スピンオフ編~韓国キョンジュ(慶州)市・心が洗われる村の『オクサン・ソウォン(玉山書院)』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

現在、3週間の予定で中国を旅しています。今回は、広州~深圳~厦門~福州~上海。安宿に宿泊しているためインターネット環境は良くありません。『いいね』やコメントバックができないこともありますのでご理解ください。記事は、日本で書き溜めてありますのでいつものように毎日アップされます。

 

本題に入る前に少しだけ近況報告を。

昨日の昼下がりに福州から上海にやってきました。CRH(中国新幹線)で4時間半。上海蟹と1年ぶりのご対面です。

 

 

雄の大一杯で118元(約2000円)。値段も手ごろですが、味も最高でした・・・例年にも増して味噌が濃厚。日本や香港の高級店の上海蟹よりも上海で頂くもののほうが格段に美味です。昔そのことを上海の知人に話したところ、『上海蟹は生命力が旺盛で、かつ悪食。輸送の途中で餌を与えられないと自らの味噌を食べてしまう。だから上海以外の地では味噌が少なくなり美味しくなくなる』とまことしやかに言っていました。

 

 

それでは本題に入ります。

 

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、韓国キョンジュ(慶州)市の『オサン・ソウォン(玉山書院)』です。

 

 

『オサン ソウォン(玉山書院)』は

キョンジュ市の中心から

北に約20㎞

路線バスで1時間強。

 

 

サン・イリ(玉山二里)にある

センシマウ(洗心村)に

位置しています。

 

 

1572年

儒学者イ・オンジョッ(李彦迪)の

没後25年に

彼の学徳を称えるために

建てられた廟。

 

 

2年後の1574年には

朝鮮王朝第14代王ソンジョ(宣祖)より

玉山書院という扁額を下賜されました。

 

李氏朝鮮の書院は

儒学の先賢を祭祀し

儒教的教養を備えた人材養成のための

教育機関の役割を果たしていました。

 

一般的に前方に学問を学ぶ空間

後方に祠を配置する「前学後廟」の構造になっていますが

サン・ソウォンも

正門、楼閣、講堂、祠堂などが

一直線上に建てられています。

 

こちらは正門の

『亦楽門』。

 

 

正門に続くのは

楼閣。

 

 

『無邉楼』の扁額が

掲げられています。

 

 

楼閣の正面には

『玉山書院』の扁額が

掲げられた講堂が。

 

 

講堂の名称は

『求仁堂』。

 

 

求仁堂の左右には

学問の空間である

東斎と西斎が。

 

 

求仁堂の裏手には

イ・オンジョッの位牌が安置されている

祠堂『體仁廟』がありますが

中に入ることはできません。

 

 

體仁廟の左には

儒教の教えが書かれた

碑石を納める

『神道碑閣』が

 

 

 

體仁廟の右には

『経閣』が。

 

 

サン・ソウォンの裏手には

奇岩のテラスが広がっています。

 

 

その先には

小さな清流が流れ

絶好の撮影スポットになっています。

 

 

ラの古い村落

ヤンドン・ミンソンマウ(良洞民俗村)から

バスで30分ほどの処にあります。

 

ちょっとだけ早起きして

キョンジュを出発し

二つのスポットを

一日で巡ることもできます。

 

オクサン・ソウォン

韓国慶尚北道慶州市安康邑玉山里7

(경상북도 경주시 안강읍 옥산리 7)

82-54-779-6105

4~10月 8:00-18:00

11~3月  8:00-17:00

年中無休

 

付録

 

キョンジュで人気のファンムパン

 

 

パンと言うよりは

饅頭

 

 

こし餡

かなり

甘いです

 

 

次回は、明日11月6日(火)に番外編。韓国ソウル市の洋食屋『ユンキョンヤンシタン』をテーマにします。