スピンオフ編~静岡県三島市・燈籠など石造物が素晴しい池泉回遊式庭園『隆泉苑』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

静岡県三島市の『隆泉苑』です。

 

最寄駅は

伊豆箱根鉄道駿豆線

『三島田町』。

 

駅から徒歩3分

国の登録有形文化財である

表門が現れます。

 

『隆泉苑』の正門ですが

こちらから入園することはできません。

 

表門からさらに50mほど進むと

右手に『佐野美術館』があります。

 

1966(昭和41)年に

三島市出身の実業家

佐野隆一氏の寄付により設立され

日本刀のコレクションで知られる美術館です

・・・私は興味がないのでスルーしました。

 

『隆泉苑』は

美術館の敷地内にある

池泉回遊式の日本庭園です。

 

1935(昭和10)年に

佐野氏が両親のために造った庭園で

氏の没後に

『公益財団法人佐野美術館』に寄贈されました。

 

美術館は有料ですが

『隆泉苑』は無料で参観できます。

 

『隆泉苑』は

佐野隆一氏の『隆』と

三島の湧水の『泉』から名付けられました。

 

6000㎡余の庭園自体も素晴らしいのですが

その要所要所に散りばめられた

燈籠などの石造物に圧倒されます。

 

それぞれの石造物には

説明が付いていませんので

由来などは分かりませんので

画像を中心にご覧頂ければと思います。

 

まず私が魅了されたのは

蝋燭のような形の石造物です。

 

燈籠のようにも見えますが

火袋がありません。

 

この形の石造物は

園内に何基が置かれています。

 

基本形は同じですが

細部が微妙に異なっています。

 

いろいろな庭園を観てきましたが

このような石造物は初めてです。

 

園内に置かれた燈籠には

異彩を放つものが数多くあります。

 

天然の石を

積み重ねただけのように見える

きのこのような燈籠

見れば見るほど味があります。

 

他の部分に比べ笠が大きく

一見アンバランスですが

趣きがあります。

 

普通の形ですが

笠の部分に葉が生い茂っています。

 

こちらも

全体的には普通の形状ですが

笠の上の宝珠が大きいようです。

 

笠の形が素晴しいです。

 

火袋のデザインが凝っています。

 

あまり見かけないデザイン

シンプルですが魅力的です。

 

五重塔かなと思いましたが

真ん中の層に火袋のようなものがありますので

燈籠のようです。

 

変った意匠ですが

惹きつけられるものがあります。

 

燈籠以外にも

園内には素晴らしい石造物があります。

 

日本家屋に上がる踏み石。

 

日本家屋の前に置かれた手水鉢。

 

表門近くの手水鉢。

 

四阿に置かれたテーブル。

 

四阿脇に何気なく置かれた

大きなゴルフボールのような奇石。

 

苔むした切石橋。

 

ご紹介したものの他にも

まだまだ興味深い石造物がありますが

長くなりますのでここまでにしておきます。

 

隆泉苑

静岡県三島市中田町1-43

10:00-17:00

木曜日休園

 

次回は、本日15:00に街角アート編。静岡県静岡市葵区の『洗濯する女』です