ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、京都市の『圓通寺』です。
京都には
数多の寺がありますが
私が最も好きなのは
大悲山圓通寺です。
数えたことはありませんが
１００回は参拝していると思います。
最寄駅は
叡山電車（叡電）の
『木野』か『京都精華大前』
どちらから歩いても２５分程度掛かります。
しかし
私がお薦めするのは
地下鉄烏丸線『北山』駅から。
徒歩３０分以上掛かり
後半にかなり急な坂があります。
それを上がり切った処にある
切通しが何とも言えないのです。
後水尾上皇の幡枝離宮の後に
１６７８（延宝６）年に創建された
臨済宗妙心寺派の禅寺です。
詳細は
ご住職の美声で録音された
説明が流れますので
それをご参照ください。
正直申しまして
私は仏像や絵画に余り興味がありません。
興味があるのは庭です。
圓通寺の庭は
京都でも数少なくなった
借景庭園です
初めて参拝した時
比叡山の正面を背景とする
雄大な景観に衝撃を受けました。
借景が壮大なためでしょうか
前庭はさほど広く感じません。
しかし約４００坪あります。
１３２０㎡、我家の１０倍以上の面積です。
生垣は
山茶花など５０手ほどの植物で
構成する混垣です。
所々に
杉や檜が
生垣を分断しているのも
珍しい作りです。
借景庭園は
自然との融合ですので
日々一刻
風景が変化します。
この日は曇天
叡山は全く見えません。
しばらくすると
雲が流れ始め
麓がうっすらと見えてきました。
更に時が経つと、
麓が少し鮮明になってきました、
まだ山頂は見えませんが
稜線がはっきりと
見え始めました。
待つこと２時間
叡山の全貌が見えました。
この日はこれが限界。
何故この庭にこんなに惹かれるのだろう
真面目に考えたことがあります。
結論は出ませんでした。
でもある日
難しいことを考えずに
自分も借景の一部になり
庭のパーツとして
時を共有すればいいのでは
そう考えたら
それまで以上に魅力的な
時間を過ごせるようになりました。
今では
私のヒーリングスポットです。
京都府京都市左京区岩倉幡枝町389
075-781-1875
10:00-16:30
原則年中参拝可
おまけです
新京極『音羽』の稲荷寿司
本当に上品な味です
次回は、明日２月１６日（金）に番外編。中国大連市の『霊芝妹子』をテーマにします。