息子は小1の秋から中2の秋まで7年間、硬式テニスを習っていました。
本人がやりたいと言ったわけではありません。
幼い頃から走ったり飛んだりすることが苦手そうだったので、このままでは将来親と同じ道をたどってしまう(両親ともに運動音痴)と一抹の不安がよぎり、どうしたものかと思案していたところたまたま近所にテニススクールがあったので通わせただけです。
でもそれが功を奏し、小学校高学年では持久走もまあ中の下くらい、ドッヂボールでは豪速球で敵を仕留めるまでに成長してくれました。
中学では硬式テニス部がなかったのでソフトテニス部に入りました。
なので、中1から中2の秋までは硬式と軟式の二足の草鞋。
そして高校ではまた硬式に戻ると思いきや、ソフテの魅力にすっかりハマってしまいそのままソフテ部に入部。
現在はエヴァンゲリオン初号機な体型にまで変態を完了し、風呂上がりには全裸で開口一番「俺の体はテニスでできている」とドヤ顔してきます。
そんなテニス大好き少年の息子には中学時代の部活仲間だった親友君がいます。
親友君も大のテニス好きで、夏休みには部活に行く前に2人で自主練したり、卒部後の受験一色の寒い冬には休み時間に一緒に勉強したりと、スポーツも勉強もお互い切磋琢磨しておりました。
そして息子と親友君は同じ高校を受験。
ですがここで悲劇が…。
息子は合格したのですが、親友君はまさかまさかの桜散るでした。
受験番号も2人は並びで、合格発表を見た瞬間、我が家は嬉しさよりも悲しさでいっぱいになりました。
中学では息子がAチーム1番手の後衛で、親友君はAチーム2番手の前衛でした。
2人は誰にも言いませんでしたが、高校では絶対ペアを組むと誓い合っていました。
合格発表直後、息子は放心状態で親友君に連絡ができず固まっていました。
するとしばらくして親友君から電話がかかってきました。
1時間泣いたこと、その後さっそく(息子とは違う)高校の制服の採寸に行ったこと等々、親友君は何も言えない息子にずっと話し続けてくれたそうです。
息子はずっと「うん、うん」と頷いていたのですが、最後の最後にやっと口をついて出た言葉が「今からテニスしない?」でした。
ひとしきり2人で打ち合った後、親友君はこう言ってくれたそうです。
「高校違かろうが一緒だろうが(俺たちの友情は)変わんねえな。それと、〇〇高(息子の高校)落ちたらソフテやめると言ってたけど□□高(親友君の高校)でソフテ部に入る。入って〇〇高をボコボコにしてやるからね!」と。
青春万歳です。親友君かっこよです。
残念ながらまだ2人の対決は実現していませんが、今もたまーに2人や中学の部活仲間達と近所のテニスコートで練習しています。
中学時代、テニスコートで悔し涙を流したりガッツポーズして喜んだりする2人とその仲間達を何度も見ました。
まるで私達父兄も青春時代にタイムスリップしたような、それはそれは激胸熱な日々でした。
これから最後の高校総体までもうあと1年半余りです。
この貴重な最後の部活生活、息子に負けじと盛り上がっていきたいと思う今日この頃です。