WHOから最も脱退しても良さそうな国はロシア
「そもそもロシアは反グローバリズムの旗手なのに 何故WHOから脱退しないのか」
ロシアだって全ての人が反グローバリストではない。
当たり前ですよね。
ロシアも一枚岩ではありません
ロシア在住さんのこちらのツイートから
日比谷で大規模な反対デモが結成されたとのこと。パンデミック条約締結と国際保健規則IHR改悪の危険性について多くの方が熟知しているようですね。ロシアもWHO加盟国なので、当然この問題に直面しています。
皆さんは、「そもそもロシアは反グローバリズムの旗手なのに 何故WHOから脱退しないのか」と疑問に思われているでしょう。
ロシアは独自のワクチンを開発したとはいえ、マスクや隔離、ソーシャルディスタンスもありました。以前からお伝えしているように、グローバリストはロシア国内の要所要所にいて、完全に排除されている訳ではありません。
ロシアの保守にとっても今踏ん張りどころなのです。 前回のパンデミックでコロナ対策の陣頭指揮を取ったのはロシア保健省とロシア消費監督庁でした。
特に後者にはWHOと緊密に連携するチームがあり、WHOの出張所としてロシア国内でロビー活動を行っています。 そして、このロシア消費監督庁の重鎮であるスモレンスキー副長官(WHOロシア代表)がパンデミック条約を強力に推進し、IHR国際保健規約の改悪についても、55条に定められた審議のための猶予 (4ヶ月)を与えず既成事実として承認させようとしているのです。
WHOのオフィシャルサイトにスモレンスキー副長官の履歴が掲載されています。2018年、ロシア消費監督庁副長官に任命、これまで、WHOの他、WTO・IAEAなど様々な国際機関と折衝を行ってきました。
ロンドンのキングストン大学で修士号を得ている(ココ何故か本国ロシアの消費監督庁のサイトには記載なし)とのことで、国益よりもグローバリズムに与した御仁のようです。
こうしたことから分かるように、善悪二元論で単純にロシアを判断すると誤ります。現実はもっと複雑です。世界中の反グローバリストが一致団結できますように。
WHOに対してロシア人はどう考えているのか?
私などの素人は”WHOを脱退すればいいのに”と考えてしまいますが
WHOに対してロシア人はどう考えているのか?医療従事者へのアンケートの結果などをベースに解説してくれている動画です。ロシア人は非常に冷静に情勢を見ていると感じました。
日本では情報が少ないので画一的な意見しか出ないでしょうね。
以下、動画より
8:30~
ロシアではWHOを脱退するか否か?の議論が主流
2022年6月20日の医療従事者へのアンケート
*WHOの結論や推奨事項などをそのまま信じる医療従事者は3割に満たない
*パンデミックの時のWHOの活動を肯定する人は3割に満たない
*ロシアはWHOの加盟を辞めるべきか?
残るべき 69.8%
理由
57.9% 医師が知識を習得し世界保健プログラムに国として参加する可能性を維持するため
22.1% 世界的慶光の中でロシアの科学的根拠に基づいた医療の地位を強化するため
16.1% 医学の発展のため
3.0% 心臓血管病や結核など多くの病状の死亡率や罹患率を減らすため
0.9% 患者の教育 患者支援団体の創設
全体的に見れば自身の専門性を高め国の医療レベルを上げたいという理由が多い
そのためには世界保険機構との結びつきも必要
脱退するべき 30.2%
理由
46.%8 WHOへの政治的関与や偏った態度
27.7% 科学的妥当性に疑問
21.91% WHOの存在はロシア連邦の医療にプラスな影響を与えない
<結論>
医療従事者としては専門家としての知識を深めるためまた横のネットワークを維持するためにも世界との繋がりを維持したいという意見が7割と圧倒的に多いというこでした。
国としてWHO加盟をどう考えているのか
12:54~
2023年2月1日RBC.RU
ロシア連邦保健省のミハエルムラシュコ大臣
「ロシア連邦上院評議会でWHOは情報交換の場でありロシアの見解を推進し擁護する場でもあるためその関係は立つべきではない」
「WHO加盟国の中にはロシアの指示者が大勢いる。それらの国によりWHO内に連合が作られている。このような関係を自分たちの立場を強めるために利用しなければならない。」
つまり脱退することは簡単だがそれではWHOを利用しようとする勢力のやりたい放題になってしまうため踏みとどまって機構の枠内で反対勢力を作り対抗していく、という逃げない姿勢を示したいのでしょうか。
「単に脱退することが正しい方法とは思いません。我々の計画を守り証明し前進させるために支援者の輪を作る必要があります。世界は一極であってはならないのです。」
世界が多極化へと進んでいる今日WHOから脱退してしまえばWHOは一極支配が残ってしまうことになり、下手をすれば勢力を失いつつある一極支配勢力が力をぶり返す可能性もあります。
ワレンチーナ・マトヴィエンコ上院議長
「ロシアを自主隔離させる口実を作るべきではない」
「そのためにこのようなプラットフォームのような組織が存在してるのです」
「そこでロシアは我々にとって関心のある問題につき協力関係を気付けるのみならずロシア的観点を擁護しつつ組織の意思決定に影響を与えることもできるのです。」
以上ですが私などはすぐにでも脱退すればいいのにと思ってしまうのですが、やはり大国は違いますね大国の論理と言いますか米国の思い通りにはさせないという強い意思が感じられます。
ロシア外務省
WHO加盟国から積極的に脱退するつもりはないと公表
以上のようにロシアの政治家や高級官僚はWHOを脱退すべきではないという意見が多数を占めています。
ただ、ロシア共産党などは国は曖昧な態度を取るべきではなく脱会すべきだと公言
プーチン大統領
spb.sgat.TV 2024.2.15
第2回未来技術フォーラムでの本会議
「現代の医療技術明日への挑戦~先を見据えて」というイベント
プーチンの演説より
その中でプーチン大統領は具体的にWHOの名前をあげたわけではありませんが明らかにWHOを意識した発言をしていました。
16:44
大統領演説の2番目の主要なテーマはロシアの医療制度の主権である。
プーチン大統領はこの分野における西側諸国への依存を打破することを主張した。
これは西側諸国がダボスで○○の流行について真剣に議論している昨今特に重要である。○○は新型○○よりも危険であり世界の全ての国を再びロックダウン…隔離…おとしいれようとしている。
勿論国民の健康に対する世界的な脅威に対する備えをする必要はあるとしてプーチン大統領は次のように述べた。
「勿論私達はこの取り組みを継続し質的に新しいレベルで自給自足を高め、医療技術開発の主要分野で世界的リーダーとなり、感染症の流行の脅威を含むあらゆる課題に備える必要があります。新たな世界的な流行、私は海外の同僚たちとの交流について話しています。この交流は今後も続くと確信していますが主要な分野では確実に自給自足しなければなりません。」
自給自足するということは極めて明白だがロシアが今後医療制度の発展、医薬品の提供、○○撤収、必要に応じてあらゆることについてWHOを顧みることなく全ての重要な決定を下すことを意味する。
大統領の演説ではこの組織の名前には言及しなかったしWHO脱退の扉を閉めることについても一言も言及しなかったがメッセージは完全に明白だった
以上引用です。
WHOを脱退はしないもののWHOに依存しないように国内の医療技術や新薬の開発などへも力を入れると宣言しています。
プーチンさん曰く昨年だけで合計約530種類のロシア製医薬品が新規登録されたそうです。
そして癌に対するワクチン。新世代の免疫調節約の開発もほぼ実現しているそうですが先ほどの医療関係者たちの知識を深めるためWHO加盟が必要という意見を満たすためにも力を入れているようにも感じられます。
また医療従事者の収入の地域格差を直すために居住者数に応じて医療従事者に補助金を支払う制度も確立するとのことです。
WHOからロシアが外されることも想定して事前に対策を講じている。
まさに2022年の紛争開始後の西側の経済制裁を想定し2014年のマイダン革命以降から既に準備を整えてきたパターンとやり方は同じのようです。まさに明日への挑戦。先を見据えてですよねやはりプーチンさんすごいな、と実感いたします。
動画からの引用おわり
ロシアの戦略
WHOは脱退せずWHO内での影響力を保持する。
WHOは情報収集などに利用する。
ただし依存しない
そのための自給自足を促進する
実際に医療技術の開発などに力を入れている
ということでしょうか
なるほど。。
日本もWHO撤退という戦略ではなく
利用するという方法もあるということ。。
撤退して世界の孤児になるというのは上策ではない
大東亜戦争前夜を彷彿とさせますからね
おまけ
(,,>᎑<,,)
”ロシアの大家族の数は26%増加し、現在では200万人を超えている”
日本とロシア…
メディアに煽られているんですよ