スピンオフ編~台湾台中市・彩紅爺爺が一人で色鮮やかにペイントした『彩紅村』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、台湾台中市の『彩紅村』です。

 

台中から行く場合は

まず

台鉄(国鉄)『台中』駅から

区間車(普通列車)で4つ目

所要時間10分強の

『新烏日』駅に行きます。

 

 

駅前のバス停で

56番か655番バスに乗ります。

 

 

台北から行く場合には

高鐵(新幹線)『台北』から

『高鐵台中』駅に行きます

・・・所要時間は約50分。

 

ちなみに

『高鐵台中』駅と『新烏日』駅は

連絡橋で連結していますが

結構な距離があります。

 

 

コンコース階の下にある

バスターミナルの

15番または16番プラットフォームで

26番、70番、99番の

いずれかのバスに乗ります。

 

 

『新烏日』駅からも『高鐵台中』駅からも

乗車時間約10分で

『彩紅眷村』停留所に到着。

 

 

バスを降りると

何やら不思議な光景が

目に入ります。

 

 

さらに近づくと

こんなカラフルな壁に囲まれた家々が

・・・これが『彩紅村』です。

 

 

入口に案内図がありますが

さほど大きな施設ではありません

・・・入場は無料。

 

 

極彩色で描かれた

シュールな画が

壁一面を覆っています。

 

 

中に入ると

通路まで塗りつぶされています。

 

 

一体ここは何なの?

 

少し前までは

バス停と同じように

『彩紅眷村』と呼ばれていました。

 

『眷村』とは軍人の住む地域

かつて数名の老兵が家を建て

暮らしていたそうです。

 

 

21世紀初頭に台中市が

近辺の再開発のため撤去を試みましたが

複雑な利権が絡み手間取りました。

 

2008年には

老兵の一人

広東省生まれの黄永阜さんが

自宅や付近の壁に

突如ペイントを施すようになりました。

 

 

黄さんはその後

空家を次々と購入し

一人で

ユニークな画を描き続けました。

 

 

観光スポットにしようという

意図はなかったようですが

徐々に注目度を高め

最近では年間200万人以上が訪れる

台湾有数の名所になっています。

 

このため台中市は

2018年に公衆トイレを設置するなど

対応に追われているようです。

 

小さな顔出しパネルも用意され

子供たちや若者に

人気を博しています。

 

 

観光客の増加に伴い

土産物屋も開設されています。

 

 

私には

東京の街中で

これをかぶる勇気はないな。

 

 

コーヒーショップもあり

オリジナルのカップで

飲料が提供されています。

 

コーヒー、タピオカティーなど

30圓(約100円)~70圓(約250円)

もちろんカップを持ち帰れます。

 

 

出口近くには

『彩紅爺爺』こと黄さんご本人が

いらっしゃることもあります

御年95歳

カメラを向けるとお茶目なポーズ。

 

 

外に出ると

ヘルメットをかぶり

ギターを持った怪しげな奴が。

 

 

『夢想戦士』

公認なのかどうかは分かりませんが

冗談を言ったり

歌いまくっていました。

 

 

若者に人気があるようで

一緒に写真を撮るのに

行列ができていました。

 

 

台北からも半日ツアーで行ける

不思議な空間

是非ご訪問してみてください。

 

次回は、明日6月11日(火)に番外編。台湾嘉義市の洋食屋『老洋房1931』をテーマにします。