オンストリート編~東京都千代田区神田神保町『内山書店』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、オンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景などを画像1枚でご紹介します。

 

今日は、東京都千代田区神田神保町の『内山書店』です。『内山書店』は、1917年に内山完造が上海に開いた書店で、日本人、中国人、朝鮮人の区別なく、掛け売りを行う奉仕に徹した営業方針が受け入れられ、1930年代後半には上海で随一の日本書書店に成長します。それとともに『内山書店』は、日中の文化人や文芸愛好家のたまり場となりました。その中には田漢、郁達夫、郭沫若など日本留学経験者も多く含まれていました。

 

第二次世界大戦の終戦により上海から撤退した『内山書店』は、完造の弟が経営していた『東京内山書店』に合流し、1968(昭和43)年に現在地に新社屋を建設した際に書店名を揮毫したのは、上海時代に交流のあった文人で後に中国政府の中枢で活躍した郭沫若でした。日中国交正常化以前にこのようなことが実現したのは、内山完造の人柄によるものだと思います。

 

2022年10月

 

次回は、明日10月29日(土)に番外編。神奈川県茅ヶ崎市の中華『景珍楼 茅ヶ崎店』をテーマにします。