スピンオフ編~東京都江東区亀戸・小さな神社ですが大いに頭を混乱させてくれます『亀戸水神宮』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都江東区亀戸の『亀戸水神宮』です。

 

 

最寄駅は

東武亀戸線『亀戸水神』。

 

 

駅から徒歩2分

変則六叉路の角に建つ

小さな神社です。

 

 

地元の方々は

駅名と同様に『亀戸水神』と呼びますが

正式な社名は『亀戸水神宮』です。

 

詳細な創建年は不明ですが

室町時代の享禄年間(1528~1532年)

この辺りが開村された時に水防のために堤が築かれ

洪水による災害が無いよう

水神を勧請したのが始まりと推測されています。

 

近くにある『亀戸天満宮』が

江戸時代に創建されたものですので

『亀戸水神宮』はそれよりも

古い歴史を持っていることになります。

 

 

鳥居をくぐるとすぐ左手に

『水神森』と刻まれた石碑があります。

 

この辺りは

明治時代末期までは

樹木が鬱蒼と生い茂る森に囲まれ

『水神森』と呼ばれていました。

 

しかし

付近に民家や工場が激増し

樹木が枯死したため

往時の面影は全くなくなりました。

 

社殿は

1945(昭和20)年の大空襲により

大きく被災し荒廃してしまいますが

1960(昭和35)年に

町内の有志などにより再建されました。

 

この石碑は

かつて存在した森を偲び

社殿再建時に建立されたものです。

 

 

石碑の向かい側には

瓢箪の形をくり抜いた

手水岩があります。

 

岩自体は趣のあるものですが

ビニールホースが繋がれた蛇口が

ちょっと興ざめです。

 

 

手水岩のそばに置かれたこの石

木化石でしょうか?

 

 

手水岩の背後にあるこの建物

神楽殿ではないかと推察します。

 

色々なご事情があろうかとは思いますが

もう少し工夫された方が良かったのではと

不信心者が感じました。

 

 

60年前に再建された社殿

こちらはなかなか趣があります。

 

 

経年劣化のためでしょうか

雨樋が大きく傾いているのが

ちょっと心配になります。

 

 

屋根を見上げると

一風変わった瓦が目に入ります。

 

 

『水神宮』と象られた縦長の瓦

これは感動ものです。

 

 

扁額には

『昭和参拾五年』と刻まれていますので

再建当時のものと思われますが

社殿本体と比較すると劣化が少なく

とても良い状態に保たれています。

 

 

こちらは綺麗な朱塗りの三つ巴

社紋なのでしょうか?

 

 

社殿を護るのは一対の狛犬

社殿に向かって右には

玉取りの阿形。

 

 

左側には子取りの吽形

阿吽双方ともにいい表情をしています。

 

 

社殿の脇には

『神苑再建記念碑』

1960年の再建時に建立したもので

揮毫は近くにある『香取神社』の宮司です。

 

『亀戸水神宮』は

『香取神社』の兼務社のようです。

 

 

石碑の隣には

『水神森若人の歌』の歌碑が。

 

♪♪水神森の若者は 

御名を尊び頂いて

明るく清く誠心で

家業に励み誇あり♪♪

 

THE昭和な歌詞ですね

平成、令和の子たちは

歌い継がないかも・・・。

 

3番までありますが割愛します。

 

 

『神苑再建記念碑』の後ろに

象がいました。

 

『水神森若人の歌』で

混乱していた頭の中が

さらなるカオス状態になってしまいました。

 

 

社殿には趣を感じ

とても感動しましたが

神楽殿(?)、歌碑、象などの登場で

この神社をどう受け取ればいいのか

いまだに分かりかねています。

 

亀戸水神宮

東京都江東区亀戸4-11-18

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。今回は、Europeの『The Final Countdown』です。