ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私の好きな楽曲をご紹介します。
今日は、Kim Carnesの『Bette Davis Eyes』です。
Kim Carnesは、ロスアンジェルス生まれのアメリカ人女性シンガーです。当初はソングライターとして活動していました。1970年代初頭には世界的な人気アイドルDavid Cassidyのために夫Dave Ellingsonとともに曲を書き、Cassidyのワールドツアーには夫とともにオープニングアクトとして参加していました。
1971年には自らが歌った『Nobody Knows』が映画『Vanishing Point』のエンディングテーマとして採用され、サウンドトラック盤に収録されます。同年にリリースしたデビューアルバム『Rest On Me』を皮切りに1979年までに計4枚のアルバムを発表しますが、いずれも不発に終わります。
そんな彼女に転機が訪れたのは1980年。Kenny Rogersの9枚目のスタジオ録音アルバム『Gideon』でデュエットした『Don't Fall In Love With A Dreamer』が全米ヒットチャートで最高4位を記録し、彼女の名前が知れ渡ります。そして同年にリリースした彼女自身の5枚目のスタジオ録音アルバム『Romance Dance』が全米アルバムチャートで最高57位、シングルカットされた『More Love』が全米ヒットチャートで10位まで上るヒットになりました。
翌1981年に6枚目のスタジオ録音アルバム『Mistaken Identity』を発表すると、彼女の音楽史上初で唯一の全米アルバムチャートNO.1となります。『Bette Davis Eyes』は、そのアルバムからのリードシングルで計9週間全米ヒットチャートのトップを飾り、ビルボード誌による同年のNO.1ヒット曲に選ばれました。彼女自身の曲ではなく、Donna WeissとJackie DeShannonによる曲で、Jackie DeShannonも1975年のアルバム『New Arrangement』に収録しています。
余談になりますが、Kim Carnesが4歳の頃に隣に住んでいた幼馴染は、Jackson Browneの盟友でラップスティールギターとフィドルの名手David Lindleyです。
こちらはJackie DeShannonのオリジナルバージョンの音源。Kim Carnesとは全く違ったジャジーなアレンジになっています。
次回は、明日11月25日(金)にスピンオフ編。ビーフカツからも他の食べ物からも離れ、東京都中央区日本橋室町の『天女(まごころ)像』をテーマにします。