スピンオフ編~兵庫県神戸市兵庫区・かつての栄華を取り戻しつつある庶民の街『新開地』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、兵庫県神戸市兵庫区の『新開地』をテーマにします。

 

 

新開地は

神戸市兵庫区の南部にある地区。

 

第二次世界大戦以前は

映画館・飲食店や

神戸市役所を中心とする

神戸随一の繁華街・オフィス街でした。

 

しかし戦後

長らく米軍に接収されていたため

復興が遅れることになりました。

 

また

隣接する福原遊郭が

売春防止法の施行により消滅したり

テレビの隆盛により

映画が娯楽の主役の座から

転落したことなどに起因し

新開地は

次第に寂れて行きました。

 

 

追い打ちを掛けたのは

1957(昭和32)年に

市役所が三宮に移転したこと。

 

神戸の中心は

三宮に集約され

新開地は衰退の一途を辿りました。

 

 

その後も

近隣の川崎重工業造船所の縮小など

マイナス要因が重なり

街は寂れる一方となりました。

 

復興の兆しが見え始めたのは

1990年代半ば。

 

阪神・淡路大震災復興により

新しいビルが次々と建てられ

市民団体による復興活動とも相まって

徐々に活気を取り戻しました。

 

今回は

そんな新開地の商店街を

山側から海側に散策してみました。

 

まずは

市営地下鉄山手・西神線で

『湊川公園』駅へ。

 

 

地上に出た途端に

気になるものを発見

『人工衛星饅頭』。

 

昼過ぎに着いたのですが

14時開店で

実物を見ることができませんでした。

 

こんな感じのようです。

※画像お借りしました

 

どこが人口衛星か分かりませんが

地元で50年以上も愛されている

隠れた名物だそうです。

 

 

道路を渡り

湊川公園に入ります。

 

4月半ばで

花が咲き誇っていました。

 

 

公園の先には

SHINKAICHIと大きく書かれたアーチが。

 

ここから海側に向けて

全長800mほどの

新開地商店街が始まります。

 

 

一丁目入口付近は

閉店した店もあり

少々活気がありません。

 

 

海側に進むに連れ

昼飲みしている店などもあり

活気づいてきます。

 

こちらは

昨年見つけた雀荘

まだ健在でした。

 

ギャルマージャンが気になり

『雀奴(じゃんぬ)』という店名にも

惹かれました。

 

 

『喜楽館』

新開地に寄席があったとは

知りませんでした。

 

それもそのはず

昨年夏にオープンしたそうです。

 

 

喜楽館の前には

『リオ神戸』ビルが。

 

 

こちらの2階には

私が愛して止まない

『グリル一平』があります。

 

 

こちらのビーフカツは

西元町の『洋食の朝日』

加納町の『グリル末松』とともに

私が勝手に『日本三大ビーフカツ』と

位置付けている絶品です。

 

 

グリル一平から少し進むと

『多聞通り』との交差点に至ります。

 

 

多聞通りを越えると

すぐにアーケードが終わり

街の雰囲気が少し変わります。

 

 

ボートレース場外発売場の

『ボートピア神戸新開地』。

 

 

競艇のポスターが

展示されています。

 

役所広司も遠藤久美子も

若いですね。

 

 

ボートピアの向かいには

大衆演劇の

『新開地劇場』が。

 

観客は

お年寄りが多いのかな

と思いましたら

若い方もたくさん

入場されていました。

 

 

多聞通りの山側に比べると

飲み屋は少なくなりますが

個性的な店が点在しています。

 

こちらは朝10時から飲める

立ち飲み『吉美屋』。

 

 

パ-プルに塗られた店は

その名も『むらさき』。

 

入るのに

勇気が要りますね。

 

 

こちらは

普通の居酒屋ですが

店名が『ふんどし』。

 

店名の由来が

とても気になります。

 

 

このモニュメントBIGMANで

新開地商店街は終わります。

 

男女が向かい合っているオブジェ

すっとそう思い込んでいたのですが

6月27日のブログでも書きました通り

チャップリンだったのです。

 

赤と青のオブジェではなく

間にある空間を

よくご覧ください。

 

 

お洒落な街

三宮や元町と比べると

垢抜けませんが

庶民的な雰囲気が大好きです。

 

Thanks a lot Shin-Kaichi!

 

次回は、明日8月13日(火)に番外編。台湾高雄市の洋食屋『森本日式和風洋食堂』をテーマにします。