スピンオフ編~台湾新北市・昨年開業したばかりの都市交通『淡海軽軌』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、台湾新北市のLRT『淡海軽軌』です。

 

 

新北市は

台北市と基隆市を取り囲む

台湾第一の都市で

人口は400万人弱。

 

淡水、板橋などの地区は

台北市のベッドタウンとして発展し

一部は台北市に属していましたが

2010年に周辺地区を再編して

台北市から分離し

直轄市に昇格するとともに

新北市と改称されました。

 

今回ご紹介する『淡海軽軌』は

新北市中心部と新興住宅地を結ぶ

次世代型路面電車システムです。

 

起点駅は

MRT淡水信義線

『紅樹林』。

 

台北市中心部からは

30分ほどの乗車になります。

 

 

MRTの改札を抜け

淡水方向に向かうと

淡海軽軌への

矢印があります。

 

 

MRT駅から100m程の処に

『軽軌紅樹林』駅があります。

 

 

ホームは

2階部分にあります。

 

 

『悠遊カード』(IC交通カード)でも乗車できますが

乗車券を購入する場合には

ホームに設置された券売機で。

 

料金は

5㎞まで20圓、5㎞以上25圓

悠遊カード利用の場合は2割引きになります。

 

日本の券売機と比べると

ごつい感じがしますが

これが優れものなのです。

 

 

タッチパネルで

10か国語の表示を

選択することができます。

 

もちろん日本語もありますので

迷うことなく操作できます。

 

不思議に思ったのは

左一番下の『Malaysia』

右一番上にある『Bahasa』。

 

『Bahasa』は

インドネシア語で『言語』を意味します。

 

マレー語とインドネシア語は

ほぼ同じで

アルファベット表記も統一されています。

 

どちらかにして

スペイン語かロシア語を

入れてあげればいいのにと

勝手に思いました。

 

 

ホームには

改札口がありません。

 

乗車用の

カードリーダーライターに

カードをタッチします

・・・乗車券もICカードです。

 

無賃乗車ができる

そう考えるかもしれませんが

ホームには警備員が常駐し

監視しています。

 

不正乗車を見つかると

料金の50倍の罰金を取られます

~最大5000円近くに~

 

 

現在は

新興住宅地の『崁頂』駅に

向かう路線だけですが

今年中には

『淡水漁人碼頭』駅への路線も開業し

淡水観光がとても便利になります。

 

 

紅樹林駅を出発すると

左手に淡水河を見ながら

高架線を走ります。

 

 

車両は

5両編成の連接型。

 

 

自転車を持ち込むこともできます

・・・もちろん車椅子優先ですが。

 

 

『浜海沙崙』駅で

2路線に分岐します。

 

『淡水漁人碼頭』駅へ向かう

直進路線は現在工事中。

 

 

『紅樹林』駅から約30分

終点の『崁頂』駅に到着。

 

 

扉は自動で開きませんので

ボタンを押します。

 

 

降車時は

赤いカードリーダーライターに

カードをタッチします。

 

 

駅の周辺はこんな感じで

まだまだ空地が目立ちますが

これから発展していくのでしょうね。

 

 

淡海軽軌は

メルヘン路線を目指しているようで

各駅のホームには

メルヘンチックな人形が配置され

市民の撮影スポットになっています。

 

 

新北市のLRTは

最終的には6路線60㎞まで

延伸される予定で

台北市近郊の移動が

格段に便利になることが

期待されています。

 

次回は、明日5月28日(火)に番外編。台湾高雄市の食堂『聚堂』をテーマにします。