アイデアが浮かばないとお嘆きのあなたへ | フリーランス・個人事業主・一人社長のプロ・コーチ

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大学で起業講座を担当している中小企業診断士が、あなたのコーチになります。集客、マーケティング、事業計画作成、財務管理、業務プロセス管理、補助金獲得など、個人ビジネスの様々な課題を乗り越えるサポートを行います。

ビジネスプランを考える時には、
今までとはどこか違う、新しいことを考える必要が出てきます。
今までを同じであれば、
プランを練る必要もないわけですから。

プランを作る上で新しく考えることは2種類あります。

今までやってきたことをもっと効果的に実現していくための
プロセス管理。

つまり、ビジネスプロセスの途中で
進行を妨げている場所を探し、
そこを直していく方法を考えること。
ボトルネックの発見と対応策です。
既存のデータをよく観察し、
ロジカルなフレームワークで検証していくと、
問題発見がしやすくなります。


もう一つは、目標管理。
管理というとちょっと違うかな。
夢作り、と言った方が私には実感がこもります。

・本当にやりたいことは何だろう。
・もっと心を込めて仕事をするには何が足りないんだろう。
・お客様がもっと喜んで下さるようなサービスはなんだろう。
・お客様に注目して頂くためにはどんなキャッチコピーが良いんだろう。
・今の仕事から派生するビジネスは作れないだろうか。
などなど。
新しい発想で取り組まなければならない場面です。


今日はこの場面で行き詰まってしまった時の
壁の突破の仕方についてお話しします。

と、前振りが長かった割には、
お話しする内容はシンプルです。

ルールは二つ。
1. 既存の型枠を無視する。
2. 原点に立ち返る。
これだけです。

既存の型枠には、例えば職業名があります。
インターネットマーケティングをなさっている方には、
どういう職業名でアピールするかは、
重要問題ですよね。

現業の範囲内での役割名称をもとに新規事業を考えても、
なかなか発想は広がりません。
既存の職業名から考え始めると、競争の中に突入します。
すでに職業として名称がある以上、先行者が必ず居て、
しかも職業名として定着するほど先行者が多いはずです。

だから既存の職業名を次々いれかえても、
どれも手あかが付いた感じになってしまい、
注目を浴びることが出来ません。


枠から自由になる必要があるのです。
まずまっさらになる。

それが一つ目のルール、
「既存の型枠を無視する」です。

仕事として成立するかどうかという立ち位置から離れて下さい。
自分に出来るかどうかというチェックもはずしてください。
言ったらやらなきゃという責任感ともお別れします。

なんなら場所も変えましょう。
外に出る。
そこで、現業の制限や個人的問題を、
すっかり、放り投げて下さい。
実際に体を動かして投げて下さい。
アクション付きです。

そして居心地の良い場所に行く。
そこには、しがらみ君は一人も連れて行きません。
あなただけのとっておきの場所ですから、
ゲートキーパーが居て、
あなたが今会いたくないしがらみ君を
丁重にお引き取り願ってくれます。

深呼吸をしましょう。
全身の空気も入れ換えてしまいます。
「そうだー!私は自由だー!」
はい、何を考えてもかまいません、
非常識も、誇大妄想も、ダジャレも大歓迎。

ただし、ワクワクしているかどうかについてだけは、
センサーを働かせておいて下さい。


さあ自由になりました。もう想像の翼はどこにでも飛んでゆくことが出来ます。
では、どこに飛んでゆくのでしょうか。

そこで必要となるのが、
二つ目のルール「原点に立ち返る」です。

そもそも何がしたかったの?
なんでこの仕事を始めたの?
もともと世の中をどうしたかったんだっけ。
それを確認します。

ビジネスですから、お金が欲しいという個人的動機を超えて、
どの様に人の役に立ちたかったのかを思い出します。

そして次にそのお役立ちが、
極端に叶っている状態を空想します。
極端に、ですよ。
もう自由なんですから。
着地点とか考えちゃいけません。

ひょっとしたらあなたは登場しないかもしれません。
それだっていい。
絶対に不可能なことかも知れない
それもOK。

とにかく、面白いほうに向かって飛翔していけば良いんです。
ワクワクするほうへ。

あなたの願いが叶っている社会。
あなたの原点から生み出された社会。

それがワクワクイメージになったときに、
あなたは常識や既存の枠組みを遙かに超えた、
本質的な答えを手にしているはずです。

本質的なことには人が共鳴します。
どうやるか見当も付かないことでも
あなた自身の深いところから生まれた空想であるなら、
それは個人の欲求を超えて、
社会を変えてゆく夢になるのです。

それが、ビジネスのアイデア。
ビジネスプランを成立させる、
ダイアモンドの原石なのです。
それをどこまで輝かせることが出来るか、
その段階で
地に着いたプロセス管理の出番がやってきます。

アイデアを出したければ、
既存の枠組みを離れ、
原点に立ち戻る。
そういう時間を、きっちりと作ってください。

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