スピンオフ編~ロシア サンクトペテルブルク市・『ペトロパブロフスク要塞』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、ロシア・サンクトペテルブルク市の『ペトロパブロフスク要塞』です。

 

1703年5月

ロシア帝国のピョートル大帝は

当時強国であったスウェーデンからの侵略に備え

サンクトペテルブルクのネヴァ川に浮かぶ

ザーイエッツ(うさぎ)島と呼ばれる小島に

ペトロパブロフスク要塞の建設を始めました。

 

これを機に

サンクトペテルブルクは

現在のような繁栄を遂げることとなりました。

 

 

現在では

サンクトペテルブルグ観光の

ハイライトの一つになっています。

 

最寄駅は

メトロ2号線の『ゴーリコフスカヤ』。

 

 

6番または40番の

トラムで行くこともできます。

 

 

ちなみに

サンクトペテルブルクの地下鉄は

モスクワ同様にかなり深い所を走っています。

 

駅にもよりますが

こんなに長いエスカレータを

2、3回乗り換えないと

ホームにたどり着きません。

 

 

ゴーリコフスカヤ駅から

徒歩5分程度で

東側の入口

イオアンノフ門に到着します。

 

要塞内への入場は無料です。

 

 

イオアンノフ門をくぐると

もう一つ門が現れます。

ペトロフ門です。

 

 

ペトロフ門を入ると

要塞の中とは思えない

美しい並木道が続きます。

 

 

途中左側にあるのが

ピョートル大帝像です。

 

 

この銅像の右斜め前に

ペトロパブロフスク聖堂があります。

 

 

鐘楼の高さは122m

尖塔の先には

十字架を持つ天使の像が立っています。

 

 

内部は

大理石の柱や

クリスタルのシャンデリアで飾られ

荘厳そのものです。

 

 

天井は

淡いグリーンが基調です。

 

 

祭壇には

金箔の塑像が配置され

色彩の渦の中にいるようです。

一瞬タイの寺院にいるのではないかと

錯覚してしまします。

 

 

ペトロパブロフスク聖堂には

ピョートル大帝以後の

歴代の皇帝が埋葬されています。

 

ちなみに

帝政ロシア最後の皇帝ニコライ2世は

革命軍によりシベリアに流され

処刑されたその亡骸が

ペトロパブロフスク聖堂に埋葬されたのは

1998年7月になってからです。

 

 

19世紀に入ると

スウェーデンの脅威が低下したため

要塞としての役割を終え

政治犯収容所として使われるようになりました。

 

 

帝政ロシア時代には

バクーニン、ドストエフスキー、レーニンらが

ロシア革命後は

失脚したロシア帝国議会議員などが

収容されていました。

 

現在では

監獄跡は一般公開されています。

 

独房は意外と広く

居住性は悪くなさそうです。

でも冬は耐え切れない寒さだったと思います。

私は入りたくありません。

 

 

ちょっと不気味な

展示方法ですね。

 

 

監獄の裏には

ネヴァ川に面した

小さな砂浜があります。

対岸には

エルミタージュ美術館を望めます。

 

 

.東西600m、南北300mの小島ですが

聖堂、監獄の他にも

歴史博物館、建設博物館

造幣局、印刷所など

興味深い施設がたくさんあります。

少なくとも半日は掛けて

ゆっくり回られることを勧めます。

 

付録

ネフスキー大通りに面した

紅楼酒家で頂いた焼きそばです。

味付け、麺、炒め方

全てNGでした。

 

 

次回は、明日3月13日(火)に番外編。韓国コンジュ(公州)市のソモリクッパッの名店『イハ』をテーマにします。