ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、東京都渋谷区の『ヱビスビール記念館』です。
最寄駅は
ＪＲ山手線、埼京線／東京メトロ日比谷線の
『恵比寿』。
余談ですが
恵比寿駅前広場にある
『ＥＢＩＳＵ ＫＡＮＳＥＩ ＴＯＩＬＥＴ』
ご存知ですか？
ＫＡＮＳＥＩって
閑静、感性、歓声、官製、管制・・・？
どれも違います
ある会社の名前
ネーミングライツなのです。
２０１３（平成２５）年に
世田谷区にある
下水管理清掃機材の商社
『管清工業株式会社』が命名権を買ったそうです。
－閑話休題－
ＪＲ恵比寿駅東口から出て
右方向に進みます。
恵比寿ガーデンプレイスへと続く
スカイウォークに入ります。
動く歩道を
何本か乗り継ぎ
約１０分
恵比寿ガーデンプレイスに到達します。
『ヱビスビール記念館』は
恵比寿三越の裏
三越の地階からも行けます。
入口を入ると
すぐ右手で
金の恵比寿様がお出迎え。
そして
ゴージャスな階段が。
参観は無料ですが
テイスティング付きのガイドツアーも
３０分毎にあります。
ビールが２杯付いて
５００円
未成年者はソフトドリンク付き。
ガイドツアーの申し込みは
ゴージャス階段下の
受付で。
スタートまで時間がある場合には
ミュージアムショップへ。
ジョッキやグラスなど
ここでしか買えないものがズラリ。
・・・貧乏人は何も買いませんでしたが・・・
ツアー開始５分前までには
専用のラウンジに集合します。
展示スペースは
広くありませんが
興味深い物がたくさんあります。
２０世紀初頭には
ビールは高級品で
庶民には高嶺の花だったそうです。
大瓶１本の価格が
かけ蕎麦１０杯に相当したとのこと。
東京の立ち食いそばで換算しても
約３０００円・・・高っ！
明治時代に生まれてなくて
本当によかった
そう思うビール馬鹿でした。
そんな高価なビールの普及に貢献したのが
日本初のビアホール
『恵比寿ビアホール』。
現在の銀座八丁目
天麩羅の『天国』の辺りにあったそうです。
初期のビールの栓は
ワインと同様にコルクでしたが
１９００年代初め頃から
現在のような
金属製の王冠に移行し始めました。
王冠のひだは
いくつあるかご存知ですか？
２１が正解
世界共通です。
丸いものに栓をするには
３の倍数が一番効率よく
瓶の口の直径を考慮すると
２１が最適となりました。
・・・博学のようなふりをしていますが
記念館で教わったことです・・・
第二次世界大戦時は
物資不足により
ビールの製造も統制されました。
ビール会社は
政府主導のもとに
『大日本麦酒株式会社』に統合され
ほぼ専売制になりました。
ラベルの華美さも廃止され
用途別のデザインに。
左から
家庭用、業務用、価格特配。
価格特配は
冠婚葬祭や出征兵士用で
製造数量は限られていたようです。
ガイドツアーは
２０分程で終了。
テイスティングタイムでは
ガイドさんが
美味しいビールの注ぎ方を
教えてくれます。
テイスティングできるのは
普通のヱビスビールと琥珀ヱビスの
２種類。
塩えんどう豆がおつまみ
これ美味しい！
グラスの内側に残った
泡の帯の数＋１で
何口で飲んだか分かるそうです。
私の場合は３口
・・・周りのレディたちに笑われました・・・
もう一つのトリビア
左右ともにヱビスビールのラベルですが
違いが分かりますか？
右の恵比寿様の魚籠には
鯛が入っているのです。
このラベルが貼られているのは
数百本に１本の割合。
数百本の『数』が
いくつなのかは
一部の社員にしか
明かされていないそうです。
２杯で飲み足りない場合には
テイスティングサロンで飲めます。
このお洒落な自販機で
専用のコインを購入し
注文します。
無類のビール好きを自称する割にはビールに関して知らないことが多かったことにショックを受けました。
東京都渋谷区恵比寿４－２０－１ 恵比寿ガーデンプレイス内
03-5423-7255
11:00-19:00
月曜日休館
（祝祭日の場合には開館し、翌火曜日休館）
次回は、明日１１月１６日（金）に番外編。中国大連市の餃子館『百里鮮』をテーマにします。