ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、東京都千代田区神田神保町の『ランチョン』です。
最寄駅は、東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線/新宿線の『神保町』。
駅から100m。1909(明治42)年創業の100年以上続くビアホールです。開店当初は店名がなく『西洋料理屋』と呼ばれていたそうですが、後に常連だった音楽大学(現、東京芸術大学)の方が店名が無いのは不便だということで、〝ちょっと気取った昼食″を意味するLuncheonと命名したそうです。
店のシンボルは、このシェフの立像と重厚なショーケース。
店舗は、お洒落な階段を上がった2階にあります。
客層は、中高年が中心ですが、若い方にも結構人気あります。
メニューは、洋食のみ。アイスバインやソーセージなどドイツ料理もありますが、オムライス、ハヤシライス、サンドウィッチなどの食事物もあります。
ビアホールに来たからには、まずビール・・・と言うよりも何処に行ってもビールですが。バイツェン・・・白ビールです。
前菜やらサラダやらを注文するのですが、馬鹿舌が麻痺しないうちにビーフカツを。『仔牛のカツレツ』税別1500円。
価格が変動していることもあります。
仔牛のカツレツですので予想はしていましたが、薄切りの肉を炒め焼したシュニッツェルです。
肉自体は美味しいのですが、薄い!いくら仔牛とは言えもう少し厚切りでもいいのでは?
デミグラスソースは、文句の付けようがありません。甘さ押え目で上品な味です。
ビーフカツはちょっと残念でしたが、大好きな店ランチョンの名誉のために他の料理もご紹介しておきます。その前にビールをアサヒの生に切り替えます・・・やはりヨーロッパ系のビールは、今一つしっくりきません。
オードブルは、サラミとチーズの盛り合わせ。メニューには『サラミとQBBチーズ』と書かれています。塩味薄目のサラミとチーズをクラッカーに乗せて頂くとビールが進みます。
オードブル2品目は、ニシンのマリネ。昔、フィンランドのヘルシンキにあるレニングラード・カウボーイズ(世界的に人気のあったフィンランド出身のロックバンド)のリーダーが経営しているレストランで頂き腹痛を起こして以来、トラウマになっている料理です・・・腹は丈夫なほうで海外で腹痛を起こしたのは、これが最初で最後ですが。
恐る恐る口にしてみましたが、美味かったです。これでトラウマは解消されたと思います。
次はサラダ。『イタリアンサラダ』と名付けられたこのサラダ、嬉しいことに私の天敵『胡瓜』が入っていません。
ドレッシングが掛かっているのですが、テーブル備え付けの自家製トマトドレッシング(色味はニンジンのようですが)を掛けるとさらに美味しくなります。
キャベツ重ね焼き。キャベツ、挽肉、ベーコン、ほうれん草、チーズ。上品な味のコンソメに浮かんだこの料理、本当に美味しいんです。
最後は、エビクリームコロッケ。サクと揚げられており、敷き詰められたトマトソースとの相性が抜群です。
ベシャメルソースがもう少滑らかだともっと美味しくなると思います。
建物は様変わりしていますが
町の雰囲気は変わっていない
神保町界隈
ランチョンの他にも
美味しい店がたくさんあります。
ご馳走さまでした。
東京都千代田区神田神保町1-6
03-3233-0866
月~金 11:30-21:30
土 11:30-20:30
日祝休み
次回は、明日8月20日(月)に番外編。ビーフカツから離れ東京都台東区の蕎麦処『蕎上人』をテーマにします。