イギリス旅記⑧ ロイヤルイベント「トゥルーピング・ザ・カラー」 | カルトナージュおりおり

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布や紙の色あそびが好きで、造形もセオリーより感覚の我流だけど好き。
丁寧に作ったものは心地良い。
そんな自分の好きに身をまかせていたら
カルトナージュに行き着きました。
東京在住。

 

私はイギリス王室にとても興味があります。なぜって、すごく人間味があるから。

その中でジョージ王子は赤ちゃんの頃からとても子供らしいふるまいで、それをそのまんま見せるのがすごく自然で良いと思います。

今日で10歳になりお祝いケーキご自分の立場も判ってきてあのやんちゃぶりが影をひそめ、おばちゃんとしては少々寂しくもあります。

ともかくジョージ王子には明るく元気でまっすぐな人間に育ってほしいです照れ

 

 

 

 

今回の旅行の日程は完全に娘の都合だったのですが、偶然にも6月17日に行われた国王の公式誕生日「トゥルーピング・ザ・カラー」(軍旗の行進という意味らしい)に重なりました。

エリザベス女王は4月生まれ、チャールズ国王は11月生まれですが、なぜか公式誕生日というのが存在するのです。それが毎年6月。

これも多分一生に一度の幸運。でも人が多すぎて見れないかも…ショボーンと思っていましたが、なんと簡単に見れてしまいました。

 

 

タイムスケジュールやパレードのコースは王室のHPに記載されています。

よくテレビに映るのはバッキンガム宮殿周辺をパレードする様子で、そちらはもちろん立ち見で無料ですが、宮殿内でもセレモニーがありそこには有料席が。たぶんHPから申込でそんなに高額ではなかったと思うので、早めに判っていればそのチャンスも。ただそちらはドレスコードがありますガーン

 

ドレスコード… もし私がロイヤルイベントにお招きいただいたら…なんてどーでも良い妄想をするのですが、ドレスは何とかなるとしても、あのファシネーターという帽子というか髪飾りはどうしたら良いのかが悩みの種でしたてへぺろ

でも安心してください、売ってましたよ。パディントン駅構内のAccessorize(アクセサライズ)に!

日本にもアクセサライズありましたよね。でも今は撤退しているみたい。

 

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季節柄なのか麻ぽい素材のがありましたので、日本で調達できない場合はAccessorizeへ。1万円くらいしましたけど…

 

実際に「トゥルーピング・ザ・カラー」当日はバッキンガム宮殿周辺だけでなく、地下鉄内でもドレスアップした人たちをチラホラ見ました。帰りはサンダル履いてハイヒールを手に持ったレディも。


 私がイギリス王室が好きなのはファッションもあります。キャサリン妃のコーデはさすがキラキラ 市場に流通しているイギリスのブランドを着こなしているその心意気が素敵です。

 

 

さてThe Mall沿道で観るトゥルーピング・ザ・カラーです。The Mallと書いて「ザ・マル」。モールではありません。

パレードは10:00からと11:40からの2回ありますが、ロイヤルメンバーが馬車で登場するのは11:40からの回です。私たちはのあたりで観ました。地下鉄グリーンパーク駅で降りて公園内を横切って行きます。

 

Google Mapより

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実際に現地に着いたのは11:50くらいで「もう人垣がすごくて観れないかも、もう行っちゃたかも」と思っていましたが、なんと2列目びっくり そしてコースの終盤という事でまだ来ていませんでした。

 

 

詳しくは判りませんがイギリス陸軍の中でも部隊が分かれているのでしょうね。馬に乗ってくる部隊、歩兵の舞台、衣装も様々でした。

その中で目を引いたのは騎乗しながらの音楽部隊です。片手で手綱を握り片手で楽器を持ち演奏するという職人技! 演奏姿勢だけでも大変なのに、あれだけ大きな音が耳元でしている馬が暴れない、いや暴れそうなのをうまく操っているのに感動です。

 

 

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ひときわ大きな歓声が。チャールズ国王がなんとか隊長として自ら率いての行進。
実はこの方が国王だったと判ったのは後でニュースを見てからてへぺろ

 

 

 

 

その後ろのアン王女は判りましたが、その横がエドワード王子とウィリアム皇太子だったなんて気付きませんでした。あの黒のロングのボワボワ帽子(ベアスキン)を目深にかぶられると誰だか判りません。

 

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そしてその後ろにお待ちかねのジョージ王子3きょうだいとキャサリン妃とカミラ王妃が。

まさか私の人生においてお目にかかれるとは!しかもこんなに簡単におねがい 国民との距離の近さ、垣根の低さを感じました。

 

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実は私、33年前にもケンジントン宮殿から街中へ自ら運転して出かけて行くチャールズ皇太子をお見掛けしました。ホント垣根低い!

 

 

 

今までジョージ王子きょうだいの映像にただただほっこりしていたおばさんですが、現地で観覧して王室に生まれた子も大変だと実感しました。

炎天下で日陰もなく40分近く馬車に乗り、お行儀良くしてスーツ姿で手を振るだけでも、幼稚園生や小学生にはかなりの忍耐力です。お友達と遊びの約束をしたくても、グッと我慢して家業に忠実です。

 

乗馬はロイヤルの嗜みで、いずれ王子たちも馬に乗り行進するでしょう。それだって下手なわけにはいきません。ポロだってやるのでしょう。本当は野球やバスケがいい、eスポーツが大好きと言っても、ポロの練習に参加させられるのでしょう。

貧乏と無縁でいいなぁなんて思いますが、担っているプレッシャーや義務は我々平民の想像を遥に超えるのかもしれません。

 

 

 

暖かく見守っています!ジョージ王子!

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さてパレードが終わるとザ・マルでの歩行が許され、祝砲が鳴る中みんながバッキンガム宮殿へ向かいます。そう、あのバルコニーを見ようと!

 

 

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私たちなんてのんびりしていたからきっとすんごく後ろ…かと思いきや、そんなでもない。小さいけどロイヤルメンバーが見えます。そしておなじみの航空イベントが13:00から始まります。

 

 

 

 

ヘリコプターから始まり、太っちょの軍機やブリティッシュエアウェイズの民間機?、そして「CR」の文字を編成した部隊と、おなじみの赤青白のカラースモーク。これらがポンポンとリズムよく飛んでくるのです。

きっと異なる基地から飛んで空で待機しているのでしょうね。その手際の良さはさすが毎年披露しているだけあります。

 

 

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「CR」とはラテン語でチャールズ レックスの略で国王を意味するそう。エリザベス女王は「EⅡR」でRegina=女王。ROYALのRではないんですね。

街中の郵便ポストにはエリザベス女王の印が。そのうちCRかCⅢRになるのかな。

 

 

 

 

 

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私が沿道に並びロイヤルファミリーがバルコニーを去るまでおよそ1時間半ほど。飽きる暇なんてありませんでした。最上級の思い出です。

 

王室が必要か不要か?それぞれあると思いますが、ロイヤルメンバーが国民の前に姿を現し、自国の伝統を体現する。そして彼らも国民も空を見上げ、航空イベントを観て歓声をあげる事で一体感を感じました。最後に国歌が演奏され自然と合唱が起きます。

特別な閉鎖された場所でもなく限られた人だけでもなく、気軽に参加できるロイヤルイベントがあるのってスゴイと思います。

 

是非6月の訪英でトゥルーピング・ザ・カラーと日程が合う場合は観覧をお勧め致します。

(2022.7.22)

 

 

 

 

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