スピンオフ編~韓国・『郷校(ヒャンギョ)』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、韓国の『郷校(ヒャンギョ)』です。

 

韓国各地に

『郷校(ヒャンギョ)』と呼ばれる施設が

存在しています。

 

郷校は

孔子廟(文廟)とそれに付属した教育機関で

高麗から李朝の時代に

群や県などの行政単位ごとに

1校ずつ設立されていました。

 

両班(ヤンバン)や郷吏の子弟を収容し

エリート官僚選抜試験『科挙』に向け

儒学などを教育していました。

 

1894年に科挙制度が廃止されると

教育機関としての機能はほとんど失われましたが

現在でも各地に残っています。

 

ここでは

私が訪れた郷校をいくつかご紹介します。

 

まずは

プサンの東莱(トンネ)から

 

地下鉄1号線の

『ミョンニュン(明倫)』駅から徒歩5分程度。

攀化楼』と書かれた門が入口です。

 

 

『明倫堂』

学を講じる建物で

どこの郷校にもあります。

 

 

ちょっと一息

トンネハメパジョンの

パジョン(葱チジミ)です。

 

先代のハメ(おばあちゃん)のパジョンは

絶品でしたが

今は・・・

 

 

次は

クァンジュ(光州)です。

 

地下鉄1号線の

『クンナロ4ガ(錦南路4街)』駅から徒歩15分

光州公園の近くにあります。

 

 

現在でも

光州儒教大学の講義室として使われています。

 

 

ヒュゲシカン(休憩時間)イニダ。

光州のジャンクフード

サムットゥンギです。

 

 

閑話休題

コンジュ(公州)の郷校です。

市の中心部から徒歩30分

一般公開はされていません。

 

 

門扉の隙間から覗いて見ました。

正面に立派な『明倫堂』があります。

 

 

有形文化財第75号と書かれた

石碑があります。

 

 

一休み

町で知り合いになった

作曲家の先生から頂いた

抹茶味の御煎餅です。

 

 

本題に戻ります。

プヨ(扶余)の郷校

こちらも非公開です。

 

 

塀越しに覗いて見ました。

出歯亀みたいですね。

・・・死語!・・・

 

何の建物かは分かりませんが

新しそうです。

 

 

Let's have a break!

市場ではアジュマ(おばちゃん)が

よもぎ餅を作っていました。

 

 

今度は

チョンジュ(全州)の郷校です。

チョンジュ随一の観光地

ハノンマウ(韓屋村)の片隅にあります。

 

 

立派な大成殿があります。

大成殿は孔子廟(文廟)の正殿です。

 

ちなみに右側の二人は

コスプレ少女です。

ハノンマウにはたくさんいます。

 

 

大成殿の中には

孔子の肖像画があります。

 

 

またまた休憩です。

町で見かけた摩訶不思議な飲み物。

カラフルなスムージー『トネイド(トルネード)』です。

5000ウォン(約500円)

 

 

最後はテグ(大邱)です

地下鉄3号線の

『コンドゥバウィ』駅から徒歩5分。

 

 

私が訪れた中では

最も規模の大きい郷校です。

 

 

明倫堂もかなりの大きさです。

 

 

庭には

孔子像が立っています。

 

 

建物の一部は

コミュニティの文化活動の利用されています。

この日は習字のサークルがあったようです。

 

 

This is the final break.

郷校のボランティアガイドさんが

お土産をくれました。

何でこれなのでしょう?

 

 

キリスト教徒が大半の韓国ですが

地下鉄やバスの中で

若者が老人に席を譲るなど

儒教の教えが今だに根付いています。

郷校の影響もあるのでしょうね。

 

郷校は

観光スポットではありませんので

ガイドブックや観光地図に

載っていないこともあります。

 

街の方に

『アンニョンハセヨ!ヒャンギョヌン オディエヨ?』

(こんにちは!郷校はどこですか?)

尋ねながら探しあてるのも旅の醍醐味。

 

次回は、明日1月30日(火)に番外編。韓国テジョン(大田)市の『グクスナム』をテーマにします。