スピンオフ編~東京都中央区日本橋室町・10年の歳月を掛けて完成した巨大な像『天女(まごころ)像』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

東京都中央区日本橋室町の

『天女(まごころ)像』です。

 

最寄駅は

東京メトロ銀座線/半蔵門線

『三越前』。

 

駅直結の日本を代表するデパート

『三越日本橋本店』の中にあります。

 

店内中央のアトリウムに設置された

この巨大な像が『天女(まごころ)像』です。

 

台座には右書きの変体仮名混じりで

『ろ女こご天ま』と記されています。

 

『株式会社三越呉服店』の設立50周年を記念し

彫刻家佐藤玄々師に製作を依頼しましたが

製作が進むに連れ師の思い入れが強くなり

完成までに約10年を要してしまいました。

 

その結果

除幕式を迎えたのは

当初予定から6年遅れた

1960(昭和35)年4月になりました。

 

天女が瑞雲に包まれて

花芯に降り立つ姿を表現しています。

 

京都の貴船神社山中の

樹齢約500年の檜が使用され

製作に掛かった費用は

当時の金で1億5000万円と言われています。

 

当時の檜材は

現在でも修復用材料として保存されており

2000(平成12)年の

大々的な修復工事の際にも使われました。

 

三越のお客様に対する基本理念『まごころ』を

天女の微笑みを持って

シンボリックに表現しているそうです。

 

高さ10.9メートル

重さ6.75トン

表面にはメノウなどの宝石が

約1万2000個散りばめられています。

 

巨大な像自体と比較すると

台座が小さいように思えますが

東日本大震災でも損傷を受けませんでした。

 

これは

阪神淡路大震災の後に

建物全体に314個の免振装置を

設置したことが功を奏したとのことです。

 

像の背面には

計48羽の小鳥が彫られています。

 

小鳥たちの舞の中心には

炎に包まれた球体があります。

 

芸術音痴で凡人の私は

『目玉おやじ』かななどと思ってしまいますが

おそらく太陽なのでしょうね。

 

天女を護るが如く羽ばたく鳳凰。

 

鳳凰の上部に取り付けられた

帽子のようなもの

天女の装飾品でしょうか?

 

像の下の方には

天女の左右の足が覗いています

・・・足の指がものすごく長いですね。

 

設置した当初は

悪趣味だと言った声もあったそうですが

60年以上経た現在では

正面玄関のライオン像とともに

『三越日本橋本店』のシンボルになっています。

 

三越日本橋本店

東京都中央区日本橋室町1-4-1

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都23区内某所です。