スピンオフ編~東京都豊島区南長崎・昭和が色濃く残るストリート『トキワ荘通り』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

東京都豊島区南長崎の

『トキワ荘通り』です。

 

9月18日(月)にアップした

トキワ荘マンガミュージアム』への

アプローチとなる商店街で

レトロな建物が散在しています。

 

最寄駅は

都営地下鉄大江戸線

『落合南長崎』。

 

駅から目白通りを東に5分程歩くと

地元では『二股』と呼ばれている

ご覧のような三叉路に至ります。

 

ここが『トキワ荘通り』の入口

正式名称は『南長崎通り』と言います。

 

一方通行一車線の狭い通りですが

新宿駅西口駅行の都バスが

頻繁に通っています。

 

通りに入り直ぐ右側にあるのが

40年以上の歴史を持つ

蕎麦屋の『花月庵』。

 

『トキワ荘』で

漫画家たちが青春時代を過ごしたのは

60年以上前のことですので

この店の蕎麦を食べたことありません。

 

『花月庵』から10mほど進むと

右側に2階建ての和風家屋が見えます。

 

『トキワ荘お休み処』

 

1926(昭和元)年に

『吉津屋米店』として建てられた建物を

豊島区がリノベーションし

漫画文化を発信できる拠点として

2013(平成25)年に開設しました。

 

開館時間は10時~18時

入館無料、月曜日休館です。

 

1階では

オリジナルグッズや

『トキワ荘』関連書籍が販売され

2階には・・・・・。

 

『トキワ荘』に住んでいた漫画家

寺田ヒロオ氏の部屋が再現されています。

 

『トキワ荘通りお休み処』の並びには

『トキワ荘マンガステーション』があります。

 

『トキワ荘』に住んでいた

漫画家たちの本が約6000冊置かれ

だれでも自由に無料で閲覧できます。

 

開館時間は10時~18時

入館無料、月曜日休館です。

 

『トキワ荘マンガステーション』から

30mほど進んだ左側には

75年程前に創業し

『トキワ荘』の住人たちにも愛された

中華料理店の『松葉』があります。

 

漫画家たちの作品にもしばしば登場し

店頭には

藤子 不二雄Ⓐ氏の『まんが道』の

一部が掲示されています。

 

店の代は変わっていますが

今でも『トキワ荘』ファンの聖地として

いつも賑わっています

・・・私は入ったことがありませんが。

 

『松葉』の並びには

『トキワ荘通り昭和レトロ館』があります。

 

昭和20年代に建てられた

戦後マーケット『味楽百貨店』を

豊島区がリノベーションし

昭和の歴史・文化を次世代に継承するため

2022(令和4)年にオープンした文化施設です。

 

こちらが整備される前の『味楽百貨店』。

 

戦後マーケットとは

第二次世界大戦後の復興期に現れた

複数の店舗で構成される商業施設で

近年続々と姿を消しています。

 

『味楽百貨店』も

往時はいくつもの店舗が入り

地元の買い物客で賑わっていましたが

一店一店と撤退し

最終的に残った精肉店も

数年前に閉店しました。

 

1階には

有料でマンガが読める

『マンガピット』などがありますが

今回はスルーして2階へ。

 

『トキワ荘』のような空間があり

両側には4つの展示室があります。

 

一番奥の展示室2では

昭和の暮らしをテーマに

昭和40年頃の日常が再現されています。

 

現代のキッチンと比べると

かなり貧相な台所ですが

1960年代はこれが普通でした。

 

ダイヤル式のテレビ

昭和40年代に入ると

カラーテレビが急速に普及しますが

1965(昭和40)年では

まだまだ白黒テレビが主流でした。

 

ラジオからテレビへの過渡期

どの家庭にも大きなラジオがありました。

 

このラジオは

スピーカーが2つあるので

ステレオ放送に対応したものですね。

 

因みに

NHK-FMがステレオ放送を始めたのは

1963(昭和38)年のことです。

 

レコードプレイヤー

このように持ち運びできる

コンパクトなものが主流でした。

 

扇風機のカバーの隙間が広く

幼児が指を突っ込んで

怪我をする事故も起こりました。

 

展示室3には

懐かしい昭和の街並みが

ジオラマで表現されています。

 

神田川沿いの町ですが

実在の町を再現したものではありません。

 

展示室4では

高度経済成長期の池袋が

ジオラマで再現されています。

 

上記の画像は

昭和30年代後半の

池袋駅西口の様子とのことです。

 

東武デパートの直ぐ前に

こんなに民家が建ち並んでいたとは

知りませんでした。

 

『トキワ荘通り昭和レトロ館』の並びには

『軽食・なかや』があります。

 

何度かお邪魔し

私のお気に入りの大衆食堂で

早いランチを頂こうと思っていました。

 

しかし

朝9時開店ですが

10時なのにシャッターが下りています。

 

『トキワ荘マンガミュージアム』を見学し

1時間半後に再度やって来ましたが

シャッターは下りたままでした。

 

近所の方にお伺いしましたところ

一人で切り盛りされていたおばあちゃんが

具合を悪くされ店を開けられなくなり

土曜日にのみ

息子さんが営業されているとのこと。

 

日を改めて

土曜日に再訪することにしました

・・・でもおばあちゃんのことが心配です。

 

『なかや』から50mほど進むと

『トキワ荘マンガミュージアム』がある

『南長崎花咲公園』がありますが

その入口近くに

『ふるいちトキワ荘通り店』があります。

 

『トキワ荘』関連作家グッズや

書籍が売られていて

奥にはブックカフェもあるようです。

 

興味がないので

こちらはスルーしました。

 

その隣にはかなり古い家がありますが

商店や飲食店ではないようです。

 

お声をおかけしたのですが

ご返事がないので無許可になりましたが

室外から中を撮影させて頂きました。

 

板や裁断機があるので

木工所ではないかと推察しました。

 

それにしても

このだるまストーブは何なのでしょう?

 

もちろん火は入っていませんが

折からの暑い日でしたので

見ているだけで汗が倍増しました。

 

ご近所の方にお伺いしましたところ

『板鼻家具製作所』と言うらしいのですが

詳しいことは分かりませんでした。

 

三叉路から『トキワ荘マンガミュージアム』まで

全長300m弱の散策でしたが

昭和を色濃く感じる素晴らしい通りでした。

 

ご紹介した他にも

昭和な建物がいくつかありますが

詳細が不明なので画像のみ掲載します。

 

 

次回は、本日15:00に街角アート編。東京都千代田区神田淡路町の『ワイルド シングス-地形の魔力』です