LUCHOの私的チリ潜入記

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こんにちは。東京では桜が咲いたようで、いよいよ春爛漫ですね! チリのプエルト・モンは朝晩だいぶ冷え込むようになってきました。つい先日まで夏だと言っていたのが嘘のようで、夜はもちろんストーブを点けています。


今日は日曜日でしたので、プエルト・モンから車で約1時間かけて、「ペトロウエーの滝(SALTO DE RIO PETROHUÉ)」を見に行ってきました。プエルト・モンからジャンキウエ湖畔の街、風光明媚なプエルト・バラスを通って湖を左手に見ながら走ること30分、エンセナーダという街から約15分で到着。


LUCHOの私的チリ潜入記-大きな木

途中にあった大きい木。タクシーと比べてみて!


入場料に1500ペソ(約300円)払って整備された小道を5分くらい歩くと、なかなか勇壮な滝に出ました。


LUCHOの私的チリ潜入記-滝2

LUCHOの私的チリ潜入記-滝1

LUCHOの私的チリ潜入記-滝3

写真だとあまり伝わりませんが、実際に目の前にすると圧倒的な水量と轟音でけっこう興奮します! 天気は晴れたり雨が降ったり、お天気雨だったり、めまぐるしく変わります。滝を見ている時は運悪く曇り後雨でした。


ほかにも散歩コースがあり、全部歩くと1時間弱くらいでちょっとした運動にちょうど良い!!


LUCHOの私的チリ潜入記-清流1
お散歩コースの一番最後にある清流。途中で飽きて帰りそうになりましたが、最後まで歩いてよかった!


また運動不足の時に来ようと思う私でした……。





寒い東京から一転、夏の終わりのサンチアゴへ来ました。昼の気温は30℃以上になりますが乾燥しているので爽やかな暑さです。夕方には気温もだいぶ下がってちょうど快適!



LUCHOの私的チリ潜入記

サンチアゴ中央広場から教会の風景


で、着いて早々に古道具屋の様なところを見に行きました。工場に必要な備品を見に行ったのですが、面白いものがたくさんありました。


LUCHOの私的チリ潜入記
体育館ほどもある敷地に、得体の知れないものがズラリ! 右に見える黒い大きい物、何だと思います? ・・・・・・正解は、



LUCHOの私的チリ潜入記

”サーチライト”(実物)だそうです。米軍からの払い下げで、これを使って敵の飛行機を探していたそうですが、レーダーの時代になって使われなくなったとか・・・。そりゃそうでしょうけど、一体何年前の物なのか。


そして、素晴らしかったのが「トレド社製のはかり」です。


LUCHOの私的チリ潜入記-Toledo1

製造は1927年、なのにいまだに現役で使用できて、狂いもほとんど無いそう。もう一つ別のトレド社製のはかりがあってそれに乗ってみましたが、つい先日健康診断で計った体重と同じで感心しました。文字盤は芸術品です。


LUCHOの私的チリ潜入記

美しい・・・・・・。値段は聞きませんでしたが、一体いくらするんでしょうか・・・・・・。


サンチアゴは建物や店など、以外に古いものが多く、たまに「おおっ!」と思うものに出会えて面白いですよ!

ご無沙汰でした。またもやチリにやって来ました。

12月のサンチアゴは初夏の陽気でとてもすごしやすいです。最高気温は25℃あたり、朝夕は涼しく10℃近くまで下がります。空気が乾燥しているのでサラッと爽快です。


この時期は町中至る所でハカランダの花が咲いていて、町を明るい紫色に染めています。ちょうど日本が春に桜でいっぱいになるのを思わせます。



LUCHOの私的チリ潜入記-ハカランダ1


LUCHOの私的チリ潜入記-ハカランダ2


LUCHOの私的チリ潜入記-ハカランダ3

ハカランダというと”ブラジリアン・ローズウッド”とも呼ばれる、クラシックギターやアコースティックギターの最高級の材料です。「ほとんど手に入らない」などと言われ、これを側板と裏板に使用したギターは最低でも30万円位からです。ここに生えてるやつと全く同種かどうかは良くわかりません。同種なら1、2本切り倒してもって帰りたいくらいです。


さて、今日は何をたべようかなあ。

引き続き、チリの南部にいます。


ちょっと寒さの緩んだ日が続いています。町を覆っていた雪や氷はすっかり解けてまるで冬が終わったようですが、まだ8月が始まったばかりですので「寒の戻り」があるとは思います。


今日は、「魚の王様」をご紹介します。その名も「ペヘレイ」。スペイン語の「王様の魚(ペス・デル・レイ)」に由来するとか。王様と魚が逆ですが、まあ、細かいことはお気になさらずにどうぞ。


ウィキペディアいわく、トウゴロウイワシ目で和名はラプラタトウゴロウだそうです。そんなの聞いた事ないですが……。日本でもおそらく「ペヘレイ」のほうが通じるとは思います。サンマとキスの間のような印象でしょうか。淡水にも海水にも生息しているようです。チリでは、主に海のものを獲っているようで、「ペヘレイ・デ・マル(海のペヘレイ)」と呼んだりもします。チリ南部で獲れるものは最大50cm近くにもなるそうです。ちゃんとした全体画像がないのですが、「pejerrey de mar」で画像検索すると沢山出てきます。



LUCHOの私的チリ潜入記-ペヘレイ開き中

↑フライを作るべく開き中。半透明の身が美しい!


何を隠そう、私はこの魚が大好きです。白身魚で、開いてフライにするとキスと区別がつきません。ペヘレイフライは、揚げたての熱々をかぶりつくと 小骨はありますが、揚げてしまえば気になりません。私は、本当にうまいキスのフライを食べたことはありませんので比べることもできませんが、知人が釣ってきたペヘレイをフライで食べさせてもらったときはあまりの美味しさに言葉を失ったほどです。



LUCHOの私的チリ潜入記-ペヘレイフライ

↑ペヘレイフライとトマトサラダ(プンタ・アレナスの市場のレストランにて)。値段は忘れましたが、多分600円とかだと思います。ボリュームがあって美味しい!!


そして、何よりこの魚、刺身がうまい! 新鮮なものは殆どクセも臭みもなく、プリッとした身質でとてもあっさりしています。そして何より、半透明の身に銀色のラインが映えて美しい!


LUCHOの私的チリ潜入記-ペヘレイ刺身

↑いつもの和食レストラン「大和」で、刺身の盛り合わせ。右手前がペヘレイ。左はレイネタで、中奥は多分ロバロかリサという魚でしょう。


日本でも、霞ヶ浦や相模川で放流されたものが自生しているようですね。一度釣り上げて食べてみたいものです。私は見たことありませんが、日本国内でも多少は流通しているようですので、どこかで見かけたらぜひ食べてみてください!

こんにちは。ずいぶんと間を空けてしまいましたが、久しぶりに

更新をします。現在はチリの最南端に近い辺りに居ますが、こちらは

冬真っ盛りで、毎日雪と霜の波状攻撃を体感しています。昨日は

近所の電柱に車がタックルして、辺り一帯が停電してました。

しかし、そんな寒さのおかげでこちらではセントージャという

タラバ系のカニ(正式にはイバラガニと言うらしい)が最盛期!


LUCHOの私的チリ潜入記-カニホール

↑セントージャ。これで中くらいサイズ。とげが多くて剥きにくいのが

 難点ですが、味は本タラバに劣らずうまい!


漁師さんもここが稼ぎ時で、こんなに獲ったら全滅してしまうんじゃ

ないかと言うくらい獲りまくってます。実際には厳しい漁獲規制が

されていて資源は管理されているそうですが。で先日、ここより

少し北にあるカニ工場を見学させてもらいました。


LUCHOの私的チリ潜入記-カニ加工

↑工場まではカニは活きて搬入されてくる。それをおばちゃんたちが

 慣れた手つきで捌いていく(;゚д゚) ・・・この時点では色は暗いが、

 茹でるときれいな赤になる。

しかしこのセントージャ、茹でただけで超美味しい! カニだから

当たり前かもしれませんが……。もちろん、ビールにも合いまくり!

こちらでも、もちろん茹でて食べるのが一番! レモンやマヨネーズで

食べる。三杯酢もあれば良いんですが……。その他には、

「チュペ・デ・セントージャ」というカニグラタンも美味しい。


LUCHOの私的チリ潜入記-カニ高級皿

↑プンタ・アレナスのお洒落なレストランにて。お洒落なので棒が

 二本刺さっている。これで1500円は決して安くないが、お洒落なので

 仕方がない。


LUCHOの私的チリ潜入記

↑プエルト・モンの和食料理店「大和(やまと)」では焼きセントージャ

 にして出してくれました。もちろん、味は最高! お財布には

 ちょっとボディーブロウの1800円!!

まあ、レストランでこの価格でしたら日本よりは大分安いでしょうね。

値段が安くないのは中国やヨーロッパなどに輸出される量が多いので、

産地といえどそれ以下の値段ではあまり出回らないと思われます。

南極近くのきれいな海で獲れたセントージャをぜひ日本でも食べて

欲しいですね。うちの会社で輸入したら、誰か買ってくれますか?

最後に、読んで頂いた方に私特製の「セントージャ壁紙」を

プレゼントいたします。マニアックな方向けです。心臓の弱い方はご遠慮ください。


LUCHOの私的チリ潜入記-カニ壁紙