スピンオフ編~東京都中央区新富町・まだまだ知らないことが多くショックでした『中央区立郷土資料館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

東京都中央区新富町の

『中央区立郷土資料館』です。

 

最寄駅は

東京メトロ日比谷線、JR京葉線

『八丁堀』。

 

駅から徒歩1分

2022(令和4)年12月に開館した

『本の森ちゅうおう』が現れます。

 

この建物は

『中央区立郷土資料館』のほかに

図書館、多目的ホール、カフェなどを備えた

複合施設です。

 

『中央区立郷土資料館』は

建物の1階奥にある常設展示室と

2階の一部を使った企画展示室と

地域資料室で構成されています。

 

2階は撮影不可になっていますので

今回は1階の常設展示室をご紹介します。

 

江戸時代から昭和期に至る

実物資料やデジタル展示を通じて

中央区の歴史文化の多様性を体感できます。

 

床一面には

中央区の地図が描かれています。

 

いつ頃の地図かは明記されていませんが

私のふるさと『新富町』から判断すると

1960年代以前のものと思います

・・・その理由は以下の通りです

 

1.町名が『新富町』になっていること

1971(昭和46)年に住居表示の実施に伴い

『新富』という町名になりましたが

それまでは『新富町』でした。

 

2.三丁目が存在していること

上記と同時期だったと思いますが

一丁目と二丁目が併合され『一丁目』に

三丁目が『二丁目』となり

『三丁目』はなくなりました。

 

3.町の中央に都電が通っていること

新富町には9番と36番の都電が走っていましたが

1971(昭和46)年に廃線になっています。

 

正面には

テレビ画面のようなものが

9面設置されています。

 

このスクリーンでは

江戸時代の日本橋界隈の様子を描いた

浮世絵のような静止画が流れています。

 

こちらは

日本橋の袂にあった魚河岸の様子。

 

物凄い人出で

市場の活気が伝わって来ます。

 

壁面に設けられたケースには

区内で発掘された遺物などが

数多く展示されています。

 

こちらは

築地外国人居留地跡から出土した

ガラス瓶や陶器の壺。

 

明治維新により

東京にも多くの西洋人が住むようになり

その多くが現在の明石町近辺に居住していました。

 

サイダーのボトル

詳細は不明ですが

明治時代にヨーロッパから

持ち込まれと考えられています。

 

陶製のジンボトル

こちらは大正時代に

ヨーロッパから持ち込まれたようです

何かお洒落ですね。

 

陶製の浄水器の蓋

イギリス製でアメリカ人の教会跡から

出土したものです。

 

国産の製品も展示されています。

 

1918(大正7)年に

日本橋の『三越呉服店』

現在の日本橋三越本店が売り始めた

氷冷蔵庫です。

 

上部の氷室に大きな氷の塊を入れ

下の三段の部屋を冷やしたようです。

 

日本初のキャッシュレジスター

 

1928(昭和3)年に

『株式会社間宮堂』が製造したもので

『間宮式金銭登録加算器』という名称でした。

 

『東郷ハガネ』の看板

 

1906(明治39)年

日本橋本町の『河合洋鋼商店』が

日露戦争の英雄とされた東郷平八郎元帥に

名称と肖像画使用の承諾を得て

鋼商品に用いた商標看板です。

 

この看板は

全国の代理店に配られましたが

近年どんどん撤去され

あまり見られなくなったそうです。

 

つい最近まで

東京都墨田区八広の会社にあり

都内最後のものとされていましたが

いつしか撤去されていました。

 

芝居小屋の木戸札

現在の入場券に相当するものです。

 

江戸時代の人形町には

歌舞伎の『猿若座(後の中村座)』や

『村山座(後の市村座)』の他に

安い料金で楽しめる芝居小屋も

たくさん並んでいました。

 

『築地小劇場』第一回公演プログラム

 

『築地小劇場』は

1924(大正13)年に開設された

日本初の新劇の常設劇場です。

 

一通り展示を見終え退館しようとすると

入口近くに大きなスクリーンを見付けました。

 

このスクリーンでは

中央区内の街の変遷が

イラストで描かれ流れています。

 

日本橋はいつも大にぎわい

~ようやく日本橋に着いた

 

行き交う武士や町人

旅人たちが描かれています。

 

そのシルクハット素敵ね

煉瓦街を歩くとわくわくする!

 

明治維新以降

洋装が一般化した銀座の街並みです。

 

オシャレなスタイル モボとモガ

 

1920年代(大正後期~昭和初期)

西洋文化の影響を受けた

新しい風俗や流行現象が現れます。

 

その先端的な若い男女が

モボ、モガと呼ばれました

 

モボはモダン・ボーイ

モガはモダン・ガールの略です。

 

中央区は

私が生まれ育った処で

長年住んでいましたが

知らないことが結構あるのに驚き

かつショックを受けました

 

中央区立郷土資料館

東京都中央区新富1-13-14

03-3551-2167

月~土 9:00-21:00

日曜祝日 9:00-17:00

第3木曜、年末年始休館

入館無料

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。Mark Knopflerの『What It Is』です。