スピンオフ編~アイルランド キルケニー市・中世の雰囲気を色濃く残す古都『キルケニー』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、アイルランドの『キルケニー』です。

 

 

キルケニーは

首都ダブリンから

南西に約100㎞。

 

中世アイルランドの

中心都市として繁栄し

今なおその雰囲気を色濃く残す古都です。

 

 

ランドマークは

キルケニー城。

 

 

12世紀に建てられた城で

代々バトラー家の居城として

使われてきました。

 

 

17世紀と19世紀に

改築されており

19世紀の改築で

現在のような形になりました。

 

 

城の脇には

ノア川が中世と変わらぬ姿で

ゆったりと流れています。

 

 

街の中心は

ハイ・ストリートから

パーラメント・ストリート。

 

カラフルな

中世の建物が並ぶ

美しい通りです。

 

 

キルケニーの町の名前の語源は

聖カニスの教会を意味する

ゲール語。

 

その聖カニス大聖堂は

パーラメント・ストリートの

突き当りの丘の上にあります。

 

 

現在の大聖堂は

13世紀に建てられてものですが

それ以前にも

この地に教会があったようです。

 

それを裏付けるのが

大聖堂の脇に聳える

ラウンドタワー。

 

11世紀頃に建てられたもので

キルケニーで最も古い建物とされています。

 

 

こちらがラウンドタワーの全貌

高さ約30m。

 

ラウンドタワーは

アイルランドの初期キリスト教会で

鐘楼として建てられたものですが

見張り塔、巡礼者への目印

などの役割も果たしていました。

 

 

聖カニス大聖堂のラウンドタワーは

上まで昇ることができます。

 

ほぼ垂直の階段

かなり怖いです。

 

 

頂上からは

キルケニーの街を

一望することができます。

 

正面に見える尖塔は

ブラック・アビーと呼ばれる

ドミニコ派の修道院です。

 

 

こちらが

ブラック・アビーです。

 

 

聖カニス大聖堂から

街の中心に戻る途中に

ロス・ハウスがあります。

 

 

1594年に

キルケニーの商人

ジョン・ロスが建てたもので

家は庭によって3つのパートに分けられています。

 

こちらは

一番奥の庭に続く門。

 

 

家が坂道に沿って建てられているため

実際には

屋上にある庭です。

 

 

キルケニーと言えば

ビール好きの方には

お馴染みの名前ですね。

 

実は

キルケニーは

アイルランド国外用のブランドなのです。

 

キルケニーの街でビールと言えば

Smithwick

地元の方は

『スミティック』と発音します。

 

前述のロス・ハウスの目の前に

スミティックの歴史と醸造工程が学べる

Smithwick’s Experienceがあります。

 

 

2014年7月にオープンしたもので

最新の技術を駆使した

分かりやすい展示になっています。

 

 

お楽しみは

見学終了後の試飲。

 

6種類のエールが用意され

3種類まで試飲できます。

 

 

アイルランド訛りが強くて

・・・言い訳です・・・

名前を覚えることができませんでした。

 

でも

どれも美味しかったです。

 

 

夕暮れ時になると

街は活気を呈してきます。

 

そこかしこのパブで

ライブが始まります。

 

 

キルケニーの名物パブ

キテラーズ・イン。

 

遺産目当てで

旦那を4人も毒殺した

アリス・キテラーが所有していた家です。

 

 

因縁のある家ですが

今では陽気なパブ。

 

毎晩アイリッシュ・トラッドの

ライブが繰り広げられています。

 

フィドラーのテクには

舌を巻きました。

 

 

日本では

フランスやイタリアに比べ

アイルランドの人気は

今一つですが

素晴らしい国です。

 

次回は、10月16日(火)に番外編。韓国キョンジュ(慶州)市の『ファンナム・ミルミョン』をテーマにします。