『悪役令嬢はシングルマザーになりました』北里のえ | choco's Book Cafe

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備忘録的感想です。
現在は、ラノベに嵌っています。
(時々、恋活、日常生活、糖尿病の事も書いています)

「小説家になろう」さんで読ませていただきました。

 

『第2回アイリス異世界ファンタジー大賞』銀賞受賞作品で、書籍化されるそですよ。

 

読んでみたい方はこちら(クリックしてくださいね)

 

あらすじ:

前世が日本人だったエステル・ド・リオンヌ公爵令嬢は、乙女ゲームの悪役令嬢として転生したのだが、前世でゲームをしたことがなかったので、そのことを知らない。何も知らないままに王太子の婚約者となり、婚約破棄され断罪され、実家からも追い出され、国外追放されてしまう。国外追放されたエステルを助けてくれた恩人が双子を出産してすぐに亡くなってしまい、エステルが働きながら子育てをすることになった…。

 

読み始めたら、止まらなくなって、日曜日の朝に一気読みしました~。

 

転生ものなのですが、なんと転生前のヒロインが乙女ゲームに縁のない人生だったので、自分が悪役令嬢だと知りません。

 

そして、ヒロインは、前世から、「真面目」なので、一生懸命暮らしていたら、悪役令嬢ではなく、優等生に~。

 

婚約者の王太子が残念な人で、なぜかナルシストなダメ男に。

 

そしてほかの女性に目移りしてしまい、婚約破棄。

 

公爵家でも大事にされていなかったヒロインは、家からも放り出されます。

 

けれど、ヒロインは、大して王太子を好きでもないし、公爵家も毒親なので大して未練なく、隣国で平民になります。

 

そんなヒロインが行く当てがなかったおきに手を差し伸べてくれたモニカ。

 

モニカは、う~んと年上の男性と付き合って子供ができたけれど、別れて一人で子供を産むためにがんばっていました。

 

モニカの居酒屋ではたかせてもらうエステル(料理好き)。

 

モニカは双子を出産しますが、亡くなってしまいます。

 

ヒロインがその子たちを育てることに~。

 

するとある日、美しい貴族の青年が表れて、その双子は自分の妹だと言う~。

 

モニカのお相手は年上の貴族で奥さんも亡くなって不倫とかじゃなかったのに、思いがすれ違ってお別れしてたんですね~。

 

双子の父親が亡くなって、双子の異母兄が遺産のことでやってきたんです~。

 

その貴族の家に行ってびっくりですよ。

 

もともと自分のいた国の公爵家だったんですもの~。

 

その貴族、フレドリックとヒロインのエステルのラブラブな物語の始まりです~。

 

砂糖を口から吐き出しそうな溺愛っぷりですよ~。

 

ヒーロー、かっこいいはずなのに、あまりにもヒロインを溺愛するから、ちょっとあちこちでかっこ悪くなっちゃってる(笑)。

 

そこがまたいいんですけれど~。

 

個人的にはだめ男だった王太子の成長とその恋の物語(どちらも番外編)が好きでしたね~。

 

最初、あんなにダメんズだったのに、王太子が一番成長を遂げていますよ~。

 

そして、ヒロインの前世の物語(番外編で1話)もなかなか切なかった~。

 

これ以上はネタバレしちゃうので、詳しくは書けませんが、1つの物語にいろんなものがぎゅ~っとつまっていました。

 

物語は1話~57話で完結しております。

 

そのあと、うれしいことに、番外編が43話ほどございますよ~。

 

作家さま、サービス精神旺盛で嬉しい!

 

星は9つ

★★★★★★★★★☆