自分らしい肩書きを創る | 集めない集客術「お客様引き寄せの法則」

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集客コンサルタント&NLPコーチ高取剛充。そのままのあなたらしさを魅力的に活かすブランディングと、ブログやSNSで人のつながりを作る共感信頼型マーケティングを、お伝えしています。

昨日お話しした、アイデアが浮かばないときの二つのルール。
1. 既存の型枠を無視する。
2. 原点に立ち返る。

どんな流れで
この二つのルールが適用されていくのか
新しい肩書きを創りたいというケースを
例にとって、
見ていきましょう。

一つ目。
~既存の型枠を無視する。~

その方は元フライトアテンダント。
現業でマナー講師をしています。

ですが、
研修や講師依頼で求められるのが、
お辞儀の角度とか、
名刺の渡し方とか、
立ち方歩き方といった、
すぐに使えるノウハウ。

本当は、一人一人の方の、
その人らしいたたずまいを引き出し、
オンリーワンの魅力を
創り出したいとおっしゃる。

それで、マナー講師と呼ばれるのが
嫌になってきていて
もっと自分にあった肩書きを
創りたいとのこと。
いいのができたら
独立も視野に入れているとのことでした。

「歩き方?
それだとモデル出身の人がいるし、
話し方?
それだと元アナウンサーの方が居るし、
どれを当てはめても、
うまくいかないんです。
それに、どの肩書きでも、
人と深いところで繋がる感じがしなくて・・。」

そこで私が言うのは
「じゃあ、止めましょう、当てはめるのを。
他人が作った役割名称ですから、
もともとあなたを表現するために
作られた言葉ではないんですよ。

どこにもない肩書きを作りましょう
あなたが創りたいと言っていた
オンリーワンの魅力です」

「そうか、そうですよね。
私の魅力かあ。
・・あるのかなあ・・・。」

ここで止まったときに、二つ目のルールです。
~原点に立ち返る。~

「本当は何をしたいの?
あなたの使命、役割は何?」
共感しながら聴いていきます。

出来るか出来ないかは関係ありません。
そういうチェックすらしないのです。
役割と言うより、願い。
それがなんだったのか。

<<こういう人を増やしたい、
  こういう社会になって欲しい。>>

そういう切なる願いに思い至ったときに、
寄って立つべき原点が見つかります。

この方は個人的な人生経験のお話をされて、
そこから今のご自分の働く動機を
再確認していきました。

そして結論は
「うん、マナー講師でも良いかも知れません」

え?同じ?と思いますか?
いえいえ、意味合いが全く違っているのです。

マナー講師という言葉に含まれていた
「表面的なことしかやれない人」
という否定的な意味合いがなくなり

「一瞬で相手の良いところを見つけて、
一人一人にふさわしい声掛けと指導が出来る人。
たった1日の研修でも、
参加者が本当の自分の魅力に気づくところまで
変化を起こせる人」
という意味合いに変わっているのです。

現業に否定的なままであったら、
転職や独立という道を選ばれたかも知れません。

しかし、今の仕事を続けるという選択をされました。
あきらめでも妥協でもありません。

個人のビジネスプロセスとして、
現職をもう一度選び直すという
積極的な決断をされたのでした。

すでに独立自営されている方にも
お勤めの方にも変わらないことは
肩書きは自分への語りかけだということ。

だから、型枠をはずして自由に発想し、
本当の気持ちのこもる肩書きに、
してくださいね。


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