当ブログでウォッチしている「6人目の世界のダイナマン」さんですが、当ブログからの矛盾や誤りの指摘ですっかり意気消沈してしまったのか、このところワンパターンな煽りばかりになっていました。
そんな中、1つ秀逸な記事がありました。
あまりにも可哀想なので、今回は氏の記事の称賛という形でエールを送りたいと思います。
その記事はこちらです。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11258226138.html
イチローの長打率の低さが、3番打者としては歴代ワーストというものです。
この記事は氏の他の記事と比べると驚くほど優れているのですが、いくつか欠点もあります。
今回の趣旨は氏にエールを送ることなので、まずは欠点について2つほど簡単に述べて済ませてしまいたいと思います。
まず1つめ。
歴代3番打者の長打率ワースト10というランキングを出していますが、これが単年のものなのかキャリアのものなのかはっきりしない点です。7位と10位に同じ「キース・ヘルナンデス」という名前があり、同姓同名の人はMLB史上いなかったようなので、おそらく単年のランキングかと推測されますが、もしそうであれば達成年を記載した方が良いかと思います。
次に2つめ。
このランキングは、おそらく数打席程度しか3番で打っていない人を除くために、打席数や試合数等で何らかの基準を満たしていることを前提としていると思われますが(例えば3番として規定打席数到達者とか)、そのあたりの条件が不明確です。データとしては記載しておくべき情報です。
欠点はこれくらいにして、この記事がどう優れているかに移りたいと思います。
1つめ。
この記事のランキングは、データが恣意的ではありません。氏の他の記事でイチローと比較される打者は、氏がイチローに不利に見えるように意図的に選んでいる可能性が高いですが、このランキングは3番の全打者(先ほども述べたように、打席数等で一定の基準はあると思いますが)を対象としています。公正な比較をしている点で優れています。
2つめ。
全体の中のイチローの位置づけが客観的に示されています。3番打者として歴代ワースト、と明確です。他の記事では、他の打者の内野安打を除いた打率も知らずに、イチローの内野安打を除いた打率が低い低いと連呼するなど、どの程度低いかが明確に示されていませんが、この記事では全体の中の位置づけが明確になっています。
3つめ。
ランキングデータ自体の価値が高いです。3番打者の長打率ランキング、しかもワースト側のランキングというのは収集が困難な部類の情報です。Baseball Reference等では選手の打順ごとの成績が得られるため、収集は可能ですが、3番の成績のみを一括して取り出したり、検索したりはできないので、かなりの労力を伴います。そういった意味で、データとしての価値が高いと思います。
おそらく何らかの生データを持っていて、それを元に抽出しているのだと思いますが、他の打順のランキングや、長打率以外のランキングも出してみると面白いのではないかと思います。
4つめ。
出したデータの範囲内でのイチロー批判にとどまっていることです。他の記事ではこれまでも指摘してきたように、出しているデータと批判の内容がかみ合っていないことも多いですが、本記事では長打率のランキングを出して、そのことについてのみ批判しているという点で論理としてまともです。
以上、優れている点を述べさせていただきました。
今後も、この記事のようにまともな批判記事が書けると良いですね。
「6人目のダイナマン」さんですが、またまた面白い書き込みを見つけました。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11250182103.html
こちらのコメント欄で、2010年のゲレーロとイチローの成績を引き合いに「何ですか、RCって。(知らない意味で、何ですかと書いているのではなく、ふざけているでしょうの意味)」と述べています。
RCという指標が「ふざけている」と言っています。
一方でこちらの記事を見てみましょう。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11071288673.html
「客観的なイチローの評価はどういう感じなのかと気になったので、色々探ってみると、以下のサイトをみつけました。」と述べて、あるランキングを引き合いに出し、オリックス時代のイチローの評価が「思ったよりかなり低い」と結論付けています。
さて、そのランキングはというと、何とRCをベースに守備位置とその年々の傾向で補正したものなのです。
RCという指標に対して、イチローに有利な数値が出ると「ふざけている」と言っていて、イチローに不利な数値が出ると「客観的な評価」と言っているのです。
何とも都合の良い解釈ですね。
野球観にもいろいろありますが、この方は何か確固たる野球観に基づいてイチローを批判しているわけではなく、イチローを嫌うあまり、イチローに不利に働いている指標を崇め奉り、イチローに有利に働く指標は軽視しているだけだったことが露呈してしまっています。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11219937578.html
こちらの記事では、イチローファンについて、『調子が悪ければ「スロースターターだから」と言い訳し スロースタートであるはずの4月でも、調子がよければ「凄い」と崇め奉る。気持ち悪いことこの上ない。』と述べていますが、ご自身が負けず劣らず都合の良い解釈をしているわけです。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11250182103.html
こちらのコメント欄で、2010年のゲレーロとイチローの成績を引き合いに「何ですか、RCって。(知らない意味で、何ですかと書いているのではなく、ふざけているでしょうの意味)」と述べています。
RCという指標が「ふざけている」と言っています。
一方でこちらの記事を見てみましょう。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11071288673.html
「客観的なイチローの評価はどういう感じなのかと気になったので、色々探ってみると、以下のサイトをみつけました。」と述べて、あるランキングを引き合いに出し、オリックス時代のイチローの評価が「思ったよりかなり低い」と結論付けています。
さて、そのランキングはというと、何とRCをベースに守備位置とその年々の傾向で補正したものなのです。
RCという指標に対して、イチローに有利な数値が出ると「ふざけている」と言っていて、イチローに不利な数値が出ると「客観的な評価」と言っているのです。
何とも都合の良い解釈ですね。
野球観にもいろいろありますが、この方は何か確固たる野球観に基づいてイチローを批判しているわけではなく、イチローを嫌うあまり、イチローに不利に働いている指標を崇め奉り、イチローに有利に働く指標は軽視しているだけだったことが露呈してしまっています。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11219937578.html
こちらの記事では、イチローファンについて、『調子が悪ければ「スロースターターだから」と言い訳し スロースタートであるはずの4月でも、調子がよければ「凄い」と崇め奉る。気持ち悪いことこの上ない。』と述べていますが、ご自身が負けず劣らず都合の良い解釈をしているわけです。
話題の「6人目のダイナマン」さん(名前がまた変わりましたね)、当ブログの釣り記事に引っかかったことが余程悔しかったのか、しばらく野次的な記事が続いていましたが、このところ少し持ち直してきたようです。
数日前に以下の記事をアップ(おそらく再掲)されていました。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-10793072078.html
この記事では、
「出塁率の高い選手は比例して得点できる確率も高い。」
というのが誤りであると述べているのですが、当ブログのhttp://ameblo.jp/lowver/entry-11223888667.htmlの記事で、この主張のおかしなところを指摘したばかりです。
野球というゲームの性質から考えると、出塁してホームインするという確率には主に以下の要素が絡んでくると考えられます。
(a) 本人の出塁率
(b) 本人の長打率(出塁した時点で先の塁にいる方が生還しやすい)
(c) 本人の進塁能力(主に走力)
(d) 後続打者の打率・長打率
普通、出塁率が高い選手が得点できる確率が高いと考えるのは、出塁率が高い方がそれだけ得点し得る機会が多いと考えられるからです。だから、上記で(a)の要素を挙げているわけです。
「6人目のダイナマン」さんの記事では、出塁率が高い選手が「出塁が得点に繋がる確率」「ホームラン以外の出塁が得点に繋がる確率」が必ずしも高くないことを挙げています。しかし「(ホームラン以外の)出塁が得点に繋がる確率」は(b)~(d)のみを評価しているわけで、これらは本人の出塁率とそれほど関係しそうもありませんから、当然の結果なわけです。
ですから、「6人目のダイナマン」さんの記事は、世間で考えられているような「出塁率が高い選手は、得点できる確率も高い」を反証したことにはなっておらず、世間で考えられているかどうかが不明な「出塁率が高い選手は、出塁したときに得点できる確率が高い」を反証しただけなわけです。
実際に、以前収集したMLBの1991年~2010年で2000打席以上の選手データを用いて、相関を調べてみました。
まず、世間で信じられているという「出塁率」と「得点率」(=得点/打席数)の相関係数ですが、0.667でした。相関がとても強いというほどでもありませんが、まぁ関係はあるかなと解釈できるレベルです。
一方、「6人目のダイナマン」さんが果敢に挑戦された「出塁率」と「出塁が得点に繋がる確率」や「出塁率」と「ホームラン以外の出塁が得点に繋がる確率」の相関係数はそれぞれ0.071と-0.049でした。確かに関係がなさそうに思えるレベルでした。当然の結果でしょう。
ご本人は『世間一般の「固定観念」を根底を覆す内容です』と述べられていますが、非常に恥ずかしい間違いなので訂正された方が良いかと思います。
数日前に以下の記事をアップ(おそらく再掲)されていました。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-10793072078.html
この記事では、
「出塁率の高い選手は比例して得点できる確率も高い。」
というのが誤りであると述べているのですが、当ブログのhttp://ameblo.jp/lowver/entry-11223888667.htmlの記事で、この主張のおかしなところを指摘したばかりです。
野球というゲームの性質から考えると、出塁してホームインするという確率には主に以下の要素が絡んでくると考えられます。
(a) 本人の出塁率
(b) 本人の長打率(出塁した時点で先の塁にいる方が生還しやすい)
(c) 本人の進塁能力(主に走力)
(d) 後続打者の打率・長打率
普通、出塁率が高い選手が得点できる確率が高いと考えるのは、出塁率が高い方がそれだけ得点し得る機会が多いと考えられるからです。だから、上記で(a)の要素を挙げているわけです。
「6人目のダイナマン」さんの記事では、出塁率が高い選手が「出塁が得点に繋がる確率」「ホームラン以外の出塁が得点に繋がる確率」が必ずしも高くないことを挙げています。しかし「(ホームラン以外の)出塁が得点に繋がる確率」は(b)~(d)のみを評価しているわけで、これらは本人の出塁率とそれほど関係しそうもありませんから、当然の結果なわけです。
ですから、「6人目のダイナマン」さんの記事は、世間で考えられているような「出塁率が高い選手は、得点できる確率も高い」を反証したことにはなっておらず、世間で考えられているかどうかが不明な「出塁率が高い選手は、出塁したときに得点できる確率が高い」を反証しただけなわけです。
実際に、以前収集したMLBの1991年~2010年で2000打席以上の選手データを用いて、相関を調べてみました。
まず、世間で信じられているという「出塁率」と「得点率」(=得点/打席数)の相関係数ですが、0.667でした。相関がとても強いというほどでもありませんが、まぁ関係はあるかなと解釈できるレベルです。
一方、「6人目のダイナマン」さんが果敢に挑戦された「出塁率」と「出塁が得点に繋がる確率」や「出塁率」と「ホームラン以外の出塁が得点に繋がる確率」の相関係数はそれぞれ0.071と-0.049でした。確かに関係がなさそうに思えるレベルでした。当然の結果でしょう。
ご本人は『世間一般の「固定観念」を根底を覆す内容です』と述べられていますが、非常に恥ずかしい間違いなので訂正された方が良いかと思います。