スピンオフ編~東京都足立区北千住・千住氷川神社シリーズ其之参『千住仲町氷川神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都足立区北千住の千住氷川神社シリーズ第3弾『千住仲町氷川神社』です。

 

 

最寄駅は

JR常磐線、東武スカイツリーライン

東京メトロ日比谷線/千代田線

つくばエクスプレスの『北千住』。

 

 

駅から徒歩10分

『ミリオン通り商店街』にある神社です。

 

延喜年間(901~923)に

現在より南東の牛田の元宮で創建されましたが

1616(元和2)年に現在地に遷座しました。

 

 

一の鳥居をくぐると

正面に拝殿があります。

 

 

社殿を護るのは

対の狛犬。

 

向かって右側には

口を大きく開けた阿形の獅子

江戸流れです。

 

 

左側には

口を閉じた吽形の狛犬が。

 

 

木造の社殿は

なぜか洋風の柵で囲われています。

 

 

賽銭箱の両脇には

階段が設けられいます。

 

一旦履物を脱ぎ

奥に進んでみます。

 

 

再び履物を履き

奥の院に向かいます。

 

 

拝殿と本殿が一体となった

『権現造り』になっています。

 

 

拝殿と本殿を繫ぐ石の間には

猫足型の金灯籠が吊るされ

独特の雰囲気が醸し出されています。

 

もちろん

祭事以外では

一般の人間が石の間に上がることは

許されていません。

 

 

石の間の中央

本殿に向かて左側には

吽形の狛犬が。

 

 

右側には

阿形の獅子

拝殿を護るものよりも小型です。

 

 

本殿は

3枚の観音開きの扉で閉ざされ

内部を拝観することはできません。

 

 

本殿の木鼻は

獅子と獏(・・・ひょっとしたら象?)。

 

 

拝殿の左側には

靖国鳥居を持つ末社があります。

 

 

鳥居の脇には

『関屋天満宮』と彫られて石碑が。

 

 

近くの関屋にあった天満宮ですが

現在地に移された年代は不明です。

 

石碑が1807(文化4)年建立

そう記されていますので

その頃の移転ではないかと推察されます。

 

 

拝殿の右側には

弁財天があります。

 

 

1689(元禄2)年に建てられた

庚申供養塔です。

 

中国から伝来した道教に由来する

庚申信仰に基づいて建てられた石塔で

建立に際し供養を伴ったことから

庚申供養塔と呼ばれています。

 

庚申の本尊は普通は青面金剛であり

弁財天を主尊するものはごく稀

少なくと都内では当社のみだそうです。

 

 

近くにあった池に

雨ざらしで置かれていましたが

30年ほど前に

近隣の有志により境内に移され

溶岩のような岩でできた

祠に納められました。

 

1993(平成5)年に始まった

千住七福神巡りの一社にもなっています。

 

 

移設の際に写し取られた拓本では

弁財天は

右手に剣、左手に宝珠を持ち

頭上には日と月

尊顔の左右には雌雄の鶏

足元には三猿が彫られているのが分かります。

 

 

特別の許可を頂き

供養塔の近くまで行きました。

 

上部に彫られた日と月は

かすかに識別できます。

 

向かって右側が日で

緑の円内に丸い太陽が見えます。

 

左側は月

円の中央に三日月が見えます。

 

 

尊顔の左右には

雌雄の鶏がいる筈ですが

向かって左のものは判別できるものの

右は肉眼では識別できません。


 

下部の三猿は

くっきりと残っています。

 

向かって右から

見ざる、聞かざる、言わざる。

 

 

千住仲町氷川神社境内には

三峰神社や稲荷神社など

見るべきものがまだまだありますが

長くなりますのでここまでにします。

 

千住氷川神社シリーズ

其之壱 千住大川町氷川神社

其之貮 千住本氷川神社

 

千住仲町氷川神社

東京都足立区千住仲町48-2

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、中国遼寧省大連市です。