スピンオフ編~兵庫県神戸市中央区・内部を拝見できないのが心残りの素晴らしい建物『新港貿易会館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、兵庫県神戸市中央区の『新港貿易会館』です。

 

 

最寄駅は

神戸市営地下鉄海岸線

『三宮・花時計前』。

 

 

駅から南に徒歩10分

新港地区にある歴史的建造物です。

 

 

これまでにご紹介した

『神戸税関本関』の東向かい

『KIITO:』の南隣に位置し

古き良き神戸の景観を形成しています。

 

 

1930(昭和5)年

新港・小野浜地区に点在していた

港湾関係者の事務所を集約するため

『新港相互館』として建設されました。

 

 

地上4階、地下1階、塔屋1階

船をイメージした美しいフォルムの建物は

2011(平成23)年に

国の登録有形文化財に指定されています。

 

 

新港貿易会館と改名されるまで

塔屋部分に書かれていた

『SHINKO SOGOKWAN 新港相互館』の文字は

現在は削り取られています。

 

 

外壁はスクラッチタイル張りで

要所要所にアールデコ風の意匠が凝らされ

過剰な装飾はありませんが

昭和初期のモダニズムがよく現れた建物です。

 

 

1階と塔屋に施された

船室にあるような丸窓。

 

1階部分の物には

幾何学図形が施されています。

 

 

塔屋部分の丸窓は

シンメトリーの幾何学模様の

ステインドグラスになっています。

 

 

アールデコ風のアーチ窓

シンプルですがお洒落ですね。

 

 

エントランスにも

様々な意匠が施されています。

 

 

欄間部分にはめ込まれた

長方形のステインドグラス。

 

デザインの意図は不明ですが

私には大海原を航海する

船のように見えました。

 

 

エントランスを両脇から照らす

照明のカバーには

不思議な幾何学図形が。

 

それぞれが

真上から見た船を

デフォルメしたように感じました。

 

 

登録有形文化財に指定された後も

テナントビルとして使用されており

関係者以外は立入禁止になっています。

 

 

エントランスホール左手の

カラフルな扉には

『OPEN』と『・・・TREE CAFE』の文字が見えます。

 

 

建物外部に回ると

店舗のドアのようなものがあります。

 

 

『NOBU’S』という

インテリアや家具の店で

『LITTLE TREE CAFE』というカフェも併設されています。

 

この日は朝早かったため

残念ながら開店前でした。

 

 

関係者の方(?)のサイトで

建物内部の写真を拝見しましたが

とても素晴らしいもので

何とか見せて頂きたいと思いました。

 

次回は

受付が開いている時間に伺い

ダメ元で

見学を申し込んで見るつもりです。

 

新港貿易会館

兵庫県神戸市中央区新港町8-2

 

過去の記事

『神戸税関本関』

『KIITO:』

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都江戸川区平井です。