スピンオフ編~中国広州市・『沙面』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

現在神戸でビフ活中です。毎日動きまわっていることに加え、ホテルのWiFiのスピードが極端に遅いため皆さんのブログに思うようにアクセスできない状況にあります。23日(金)に帰京しますが、それまでは『いいね』やコメントバックが十分にできないこともありますのでお許し頂きますようお願い致します。神戸のビフカツについては追々アップします。

 

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、中国広州市の『沙面』です。

 

沙面は

中国広州市にある

東西900m、南北300mの

小さな人口の島です。

 

 

1842年

アヘン戦争に勝利した英国は

清国に広州を開港させたものの

反英運動に妨げられ

居留地を設置することができませんでした。

 

アロー戦争終結後の1859年

戦勝の余勢を駆った英仏両国が

珠江に面した川砂の堆積地に

埋め立て工事を始め

1862年に竣工し『沙面』と称しました。

 

長崎の出島と同じように

運河により

広州の町とは切り離されています。

 

 

島の西側4/5を英国が

残りをフランスが租界とし

西洋風の町を建設しました。

 

 

広州市街と

英国租界、フランス租界を結ぶ橋は

それぞれ一本づつでしたが

現在では車も通行できる橋も架かっています。

 

でも

この小さな橋から入るのが

お薦めです。

 

 

橋を渡ると

対岸の広州の下町とは

雰囲気の異なる別世界が。

 

かつては

欧米列強や日本の領事館や企業が

進出していました。

 

 

島の中央を東西に走る

沙面大街は

プロムナードを配した美しい通りです。

 

 

沙面大街の左右には

コロニアル風の建物が

軒を連ねています。

 

 

ここは本当に中国?

眼を疑ってしまう

欧風の町並みが続きます。

 

 

こちらは

日本が運営していた

台湾銀行の跡地です。

 

入口の上に

『行銀湾臺 Bank of Taiwan Ltd.』

そう書かれたものが残っています。

 

 

大きくはありませんが

美しい教会もあります。

 

 

モニュメントもいくつかありますが

これは後付けですね。

 

 

こちらは

私の広州での定宿

『勝利賓館別館(東楼)』です。

 

 

租界時代の建物を利用していますが

レセプションは

何となく中国風です。

 

 

こんな施設もあります。

『広州外事博物館』。

旧フランス領事館を利用したもので

沙面の歴史などが展示されています。

 

 

珠江沿いには

遊歩道が走り

市民の憩いの場となっています。

 

 

遊歩道には

アヘン戦争で使われた

大砲が何門か陳列されています。

 

 

小さな島ですが

飲食店は充実しています。

こちらは『蘭桂坊』。

 

 

早朝から

お粥や点心を

頂くことができます。

 

 

スターバックスも

租界時代の建物。

 

 

夜はライトアップされ

さらにお洒落になります。

 

 

私が大好きなのは

『緑島屋』。

『勝利賓館本館(西楼)』にある

広東料理屋です。

 

 

でも

いつも注文するのは

焼うどん。

 

醤油味の

和と中華のフュージョン

たまらなく美味いのです。

 

 

香港に行かれる方は

たくさんいらっしゃいますが

広州へ行かれる方は少ないと思います。

 

香港よりも

安くて美味しい料理があります。

今年の秋もまた行きます!

 

次回は、明日3月23日(金)に番外編。中国上海市の『千里香餛飩王』をテーマにします。