ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都江東区亀戸の『香取神社』です。
最寄り駅は
JR総武線、東武亀戸線
『亀戸』。
駅から徒歩８分
蔵前橋通りに面して鳥居が立ち
香取神社への参道が続きます。
参道を１００ｍほど進むと
突き当りに
高く聳えるご神木が見えます。
この地は古くは『亀島』と呼ばれ
その名の通り亀の形に似た島でした。
６６５（天智天皇４）年
藤原鎌足が東国下向の際
この亀島に船を寄せて太刀一振を納め
香取神宮から分霊を勧請し
旅の安泰を祈り神徳を仰ぎ奉ったのが
この神社の創建とされています。
拝殿を護る狛犬は
一般的な神社に比べ
かなり前方に設置されています。
拝殿に向かって右側には
玉取りの阿形の狛犬が。
左側の吽形は子取りですが
子は阿形という珍しい形態です。
狛犬の先の左側には手水舎があり
その脇には『亀戸大根之碑』が立っています。
亀戸大根は江戸時代末期に栽培が始まり
この神社の周辺が栽培の中心地でした。
近年の宅地の進展に伴い
大根畑はなくなりましたが
１９９９（平成１１）年に
亀戸大根栽培発祥を記念して
この碑が建立されました。
手水舎の向かいには
明治通りに面した東鳥居があり
東京スカイツリーとの２ショットも見られます。
東鳥居の脇には
４つの末社が鎮座しています。
末社の一つである『稲足神社』には
ユニークな神狐がいます。
右側の神狐は
阿形で子取り。
子狐はじゃれるように
親狐の前脚にかぶりついています。
左側の神狐は
吽形で玉取り。
阿形も吽形も
他の神社の神狐とは比べ物にならないほどの
立派な尾を持っています。
社務所の前には
おみくじの箱が２つあります。
左側は普通のおみくじ
右側は『勝みくじ』になっています。
天慶年間（９３８～９４７年）に
藤原秀郷が当社で平将門討伐の戦勝祈願をし
成就したことから弓矢を奉納し
『勝矢』と命名しました。
このような経緯から
源頼朝や徳川家康などの武将や
武道家から篤い崇敬を受け
武道修行の人々に
祖神として崇められるようになりました。
近年では宮司が『勝矢』にちなみ
祭神を『スポーツ振興の神』とし
テレビのニュース番組でも紹介されたことから
スポーツ関係の参拝者が急増しています。
境内の小石のなかの白い石は
白星、勝星と言われ
縁起の良い石とされています。
白い石を一つ拾い
手水舎で洗い清め
勝運守に入れ気がすると
勝負や受験にご利益があるそうです。
こちらが社殿になります。
現在の社殿は
１９８８（昭和６３）年に造替されたものです。
社殿の脇には
池江璃花子選手の
パワー全開祈念が飾られています。
社殿の右脇には
小さな井戸があり
大黒神と恵比寿神が。
２００３（平成１５）年に
亀戸の地名の由来になった
『亀が井戸』を再興し
併せて二神の石像を祀ったものです。
大黒神と恵比寿神に水掛けをし
自分の痛みのある部分を洗い清めると
神徳を授かり健康になるとのことです。
井戸の近くには
亀の子たわしが置かれていますが
コロナ禍の影響でしょうか
誰も使っていませんでした。
書いていてふと気が付いたのですが
亀戸だから亀の子たわしなのでしょうか？
・・・多分関係ないですね。
社殿の前の左手には
なにやら大きな石があります。
２０１６（平成２８）年に
鎮座１３５０年記念事業の一環として
藤原鎌足の故事に基づき
太刀一振を関して建立されたもので
『勝石』と呼ばれています。
勝石に触れ願いを掛けることにより
勝運、幸運を授かる
パワースポットになっています。
亀戸で寺社と言えば
『亀戸天神社』が有名ですが
香取神社のほうが
１０００年ほど長い歴史を有しています。
不信心者の私は
寺社の建物や彫刻に興味があるだけで
祭神やそのご利益には全く関心がありませんが
信心深い方にとっては
都内でも有数のパワースポットのようです。
香取神社
東京都江東区亀戸３－５７－２２
０３－３６８４－２８１３
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都台東区浅草です。