人間は「思い通りに成る法則」で苦しむ | 宇宙の知恵☆人生を歩む地図

宇宙の知恵☆人生を歩む地図

「人生を歩む地図」なくしてあなたは
この世をどのように生き進むのでしょうか?
地図なくして、あなたは迷わず進んでいけますか?

宇宙は「思い通りに成る法則」に支配されている。
宇宙の摂理は人間に自由意志を授けられました。
ゆえに人間は自らの意思で自由に考え行動できます。

 



なんと素晴らしい、この世の中なのでしょう。
ですが、人間はこの世に生まれ出た時点で、過去の記憶を
全て失い、新しく学び生きていくようにと過去での学びを
リセットされて、この世で生きていきます。

生まれ出た時点では、無垢な何の欲望もなく、母親の温かな肌の
ぬくもりに触れ、空腹になれば与えられ、ゆりかごの中で幸せを
満喫する天使です。

やがて成長し、自我が芽生え、世の中を理解していきます。
自我の成長と共に、意識も広がり、自らに持つ魂の記憶に加え、
今生で生まれてからの記憶も自身の潜在意識に蓄積していきます。

自我の成長と共に発達する欲望から生まれる様々な思考は
潜在意識に蓄積されていきますが、それらのほとんどは、
超越意識からの導きを理解できない、欲望からの思考です。

宇宙は「思い通りに成る法則」が支配する世界です。
成長段階の人間でも、その法則に支配されます。
日頃の思いは、良くも悪くも、その人間の運命を支配し、
世界を創っていきます。

悪いことを思えば、悪い結果が、
良いことを思えば、良い結果がでます。

良い運命は良い思考の結果であり、
悪い運命は悪い思考の結果です。

人生に勝利するとは、

勝利の思考を積み重ねた結果であり、
人生の敗北者は、

敗北の原因となる思考を蓄積した結果です。

表面意識の自由はとても素晴らしく大切なことではありますが、
自己の利益と、自己の自由の追求に走り進むことに間違いが
生じる事もあるのです。

それが、幸せへの道だと信じても、若くして無識な時、
若く盲目な時、若くして幸福への道に錯覚を生む時、
その道は迷いの道であるのかもしれません。
立ち止まって、自分の周りを見てください、地図を見てください。

自分の位置はどこですか?今進んでる方向は正しいのでしょうか?

人間とは表面意識が生み出す様々な経験や想念を蓄積する
潜在意識とそれらをコントロールする超越意識との三層の意識構造から、
なり立っております。

そして人間とは本来、自分の本質としての超越意識にある「主体」に
統一された人格であり、それを統一人格と呼び、
完成された人と呼べるでしょう。

しかし、実質的には人間の持つ三層の意識構造は統一しておらず、
分裂した状態になり、超越意識に対して相反するベクトルエネルギーが
潜在意識には満ちております。

 


そしてこれらの錯覚ベクトルとしての各々の人格は、

それぞれが、自己実現をしようとする未統一の

バラバラ状態なのです。

それらバラバラで複数の錯覚ベクトルは

「思い通りに成る法則」により
それぞれの思いを自己実現しようとするので、

そこに大きな矛盾を生じ、人間は苦しむのです。

そして人間はそうした「苦」から救われるべき存在ですが、
救われるか救われないかの違いは、
「そのことに苦しみの自覚があるか、無いか」

だけの違いなのです。

釈尊の説いた生きることの本質は「一切皆苦」とは、
こうした人間の本質を言い表したものです。


さて、そこで、どうしたことを私たちはしたらよいのでしょう。

↓はい、答えは正しい苦しみの自覚です。

 

正しい苦しみの自覚をして「自明行」へ