ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。2016年7月にこのブログを始めましたが、半年ほどほとんどアクセスがありませんでした。そんな頃にご紹介した店で皆さんに是非知って頂きたい名店がいくつかありますので、時々リライトしています。
今回は、東京都品川区の『グリルエフ』をリライトします。
JR『五反田駅』東口から徒歩1分、路地の奥に佇む1950(昭和25)年創業の老舗洋食屋です。70年近い歴史がありますが、煉瓦造りの外観はほぼ創業当時のままとのことです。
ブラウンを基調にした欧風の店内は、老舗の風格が漂っています。
カウンターやキッチンは、歴史の重みを感じさせるものです。
二階には座敷もあります。そういえば昔の下町の洋食屋にはこんな部屋がある店が結構ありました。
ほぼレアに揚げられた肉は、適度な噛み応えを残しつつ、ジューシーで美味です。創業以来継ぎ足し続けているデミグラスソースは漆黒に近く、甘さ控えめのほろ苦さが特徴です。賛否両論あるようです。私は『賛』に回ります。
次は、仔牛のカツレツ。表面積は余り変わりませんが、肉が薄切りであることから120g程度でしょうか。少々ボリューム感に欠けます。
ミディアムに揚げられた肉は、いわゆる牛臭さがなく淡泊な味です。どちらにするか、これもプロコンです。あなたはどちらを?私は、断然ヒレ肉のビーフカツレツを選びます。仔牛のカツレツは、私には少々上品過ぎるようです。
店の人気メニューのオムレツ(税込・単品1300円)。今時のフワトロではなく昔風のオムレツです。私は、こういうのが好きです。
もう一つの人気メニューがタンシチュー。不味い訳ではないのですが、私の好みではありません。
五反田という猥雑な場所で70年間営業されていることに敬意を表します。こういう昔ながらの洋食屋がいつまでも変わらずに存在することを願います。
ごちそうさまでした。
東京都品川区東五反田1-13-9
03-3441-2902
11:00-14:30 17:00-21:00
日曜日・祝日休み
次回は、明日3月5日(月)にスピンオフ編。ビーフカツからもその他の食べ物からも離れ、韓国チネ(鎮海)の『チネ桜祭り』をテーマにします。