こんばんは、宝石鑑定士セレクトのアクセサリーショップ Love_jet MAXIMUM」店長の細川文です。「ジュエリーアドバイザー」でグーグル検索すると1ページ目の最後に表示されるのが私です。働く大人の女性がもっとジュエリーとアクセサリーを楽しむためのお手伝いをしたいと思っています
それでは、ジュエリーアドバイザーへの道5をお届します!
新卒から2年勤めた会社を辞めて、G.G.(米国公認宝石鑑定士)の資格取得のため、GIA東京校に通い半年間のプログラムはそろそろ終盤。
最後の難関、20石鑑別試験、2回目の挑戦です。「それでは、結果発表。」の声に心臓が飛び出しそうです。結果は・・・見事合格!ほっと胸を撫で下ろしました。
最後に、「G.G.ファイナル」という筆記試験、そして卒業式です。筆記試験は見事2位の成績で合格します。この卒業式の日は、奇しくも私の25回目の誕生日。合格とバースデーということで、クラスメイトたちと大騒ぎをしました。
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こんなに勉強したの初めてだったよ。やった!遂に宝石鑑定士になれたんだ!
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そして、アルバイトをしながらの仕事探しが始まりました。卒業後の進路を考えた結果、鑑定よりもこの専門知識を持って、ジュエリーを扱うビジネスの方がしたい!と考え、大手のジュエラーに入社することを目標にしました。資格を取得しても、実際に宝石鑑定士の仕事をするメンバーはごく僅かなのでした。
就職活動を開始しましたが、不況の中、それほど簡単には行きません。そんなある日、朝日新聞の求人欄を見ると、なんとTiffany&Co.スタッフ募集の文字が。
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赤坂からの帰り道、毎週見上げたあの・・・。
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心臓がどきっとしました。もちろん応募し、履歴書を送ったところ筆記試験の連絡が来ました。書類審査に通った喜びで、ウキウキと試験会場に向かったところ、信じられない程広い会場に着きました。ゆうに500名はいます。
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うそ・・・。こんなにたくさんの人が・・・?募集は若干名なのに・・・。
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そして始まった筆記試験の内容はとても難しく、特に英文和訳はさっぱりわかりません。内容は「Confidential Producuts ・・・」で始まる文章でした。さて、英語が苦手な私、「Confidential」も「Producuts」も意味が分かりません。
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どうしよう・・・。そうか、アメリカの会社だもん、英語が出来ないとダメだよね・・・。
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自分の無能さかげんを呪いつつ、和訳は「コンフィデンシャルなプロダクツは、」と書き進めました。その他の分からない単語も全て音読みして書いたのです。「何も書かないよりは・・・。」という苦肉の策でした。100%落ちたと思いましたが、なんと合格!その後の面接も一回で合格し、翌年1月1日入社が決まりました。
後に倍率は100倍だったと聞かされましたが、未だになぜ合格したのかは不明。配属先は憧れの銀座ティファニー本店です。銀座のあの美しく華やかな店舗で、遂にジュエリーを取り扱う仕事に辿り着けたのです。
もちろん・・・・このときは、まさか退職する日がやってくるなどとは夢にも思っていません・・・。
→→→ジュエリーアドバイザーへの道⑥給料1ヶ月分のブレスレットが・・・ない!