは
私の崖に
綱が張られた時
私はその眺めの美しさを
味わうことができるだろうか
美しいと
感じることができるだろうか
誕生
おまえという種が
地にまかれ
いたいけな
双葉を出し
育ち始めたころを
私は知っている
長い歴史の
繰り返しのなかで
手から手へ
受け継がれてきたもの
それら総てが
おまえに託され
おまえはおまえの枝に
おまえの葉を繁らせ
おまえの花を咲かせ
おまえの実を結ぶ
なんという歓び
俯いて
感謝する
おまえの誕生を。
地にまかれ
いたいけな
双葉を出し
育ち始めたころを
私は知っている
長い歴史の
繰り返しのなかで
手から手へ
受け継がれてきたもの
それら総てが
おまえに託され
おまえはおまえの枝に
おまえの葉を繁らせ
おまえの花を咲かせ
おまえの実を結ぶ
なんという歓び
俯いて
感謝する
おまえの誕生を。
解体
あるはずだ
さがせ
とびらを
ひらけ
じぶんのてで
おまえは
じゆうだが
じゆうでなく
ひとりだが
ひとりでなく
むりょくだが
むりょくでない
おまえにあるのは
うちと そとだけ
むいみだが
むいみでない
はじまっておわる
かこからみらいへ
したからうえへ
こちらからあちらへ
めも
みみも
くちも
うがたれたあな
とりこんで
はきだし
せいせいし
しょうめつする
えらべ
じぶんで
つくれ
じぶんを
ひらけ
とびらを
じぶんのてで
さがせ
とびらを
ひらけ
じぶんのてで
おまえは
じゆうだが
じゆうでなく
ひとりだが
ひとりでなく
むりょくだが
むりょくでない
おまえにあるのは
うちと そとだけ
むいみだが
むいみでない
はじまっておわる
かこからみらいへ
したからうえへ
こちらからあちらへ
めも
みみも
くちも
うがたれたあな
とりこんで
はきだし
せいせいし
しょうめつする
えらべ
じぶんで
つくれ
じぶんを
ひらけ
とびらを
じぶんのてで
遠い未来に
散り散りに ばらまかれ
ひとつひとつが 巧妙に隠され
埋め込まれ
異なった時の
異なる場所で
私の言葉を 受け継ぐもの
その時は
その場所では
それと解らず
意味を成さず
役立つ事も無く
忘れられてしまっても
いつか
それらが
繋がりあった時
成就するもの
遠い未来に
託す夢。
ひとつひとつが 巧妙に隠され
埋め込まれ
異なった時の
異なる場所で
私の言葉を 受け継ぐもの
その時は
その場所では
それと解らず
意味を成さず
役立つ事も無く
忘れられてしまっても
いつか
それらが
繋がりあった時
成就するもの
遠い未来に
託す夢。
煌くもの
きら と光る
気づかずにいたものに
眼を奪われる
ああ
こんなにも
透明で清い
そして
痛々しいものの存在が
手荒く掴めば
たやすく
壊せそうだ
その叫びもまた
うつくしいに違いない
もう少し
眺めていようか
たかだか
限られた
この世界でのことだから
気づかずにいたものに
眼を奪われる
ああ
こんなにも
透明で清い
そして
痛々しいものの存在が
手荒く掴めば
たやすく
壊せそうだ
その叫びもまた
うつくしいに違いない
もう少し
眺めていようか
たかだか
限られた
この世界でのことだから
自切
壊された
わけではない
自分で
壊した
壊されるのを怖れ
その前に壊した
愚かだが
お前らにやるくらいなら
その方がましだ
好きにするがいい
それは只の肉片
私の一部だったもの
喰い散らされても
痛みは無い
馬鹿な奴ら
そんなものが欲しいか
呉れてやる
満足しろ
知らないだろう
それが何を意味するか
永遠に
お前らには解るまい
私は再び
造り始める
自分を
増殖させる
何度でも
私は
怖れない
わけではない
自分で
壊した
壊されるのを怖れ
その前に壊した
愚かだが
お前らにやるくらいなら
その方がましだ
好きにするがいい
それは只の肉片
私の一部だったもの
喰い散らされても
痛みは無い
馬鹿な奴ら
そんなものが欲しいか
呉れてやる
満足しろ
知らないだろう
それが何を意味するか
永遠に
お前らには解るまい
私は再び
造り始める
自分を
増殖させる
何度でも
私は
怖れない