NCT127 Story Of Favorite #2-1【日本語訳】 | ⓤⓢⓐⓖⓘ

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独学で勉強中のため、誤訳や意訳なども含まれます。

こういった雰囲気の歌詞なんだ・こういった解釈の仕方もあるのねなど参考程度に見てもらえたら嬉しいです☻


𝐍𝐂𝐓𝟏𝟐𝟕
𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 𝐎𝐟 𝐅𝐚𝐯𝐨𝐫𝐢𝐭𝐞 #𝟐 𝐩𝐚𝐫𝐭.𝟏


𝟓. 𝐌𝐀𝐑𝐊

こんなにも大切になってしまった君に。

どう伝えるべきか。


こんな僕のことを。


静寂が流れた。

僕は僕の正体について告白して

君はしばらくの間何も言葉を口にしなかった。


夢では結局最後の最後まで話せなかったために

僕は今君がどんな反応をするのか

全く分からなかった。

幸い悲鳴をあげたり、

気絶をしたり、

聞くやいなや怒って出ていってしまうといった

僕の想像の中の沢山のシュミレーションたちは


全て避けられた。


''望むなら記憶を全て消すことも出来るよ''

僕が控えめに言葉を発した。

君はしばらく悩んでから食卓を見下ろした。

''この食事は何?''

君が尋ねた。


''料理出来ないじゃない''

悲しくも君は僕の多くを知っていた。

''だから美味しくないかもしれない''

僕が作った下手な料理を君が1口頬張った

''これはだめだね'' 君が答えた。


''このまずいオムライスを記憶から消すのはやっぱり後悔しそう''

君は黙って僕が不器用ながらに準備した料理たちを美味しく食べた。


僕も黙ってご飯を食べた。



口いっぱいに食べ物を詰めたお互いを見て

僕たちは笑いがはじけた。

なんでもないかのように僕を受け入れてくれた君のことが

僕は怖くもあり ありがたかった。





 𝟔. 𝐉𝐎𝐇𝐍𝐍𝐘

互いが大切になっていくほど

時間は倍速ボタンを押したかのように

どんどんと速く流れていく。


夢の中で君の表情が

最近少しずつ暗くなっているのも

おそらくそのせいだろう。

''私がいなくなったら 私はそのあと?

あなたが1人残されるじゃない''


''どうだろう。それはまだ先の話だから

考えてなかったけど''


僕は君を安心させようと微笑んだ。

''もうすぐ梅雨だね、僕たち海を見に行こうか''


夢の中で聞いた君の言葉が出ないように

僕が話をそらした。

''本当に?''

君が子どものように喜んだ。


空が一日中雨雲で陰る梅雨には

僕は本当に少しの間だけだが昼間も

外に出ることが出来る。

今年の梅雨、
僕たちは一緒に海を見に行くことにした。

''そんなに嬉しい?
どうせ雨が降っていて空も海も霞んでいると思うよ''

かなり期待している君のことが心配になって
僕が言った。

''黒くない海を

あなたに必ず見せたいの''


君は想像しただけで嬉しいのか口角が上がっていた。

僕もつられて笑顔になった。


海を愛する君は

魚に似ていると僕は思う。


広い世界を自由に泳ぐ。

僕が捕まえることの出来ない、そばに置くことの出来ない。

だから君が僕と同じ人生を生きるという言葉を

僕は聞ける自信がなかった。


君がこの退屈で終わりのない時間の中で

中途半端な人生を生きれるだろうか。

僕はそれを望まなかった。

僕は君が今のように星とともに眠り、

いい夢を見て、海を愛することを願った。

君を送って帰る道で

もう君はいないのに車の中はいまだに君でいっぱいだった。

君の物たち、君の香りが残っていて

僕は君がたちまち恋しくなった。


本当にどうしたら良いのだろう。

君が去ったら僕はそのあと、僕は。



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