𝐍𝐂𝐓𝟏𝟐𝟕
𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 𝐎𝐟 𝐅𝐚𝐯𝐨𝐫𝐢𝐭𝐞 #𝟐 𝐩𝐚𝐫𝐭.𝟐
𝟕. 𝐉𝐔𝐍𝐆𝐖𝐎𝐎
僕たちが海を見に行こうと決めていた日に
雨が降らないという事実を
僕は夢を通して先に知ることになった。
何度も繰り返し
'ごめん'という言葉を伝えようとしたのに、
君は電話に出なかった。
僕は伝えられずにいるプレゼントだけを手にしていた
''ごめんなさい''
最後に出た電話の向こうの
君の声があまりに辛くて
僕は夢から覚めた。
僕は君へと走って向かった。
''君が1番好きだ。だから…
本当にごめん・・・僕のそばにいてほしい''
いなくなったりしないで永遠に僕の胸に咲いてほしい。
僕が君の首にペンダントをかけた。
''いつでも、永遠に君のそばにいるから''
僕の告白に君が僕の胸の中で泣いた。
僕たちはこの不幸の中で永遠に一緒にいよう
''愛してる''
僕は君がもしかしてでも消えたりしないかと
ぎゅっと力強く抱きしめた。
これからは僕たちの時間はともに流れていく。
これで全ては大丈夫になったと思った。