1993.2.21
その日は俗に言う人生最大のイベントらしい。
前日に熱を出して夜中に病院に行き、
「明日結婚式だけん、熱下げて！」
と力説するも飲み薬しかもらえず、
意識が朦朧とする中、自宅で白無垢に袖を通した。
親の夢を叶えるのも親孝行、
どうしても着立ちしてほしかったらしい。
※「着立ち」とは白無垢を着て自宅から嫁に行くこと(らしい)
やさしいだんなさんと
ケンカすることはほとんどないが、
一度だけ離婚の危機があった。
「子どもがほしい」
そう言われたときだ。
私は結婚3年目にてんかんとリウマチを患い、
「子どもは諦めてください」
と主治医から言われていた。
さすがの私もこのときばかりは凹んだが、
スノボやらゴルフやらワインやら
いろんなことを好き勝手にやってきて
無事にこの日を迎えられたのは
やさしいだんなさんと
それを見守ってくれた人たちのおかげだ。
あの日から27年、
結婚25年が銀婚式、
結婚30年が真珠婚式。
結婚27年を迎えた私たちは
特に何かするわけでもないが
先日、
「ゆみの誕生日にも何にもしとらんし、
ここ数年結婚記念日もほったらかしだったけん、
旅行にでもいかん？」
とだんなさんに言われ、ドキリとした。
「誰かに何か言われた？
それとも何かうしろめたいことでもあった？」
今までそんなことを言うタイプでもなかったのに 笑
まあ、旅行は家族旅行になりそうだが、
気にかけてくれるだけありがたい。
これから金婚式を目指して
つかず離れず
健康で楽しく暮らしていければな、と思う。
結婚記念日、ありがとう。
これからもよろしく。
J.S.A.ワインエキスパート
ワイン検定認定講師
隈部 由美(kumabe yumi)
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私は困難な中でも笑える人、
苦痛から強さを得られる人、
そして反省によって勇敢に成長できる人が好きだ。
(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
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最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
今日もステキな一日を☆