ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都墨田区向島の『牛嶋神社』をテーマにします。
最寄駅は
東武スカイツリーライン
『とうきょうスカイツリー』。
駅から徒歩５分
隅田川のほとり
『隅田公園』の中にあります。
８６０（貞観２）年
慈覚大師のご神託により創建された
１１６０年の歴史を持つ
由緒ある神社です。
元々は５００ｍほど北にある
弘福寺の近くにありましたが
１９２３（大正１２）年の
関東大震災で罹災した後
墨田堤の拡張に伴い
１９３２（昭和７）年
現在地に移転しました。
正面の鳥居をくぐると
社殿の前にもう一つ
変わった形の鳥居があります。
『三輪鳥居』といい
明神鳥居の両脇に
小規模な２つの鳥居を組み合わせた
珍しい形態の鳥居です。
他の建造物と比較すると
この鳥居だけが新しい感じがします。
実は
２０１８（平成３０）年秋の台風で
古い鳥居が倒壊し
昨年再建されたものなのです。
三輪鳥居の手前には
神楽殿と手水舎があります。
参拝に際しては
まず手水舎で
手と口をすすいで身を清めます
・・・あっ、常識ですね。
総桧権現造りの社殿は
東都屈指の大社殿で
『須佐之男命（すさのおのみこと）』
『天之穂日命（あめのほひのみこと）』
『貞辰親王命（さだときしんのうのみこと）』が
祀られています。
通常
社殿を守るのは
狛犬と獅子ですが
牛嶋神社ではその名の通り
２体の狛牛（神牛）です。
狛牛の奥には
狛犬も置かれていますが
何となく肩身が狭そうです。
社殿の中に入り
参拝することもできます
・・・昇殿参拝の際には
神社の方に声を掛けてください。
社殿内での写真撮影は
許されていますが
ご本殿正面の撮影は
避けてください。
拝殿には
御祭神を守る
一対の獅子頭が置かれています。
なかなかの迫力です。
拝殿には
『須佐之男命厄神退治』という
絵が掲げられています。
葛飾北斎が
１８４７（弘化２）年に
御祭神の須佐之男命をテーマに描いたもので
元々は彩色だったそうです。
三輪鳥居を再びくぐり
左手に向かうと
小さな社のようなものが見えます。
社の中には
赤い前垂れを掛けた
石像が置かれています。
『撫牛』と呼ばれるもので
自分の体の悪い部分と
同じ部分を撫でると
病が治ると言い伝えられています。
私の唯一悪い処は性格なのですが
それは治せないとのことです。
撫牛の後ろには
神輿蔵があります。
木造瓦葺に見えますが
実は鉄筋コンクリート造りで
昭和初期の建物と見られています。
神輿蔵の横には
いくつかの石碑があります。
こちらは江戸落語を中興した
烏亭（立川）焉馬の句碑。
『包丁塚』
包丁塚と言えば
使い終わった包丁を納め
供養する処と思っていました。
しかし、こちらは
包丁に掛かった牛たちを供養するため
食肉加工業や料理業の団体・組合が
１９６２（昭和３７）年に建立したものです
・・・なんで牛塚にしなかったのでしょう。
帰り道は
包丁塚を後にし
東京スカイツリーとの
２ショットが素敵な
東の参道へ出ます。
こちらが
東側の参道の大鳥居。
掲げられた額の題字は
水戸徳川家の血筋を引く政治家
徳川宗敬が政界引退後
神社本庁の統理を努めていた時期の
１９８２（昭和５７）年に書いたものです。
新型コロナウィルスの影響で
開通が遅れている
『すみだリバーウォーク』も
６月１８日には通れるようになるようです。
隅田川を跨ぐ
このボードウィークを歩けば
浅草からも１０分ほどで
牛嶋神社に行けます。
浅草から東京スカイツリーへの道すがらに
是非お立ち寄り頂き
境内に何体の牛がいるのか
お確かめください。
東京都墨田区向島１－４－５
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、アイルランド・コーク市です。