要るの?要らないの? | 大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

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大石欣則

「要るの?要らないの?」。

2月26日の神戸市会本会議での質疑。


「外郭団体の削減と水道事業」についてであります。
 まず、我が会派、ならびに一部の与党会派からも指摘のある、「一般財団法人神戸市水道サービス公社」について、質問をさせていただきます。
 
過去の特別委員会等でも追及してまいりました、神戸市水道サービス公社 の存在そのものについて,もう一度改めてお伺いをいたします。
 先般、破綻をし、民事再生をした神戸市住宅供給公社と同じように、高度成長期に神戸市100%出資の外郭団体として産み落とされたこの公社、当時は数多くの宅地開発を進められ、数多くの住宅建設をされ、そして同時に水道事業も、よりスピード化し、専門性を持たせたこの公社が誕生していますが、今や水道供給量、消費量も減少の一途をたどり、またメーターの検針等々につきましては、随時民間に委託をされております。
 そもそもこの公社の事業予算のうち,92%が神戸市の委託料です。これでは破綻はしません。そのほか,駐車場の管理費等々が収入源であり,組織としては収支均衡を保っておりますが、自治体のスリム化を求められている今、わざわざ外郭団体として残しておく、そう存在価値はもうないと、早期の解体を提案してまいりました。
 昨今で、一番残念だったのは、神戸市の水の科学博物館。この指定管理者に応募もせずに、あげくの果てに大阪市100%出資の株式会社大阪水道総合サービスに指定管理が決定いたしました。本当にこの神戸市
水道サービス公社 、存在価値はあるのでしょうか。
 神戸市水道局が大きくうたう水ビジネスへの海外進出も神戸製鋼の子会社に旗振り役を任せただけで、積極的な参加はしていません。もちろん、海外視察は一緒に行かれているというのは重々承知をしています。
 水ビジネスへの積極的参加を目指されるのか、否か? 
 ここで質問です。この公社こそが神戸市の水の先進事業を推進し、親会社とでも言うべき神戸市への事業貢献をしていくべきだと思いますが、できなければ、民間に開放できるものは開放、委託・移譲し、
水道サービス公社 の早期の解散・整理をするべきだと思いますが、市長のご見解をお伺いいたします。
 また、水道事業の長期的経営安定化、公民連携の視点から、水道局が実施しているすべての業務について、将来も「公が担うべき業務か否か」判断し、民間活力を局が主体的に導入すべきだと考えます。
 あり方検討会のような、サービス公社単独、局所的な状況からその存廃を判断したことに疑問を感じる。説明不足ではないか。

 また昨年の「水道サービス公社事業のあり方検討委員会」での中間報告書、15頁では、「外郭団体の廃止・統合については、最終的にはトップマネジメントにより政策的に決定していく部分が多い」と記されていますが、市長のお考えをお聞かせください。


水道局長(市長は回答せず):
水道サービス公社事業に関するあり方検討委員会では、期間満了メーター取換業務の計画立案や未納整理の交渉等の業務について、現時点では公社の存在意義が認められるとともに、国際貢献を含め、市域を越えた広域的な事業展開は局と別団体である公社が行うのが適切とされました。

 公社については、5年間の集中改革期間を定め、経営改善や新規事業の開拓を進めていくこととしている。最終的には、公民連携の事業主体、具体的には公民共同出資・地元企業参画による株式会社化も含めた組織体制の確立を図り、神戸市や県内水道事業体等への事業貢献が図れる団体になるよう誘導していきたいと思います。

 これまで公社に随意契約してきた業務についても水道事業の安定性・信頼性を確保したうえで段階的に競争性を導入するなど民間開放を進めていく方針です。

 水道事業は安全で良質な水を安定的に供給するという非常に強い公共性が求められる。水道事業の基幹的な分野は公が責任を持って進めていく一方で、それ以外の分野については、受け皿である民間事業者の状況等も踏まえ、順次民間委託を進めてきました。

 今後も給水収益の減少や水道施設の大量更新を迎えるという大変厳しい経営環境にさらせる中、あらゆる経営改善や効率的な経営体制の確立は喫緊の課題である。その中で、事故や災害時に即応できる体制を責任を持って確保し続けることも局としての責務であります。

 今後も他事業体の民間活用の導入例も参考にしつつ、公が担うべき業務かどう見極めながら、必要な民間活力については積極的に導入し、効率的・効果的な運営を続けていきます。
以上


http://www.kensakusystem.jp/kobeshikai/default.html

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神戸市会議員
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