こんばんは、宝石鑑定士セレクトのアクセサリーショップ Love_jet MAXIMUM」店長の細川文です。「ジュエリーアドバイザー」でグーグル検索すると1ページ目の最後に表示されるのが私です。働く大人の女性がもっとジュエリーとアクセサリーを楽しむためのお手伝いをしたいと思っています![]()
それでは、ジュエリーアドバイザーへの道4をお届します!
大手だからという理由で就職した会社を去り、本当にやりたいことを始める決意をした私。新卒から2年勤めた会社を辞めて、G.G.=米国公認宝石鑑定士の資格取得のため、世界で最も権威のある宝石の教育機関である、GIAの東京校に通うことにしました。
会社はあっさりと退職を受け入れてくれました。(涙)
1番の問題だった高額の授業料ですが、両親が私の結婚式のためにと貯金をしてくれているお金があったので、「どうしても。」と頭を下げて頼みました。「結婚式の費用はこれから絶対に自分で稼ぐから!」両親はとてもびっくりしていましたが、私の真剣味を感じ取ってくれたのか、渋々了承。また、退職する頃に付き合っていた彼ともお別れしてしましました。24歳の春です。
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仕事を辞め、彼とも別れて心機一転。夢へと向かって踏み出す。
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GIAの授業はやはり格段に専門的で、私の探究心はヒートアップします。カリキュラムはダイヤモンドとカラードストーン(ルビー、サファイア、真珠など、ダイヤモンド以外の全ての石)に分かれています。その中で知識を養うための講義と、様々な機器を使って行われる鑑定・鑑別の実技があります。
知識の面では毎週金曜日にテストがあり、毎日帰宅後も宿題に追われる忙しい毎日。友達であり、よきライバルでもあるクラスメイトにも恵まれ、充実した楽しい日々を送りました。
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だって、初めて自分で決意して進んだ道なのだから。
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半年間数多くのテストをクリアし、いよいよ山場、最難関の「カラードストーン20石テスト」です。G.G.取得はこのテストのために弁護士試験並みに難易度が高いと言われています。
20石テストとは20石のカラードストーンを1つの間違いもなく鑑別しなければいけません。合成か天然かも見分けなければいけませんし、その石の呼び名も間違ってはいけません。呼び名についてですが、例えばサファイアとルビーは鉱物学的には同じ石です。ピンクサファイアの色が濃いと「ルビー」と呼ばれることになります。つまり、違いは色が濃いか薄いかの違いで、濃さの基準があるのです。
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遂にここまで来た。
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20石テストは3回行われます。1回目で20石全てが正解したら合格。不合格者だけが第2回目に進みます。私は1回目のテストで、エメラルドの中にある小さな内包物(これが人工石の印となるものでした!)を見つけることができず、「天然エメラルド」と記載して不合格。
さて、チャンスはあと2回。焦りが募ります。もし、次も落ちてラストチャンスとなったら、落ち着いて取り組める自信がありません。先に合格したクラスメイトが「頑張って。」の声が。
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落ち着け、落ち着け・・・。次で決めよう。
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2回目に手渡された20石。簡単そうなものから鑑別して行きます。19石までは確信を持って、解答用紙に記載して行きます。遂に最後の1石!まず屈折率を計ります。下が1.762、上が1.779、複屈折率が0.008。蛍光は弱いけど有り、2色性が強い。「ルビーだ。」
解答用紙に「天然ルビー」と書き込もうとして、手が止まります。ルビーといえるほど赤くないのでは?これはピンクサファイア?
天然か、合成か、急いで顕微鏡を食い入るように覗き込みます。拡大すると、石の中に針状のルチル結晶を見つけました。「天然だ!」
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どっち、どっち?もう時間が無い。
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最初に見たときにルビーと感じたけど・・・。いや、彩度が低い。やっぱりピンクサファイアだ。「天然ピンクサファイア」と記載したところで終了のブザー。・・・・・・・・・・さて、果たして結果は?
GIAに通って行た頃は、顕微鏡の向こうに目を凝らしているので、いつもものもらいが2つ、3つ出来てしまいましたが、本当に充実した日々でした。
→→→ジュエリーアドバイザーへの道⑤Tiffany&Co.就職試験
