ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、東京都台東区浅草の蕎麦処『蕎上人』です。
最寄駅は
都営地下鉄浅草線
『浅草』
浅草と言っても
雷門などの観光スポットからは外れた
駒形橋の近くです
駅から徒歩2分
1989(平成元年)創業の
蕎麦処です
浅草で蕎麦と言うと
『並木藪蕎麦』が有名ですが
私は『蕎上人』派
和モダンな造りですが
そこはかとなく
下町の粋が感じられます
座敷席もあり
その奥には
蕎麦打ち場が
蕎麦自体を楽しむため
たね物は
あまりありません
私自身
普段はたね物を頂きませんが
蕎麦上人では天せいろ
まずは
蕎麦つゆ、薬味、天つゆが
出されます
蕎麦用の薬味は
山葵、大根おろし、葱
この葱が美味しいのです
天麩羅には
大根おろしと塩
・・・塩には私流の別の用途も
蕎麦つゆは
徳利に入っており
蕎麦猪口で好みの量を
辛目ですが
純粋の江戸前ほどは
辛くありません
かえしと出汁の割合が絶妙
蕎麦の風味を存分に味わえる
秀逸な蕎麦つゆです
天盛には活けの有頭車海老が2尾
1尾は天つゆで
もう1尾は塩で頂きます
車海老の頭も
カリカリで美味
こちらは塩で
せいろ登場
芳醇な香り
こしのある二八蕎麦です
量も結構あります
普通の蕎麦屋の
一人前半くらいあるのでは
決して蕎麦通ではないのですが
頂き方に
ちょっとしたこだわりがあります
まずは何も付けずに一口
蕎麦の香りを
楽しみます
次に蕎麦つゆを付けて
勢いよく手繰ります
・・・山葵は蕎麦にのせて
蕎麦が半分ほどになったら
塩を一振りして頂きます
・・・蕎麦の甘みが立ちます
こちらは
夏の人気メニュー
冷し鴨南
蕎麦が見えないほど
敷き詰められた鴨は
柔らかく滋味に富んでいます
濃い目の汁に浮かんだ鴨の脂が
蕎麦に絡み
言葉にならない美味しさです
そば湯の容器も
渋くて
素敵です
とろみの強い蕎麦湯です
開店直後でもこのとろみですので
蕎麦粉を溶かしているのだと思います
個人的には
大量の蕎麦を茹でた結果
とろみのついた蕎麦湯は好きですが
蕎麦粉を溶かしたものには
余り魅力を感じません
この店での唯一の不満です
天せいろ2500円
冷し鴨南1900円
決してお安くはありません
しかし
質、量を考慮すると
価格に対する不満はありません
ごちそうさまでした
東京都台東区駒形2-7-3
03-3841-7856
11:30-14:00 17:00-20:30
月曜日、第2&第4日曜日休み
次回は、明日8月21日(火)に番外編。韓国プサン市の『ポハンテジクッパップ』をテーマにします。