大阪府池田市で阪急を知る 上の巻 | カルトナージュおりおり

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布や紙の色あそびが好きで、造形もセオリーより感覚の我流だけど好き。
丁寧に作ったものは心地良い。
そんな自分の好きに身をまかせていたら
カルトナージュに行き着きました。
東京在住。

 

前回の続きです。

 

池田市を観光しようという事で、まずは池田城跡公園へ。

小高い丘の上に天守閣が!と思ったら、展望塔でした。でも大阪市内まで見渡せるんです。そして伊丹空港から離陸した飛行機がよく見えます。なかなかの見晴らし飛行機

 

 

 

 

 

 

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敷地はこじんまりとしていますが、美しい日本庭園です。鯉が泳いでいる水がきれい。鯉の池って濁っていることが多いように思いますが、ここは湧いているのかもしれません。

芝の上ではお弁当を広げてくつろいでいます。

どこもすごくきれいに手入れされていて、池田市はよく管理していると思います。

 

 

 

 

 

その城跡公園の近くには小林一三記念館・雅俗山荘があります。

 

 

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小林一三さんは阪急グループの創業者です。電車を引き、そこに人を住まわせるために住宅を作り、デパートや娯楽施設を作った人です。

 

氏はもともとは山梨出身のボンボン。時間とお金に余裕があるので、慶応義塾在学中に芝居見物をよくしていて、これがのちに宝塚歌劇団を立上げるきっかけだそうです。一見、道楽にみえる行為がのちに大きな実をつけるなんて、人生に無駄はないのだ、いや必要なのだ、と思いました。

もし氏がボンボンじゃなかったら、宝塚歌劇団は生まれなかったかもしれません。

 

あ、ヅカファンや関西以外の人はあまりピンとこないかもしれませんが、宝塚歌劇団も阪急グループの一つです。現在は正確に言うなら、阪急阪神ホールディングスの一つです。

 

 

 

 

 

この記念館は元は氏の私邸です。近辺には阪急文化財団の美術館やホールがあって、文化の香りが高いキラキラ

 

 

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アールデコは関西好み? 阪急百貨店のアンティークショップもすごく良かった。

 

 

 

 

洋館と思いきや、奥は日本家屋。

写真撮影が下手な私でも、絵になる庭。そして氏は茶人でもあり、オーソドックスな茶室だけでなく、椅子式の茶室も。それ以外も多方面において趣味人でもあります。

 

 

 

 

 

小林一三氏の功績については、とても素晴らしく、常人離れして、あまりに膨大なのでwikiでも読んでほしいのですが、そのwikiで知ったのが野球が好きで「私が死んでも、ブレーブスとタカラヅカは絶対売るな」と言い残したそうです。

 

…… いま日本シリーズ真っ最中で、阪急ブレーブスの流れを組むオリックスが日本一に王手をかけましたが、当時の担当者はどういう気持ちで売ったのかなぁ… 私が子供の頃はブレーブス強かったなぁ…

 

 

誰が言ったか?言わないなら私が言う、まさにこの功績は「東の渋沢、西の小林」。

小林氏の交友関係と偉業は、大河ドラマにふさわしいと思います。あまり知られていないだけに面白いのでは!?

あぁ…「東のタッキー、西のスバル」というのもあったねぇ照れ

 

 

長くなりましたので、上巻と下巻に分けます。

(2022.10.29up)

 

 

 

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