ロイヤル好きな私としては、ウィンザー城も外せません
ロンドン~ウィンザーは東京~八王子くらいのイメージです。
ウィンザー城へは2つの行き方があって、
パディントン駅→ウィンザー&イートンセントラル駅
ウォータールー駅→ウィンザー&イートンリバーサイド駅
前者は1回乗り換えがあるというし、後者の方がお安い、しかも往復なら尚というので、後者一択!
しかしまたこれがトラブルに…
何でもGoogle Mapで調べる娘が、ウォータールー駅でウィンザー行きを調べるとパディントン駅からのルートしか表示されないと…
いやいやお母さんこの一ヶ月調べぬいたのよ!ウォータールーからが安いんだって!とホームへ向かい機械で発券! もちろん往復!
さぁどの電車かな?と電光掲示板を見上げるもよくわからないので駅員に聞くと、「今日は途中までしか電車は行かず、その先は代替輸送のバスが出ているよ」と言います。
まぁよくわからないけどそうなんだ、という感じで電車に乗ったら、全く乗客がいない… 不穏
そして終点のHounslow駅で降りてバスを待つこと30分弱。二階建ての立派なバスだったのでさぞや快適と期待しましたが、エアコンが無いんです。バスの窓も大きく開くわけでもなく、熱中症注意な感じ。
そしてウィンザー直行かと思いきや、Hounslowから終点のウィンザー&イートンリバーサイド駅間の6駅を巡回していくので1時間かかりました。
…もうぐったりです 通常はロンドンから1時間くらいの行程が2時間半かかりました。
ウィンザー&イートンリバーサイドの駅の窓口に聞いたら今日は一日運休とのこと。では帰りの分は払い戻しして欲しいというと「できない。また代替バスで帰れ」だって。
もしかすると発券駅のウォータールー駅ならできたかもしれませんが、帰国日前日だったのでわざわざ行く余裕はありません。あぁ無駄にしちゃった
復路はウィンザー&イートンセントラル駅から乗りました。1駅先のSlough(スロウ)で(西鉄の太宰府~二日市、阪急の夙川~甲陽園、東急の長津田~こどもの国、のイメージ)GWRか私のホテルまで一本のエリザベスラインに乗り換えます。早く判っていればホテルから直接来れた…
結論:Google Mapはすごい! 信用すべし!
その日の運休もわかっているし、コッツウォルズのバス情報も正確だった。去年私の地元(実家)のバスが平日も土日ダイヤだという事も知っていた(知らない私は平日ダイヤで待っていた)
ホント世界中くまなく知ってるね 私が愚かでした Google Mapに全幅の信頼です。
到着までに疲れ果てましたが気を取り直してウィンザー城へ。
イギリスは各施設の入場料も高い!ので少しでもお得にしようとGo City というサイトを見ると
◯日間でいくら→ロンドンパス(オールインクルーシブ)
◯ヶ所でいくら→ロンドンエクスプローラパス(60日間有効)
というパスの販売があります。
今回はウェストミンスター寺院とウィンザー城のみ入場しよう、この2ヶ所なら別日になるからとエクスプローラパスを旅行前に購入しました。
2ヶ所で£45。それぞれ単体だとウェストミンスター寺院が£27、ウィンザー城が前売り£28、当日£30なのでお得です。あとチケットを買う列に並ばなくていいのは大きい。
入場口に向かう途中2度チケット拝見みたいなのがあって提示すると「どうぞ」だったのに、3度目の若い男性に見せると、「ロンドンパスはOKだけど、ロンドンエクスプローラはダメ。だからチケットを購入して」と言われました。
ガーン!
両者の違いはその性質だけでなく、対象施設も違うの?
さっきの電車に続きショックを引きずりながらチケット購入デスクに進み、ダメ元で「これ使えないの?」とエクスプローラを提示したら、デスクの人がQRコードをスキャンしたけどはじかれて、「あぁダメなんだ。もう踏んだり蹴ったり」と思ってたところ、後ろにいたチーフぽい女性が「いやいやここを開いてあそこをクリックして」みたいな指示をデスクの人に出してます。
「もしや!?」と希望の光が差し込んだら、さっき私に「NO!」といった若造くんがやってきて「ロンドンエクスプローラはダメなんだって。ロンドンパスはいいけどね」、 チーフ「い~え、#&=!?●'%&×$」と二人で言い合いを始めました
その間デスクの人は黙々と作業をしてくれて、2枚発券して「早く行きなさい…」的にサッと渡してくれました。我々が言い合い中の二人に目もくれずそそくさと去ったのは言うまでもなく…
あのチーフには心から感謝です。もしかしたらその日の総括で若造くんに「●●チーフは規約を把握していませんでした」なんて言われたかもしれないけど、極東の母娘は助かったよ。そして一か所分残っているであろうエクスプローラパスも使ってないよ。
いまGo CityのHPを見直したら、エクスプローラはウィンザー城対象外のようです ロンドンパスは良いけど、23年4月以降は午後入場になったとあるから、使用条件がコロコロ変わるのかも。以前はエクスプローラも使えたのかも!?(あくまでも推測です)
さっきの電車で払戻し不可と言われたのがココで大きく救われました。
「捨てる神あれば拾う神あり」とウィンザーの空につぶやきました。
えぇ!? これってリアル「God Save Me」!? 恐れ多い!
城内は一部しか見られませんが、テレビで見た光景があそこにもここにも。
ちらっとだけですがロングウォークが窓越しに見えたのは感激しました。亡くなったエリザベス女王を乗せた車が通る時、その道沿いは国民から寄せられた花にぎっしりと埋められていて、途中に愛馬がたたずんでいた姿にグッとくるものがありました。
ウィンザー城もウェストミンスター寺院も入場料にガイド用のイヤホンが含まれていますので、借りるのをお忘れなく。またウィンザー城内にはカフェがあって、昼食を外で取ってきた事を後悔しました
イートン校はとても広いらしい
さてさてウィンザー城から臨むはイートン校方面。
そうです、このあと行きます。ジョージ王子の進学先となるであろうイートン校を、学説・オーキャンに通い慣れた母の目で見てこようではありませんか。全寮制ですがこの近さなら毎週末でも帰宅できて、早速
ウィンザー城からは徒歩30分くらいですが、もうバテバテのおばちゃん。でも街中には制服屋さんとかあって、あの燕尾服などがディスプレイされています。
5月~9月は有料で校内ツアーがあります。要WEB予約なのですが、あいにく満席
そして土曜日午後は生徒たちの生活を紹介している施設、私が訪れた日曜午後はミュージアム&ギャラリー(ともに無料)が開館していたのですが、かなりヘトヘトで断念しました 詳しくはこちら
なんと私が訪れた数日後に、ジョージ王子本人が両親とイートンを見学に訪れていました。入学は13歳からですが願書提出は10歳からだとか。先日10歳のお誕生日を迎えられたからもう提出したかな?
おばちゃんの目から見ても「良し!」 あとは一生の友を得て楽しい学校生活を送ってほしい。もう母目線、いや祖母目線です
ウィンザー城の周りはお土産屋さんがいっぱい。パブなども近く城壁と背中合わせ?という感じです。
でも城内にいて聞こえるのは鳥の声と飛行機の音だけ。ヒースロー空港が近いのです。
あ、帰国後フレーディ・マーキュリーを調べていたら、クイーン結成前に空港で働き家族と住んでいた家の近くを、代替バスで通っていました。「まだ何者でもなく希望と屈辱を抱えながら、あの駅を利用してあの通りを歩いていたんだな」と思うと、あの遠回りもちょっと価値のあるものに思えてきました。
夏休み中はバッキンガム宮殿も公開されているようですね。そちらもタイミングが合えば観てみたいです。
(2023.8.1up)