スピンオフ編~色濃く残る下町風情を感じて散策『墨東』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、東京都墨田区の『墨東』をテーマにします。

 

 

墨東の『墨』は

隅田川のことです。

 

即ち

隅田川の東

墨田区京島、向島などの

雅称になります。

 

近年

東京スカイツリーが

墨田区の顔になりつつありますが

墨東には

下町風情が今も残っています。

 

今回の散策の出発点は

東武亀戸線の『小村井』駅。

 

 

駅近くにある向島警察署の

脇の道を進みます

・・・ここは『文花』という町名。

 

4~5分歩くと

『十間橋通り』との三叉路に至ります。

 

角には

和モダンな家が。

 

一般の民家で

建築年などの詳細は不明ですが

ハイカラの最先端を行っていたのでしょうね。

 

 

十間橋通りの向かいには

昭和の匂いがする家々が

軒を連ねています。

 

こちらから町名が

『京島』に変わります。

 

 

十間橋通りを左折し

『たから十間橋』の交差点を右折すると

ディープな墨東が始まります。

 

古ぼけた民家と

東京スカイツリーとのツーショット

・・・堪りません。

 

 

少し横道に入ると

無計画に街づくりが成された痕跡を

窺がうことができます。

 

 

棟割長屋で今も健在の

『安食屋豆腐店』。

 

 

突如現れる

『京島南公園』。

 

地元では『マンモス』と呼ばれる

超巨大な滑り台があります。

 

3階建てのビルと

ほぼ同じ高さ

・・・高所恐怖症の私には無理。

 

子供たちが

学校に行っている時間帯であれば

大人でも滑れますよ。

 

 

京島南公園の裏には

『田丸稲荷神社』が。

 

創建年は不明ですが

穀物の神様である

『倉稲魂命(うかのみたまのみこと)』が

祀られています。

 

 

田丸稲荷神社の横には

『下町人情キラキラ橘商店街』が。

 

 

入口近くにある

おでん種の『大黒屋』は

1954(昭和27)年創業

60年以上の歴史を持つ老舗です。

 

 

大黒屋の前には

4年前にオープンした

『ももぱん。』が。

 

 

モチモチの焼きカレーパンが人気で

地元の方だけでなく

遠方からのお客さんも多いそうです。

 

老舗に交じって

ニューカマーが頑張ってると

商店街も活性化しますね。

 

 

『ハト屋パン店』

1912(明治45/大正元)年創業の

カステラとパンのお店。

 

一昨年暮れに

ご主人が他界され

105年の歴史に幕が閉じられました。

 

素朴な味のコッペパンが

とても美味しかったので

非常に残念です。

 

 

キラキラ橘商店街は

300mほどで終わり

『明治通り』に出ます。

 

明治通りを左折すると

東京スカイツリーをバックに

六軒長屋が現れます。

 

何となく

同潤会アパートのような趣ですが

そうではないようです。

 

 

THE昭和な建物が続きます

・・・ここにも東京スカイツリーが。

 

 

400m程進むと

景色は一転します。

 

東京スカイツリーと高層マンション群

墨東の下町の風情は

全くなくなります。

 

 

今回の散策の終点は

京成押上線の『京成曳舟』駅。

 

 

京成曳舟駅を更に進みますと

永井荷風の『墨東奇譚』や

滝田ゆうの漫画『寺島町奇譚』の

舞台である向島界隈に至り

旧玉の井など

古き墨東を感じることができます。

 

この辺りについては

また改めてリポートします。

 

次回は、明日7月5日(金)に番外編。中国広州市にレストラン『緑茵閣』をテーマにします。