スピンオフ編~荒川区&北区・都内で唯一残る路面電車『都電荒川線の旅(前編)』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は、東京都荒川区&北区の

『都電荒川線の旅(前編)』です。

 

都電荒川線は

荒川区『三ノ輪橋』と新宿区『早稲田』を結ぶ

東京都で唯一の路面電車で

愛称は『東京さくらトラム』。

 

全長12.2㎞、停留所数30

全行程1時間弱で運行されています。

 

もともとこの軌道には

『三ノ輪橋』と『赤羽』を結ぶ都電27系統と

『荒川車庫前』と『早稲田』を結ぶ32系統の

2路線が別個に運行されていました。

 

1967(昭和42)年から都電が相次ぎ廃止され

この2系統も廃止される予定でしたが

路線の9割が専用軌道で

自動車通行への支障が少ないことから

存続が決まりました。

 

最終的には27系統は

一般道を走行していた

『王子駅前』から『赤羽』までは廃止となり

残りの部分と32系統を統合して

荒川線として運行と継続されることになりました。

 

今回は起点の『三ノ輪橋』から

北区の『飛鳥山』までをご紹介します。

 

通勤・通学時間を外しましたので

車内は空いていましたが・・・

 

朝8時半を過ぎるとこのような状態になり

9時過ぎるとほぼ満員になります。

 

『三ノ輪橋』を出発した電車は

『荒川一中前』、『荒川区役所前』と進み

約3分で『荒川二丁目』に到着します。

 

こちらの停留所から徒歩3分の所には

国の重要文化財に指定された

旧三河島汚水処分場喞筒場施設』があり

無料で見学ができます。

 

『荒川二丁目』から2つ目の停留所が『町屋駅前』。

 

こちらの停留所は

京成本線と東京メトロ千代田線の

『町屋』駅と接続しています。

 

『町屋駅前』を出ると

荒川区内は一般道と並走しています。

 

『町屋駅前』から3つ目が『熊野前』
かつてこの辺りには『熊野神社』があり
停留所の名前の由来になっていますが
現在はありません。

 

この停留所は

『日暮里・舎人ライナー』と接続しています。

 

『熊野前』の次は『宮ノ前』。

 

停留所の名前通り

目の前に『尾久八幡神社』があります。

 

『宮ノ前』から2つ目は『荒川遊園地前』。

 

停留所の目の前に

『荒川遊園地』へと続く遊歩道があります。

 

1922(大正11)年開園の老舗遊園地

現在は荒川区立の遊園地で

23区内で唯一の公営遊園地です。

 

園内では32系統の都電の車両が

カフェとして活用されています。

 

『荒川遊園地前』の次は『荒川車庫前』。

 

停留所の名前の通り

都電唯一の車庫が目の前にあります

・・・立ち入りはできません。

 

荒川車庫に併設して『都電おもいで広場』があり

車両2両が展示されています。

 

一般公開は土日祝日のみで

車内に入ることもできます。

 

『荒川車庫前』が荒川区内最後の停留所で

次の『梶原』から北区になります。

 

『梶原』、『栄町』と進み

中間地点の『王子駅前』に到達します。

 

こちらの停留所は

JR京浜東北線、東京メトロ南北線の

『王子』駅と接続しています。

 

停留所の近くには『飛鳥山公園』があり

世界一短い公共交通機関『アスカルゴ』で

公園まで上ることができます。

 

公園内の児童エリアには

1978(昭和53)年まで荒川線を走っていた

6000型が展示されています。

 

『王子駅前』を出た荒川線は

200mほどの短い区間ですが

一般道の明治通りを走行します。

 

これが路線で唯一の

一般道走行区間になります。

 

明治通りと本郷通りの丁字路を越えると

軌道はほぼ直角に右に折れ

再び専用軌道へと入ります。

 

専用軌道に戻った最初の停留所は『飛鳥山』。

 

『飛鳥山』からは

北区内の停留所を2つ通り

豊島区、新宿区を経由し

終点の『早稲田』まで進みます。

 

この続きは明日アップします。

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都台東区東浅草です。