「小説家になろう」さんで読ませていただきました。
ダイジェスト版のような短編がございます。時間がない方はそちらを読むとあらすじが全部わかっちゃいますよ。
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あらすじ:
ベイア子爵令嬢アナは、ごく普通の貴族令嬢だが、別名「傷物令嬢」と呼ばれている。幼いころからの幼馴染と婚約していたが、「運命の人と出会った」と捨てられ、友達の兄の侯爵子息から乞われて婚約したのに、再び「運命の…」と捨てられてしまう。彼らはいつも「すまない」と言ってつらそうにする。本当につらいのはアナなのに…。
「2度の婚約解消」(婚約が結婚にも等しい設定の中でですからね)。
バツ2の私が、共感してしまう設定でしたよ~。
あ~。切ないわぁ。
ヒロインの場合、どの婚約者も、自分から積極的に望んで婚約したわけじゃ~ないのですけれど、婚約者たち最低~!
でも、「一目ぼれ」とかって、「運命だ」って思いますが、結婚では、案外うまくいかないことも多々あったり。
時代遅れなのかもしれませんが、家同士で決めたお見合い結婚も悪いことばかりではないような。
まぁ、どっちもどっちかな。
他人同士が家族になろうとするわけだから…。
そんな体験を繰り返しているうちに、「すまない」って言われると条件反射みたいに悲しくなってしまうヒロインです。
たぶん、もう、あまり人生に期待をしていないんでしょうね~。
異世界ものの貴族令嬢は、婚約解消されたら修道院へいけ~!みたいな設定も多いし、
まさに、「この世の終わり」みたいな気持ちになても当たり前な気がします~。
あまりネタバレしちゃだめなんですけれど、物語の中で「運命だ~」とか言ってるやつらはろくな目にはあってないんですよ~(ざまぁ)。
ま、でも、人の幸せは傍から見てるだけではわからないので、案外幸せなのかもですね。
さくさく読めて面白かったです~。
星は8つ
★★★★★★★★☆☆